阪神淡路大震災と熊本地震の揺れを再現する構造検討

2017年06月7日

熊本地震木構造01
 

阪神淡路大震災と熊本地震の揺れ
を再現する構造検討

新築住宅計画「ぐるっと回れる家」の構造設計を担当
頂いている宮崎さんに、解析ソフトを使った、本件の
構造検討をご説明頂きました。場所は、施工担当の
中山建設ショールーム。

宮崎さんの検討では、1995年阪神淡路大震災と
2016年熊本地震の揺れをPC画面上で再現。
3次元動画モデルが揺れ、弱い部分が一目瞭然です。

揺れによる不具合や倒壊の可能性をシミュレートして
いることが分かりました。両者とも同じ最大震度7を
記録していますが、強さでなく揺れ方に違いがあります。
阪神淡路型ではそれほど変形せずでしたが、なんと
熊本型では大きく変形し入力したモデルが倒壊しました。

初期構造案では、主に耐力を担う壁配置バランスの悪さが
明確でした。弱点を補う修正を重ね、実施設計の最終案
としています。