「新型車両」で従来型スケッチ?!

2015年02月18日

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東京~長野を結ぶ今までの長野新幹線が
金沢まで延長し、一ケ月後には、
新しく北陸新幹線が開業。
新型車両が、既にお目見えしてます。

急きょ決まった長野出張。
特に意識なく乗場に来ると、目前に新型が!
~神々しい。
なんだか、とてもワクワクしますね。

もしかすると、その気持ちの高ぶりが
影響したかもしれません。
構想中マンションリフォームの新たなアイディア
に気が付き、持参の道具をバッグから取り出す。

トレーシングペーパー、
使い慣れたシャーペンに、消しゴム、
そして、得意の水性マジックペン。
慣れ親しんだ道具で、グリグリ描きました。

PCや携帯機器が出回って久しいですが、
初期のアイディア出しでは、僕は未だに
この従来型スケッチが一番早くて、
頭も良く動くようです。

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ところで。。

日帰りだった出張。帰りは旧車両でした。
なぜか妙に安心感があります。笑
リラックス必至の車中で、
とっても寛ぎたい僕が用意したのは。。

地ビールの「善光寺浪漫」

定番?ナス&野沢菜の「おやき」

どうしても食べたかったものは、
これも、スケッチ同様「従来型」でした。笑

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企業イメージディレクション提案 ~アウトドア・サイン計画~

2015年02月15日

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◆アウトドア・サイン計画

 

企業イメージディレクション提案

木造住宅を中心に、木の魅力を活かした家づくりを追求し
続ける、株式会社 中山建設様から、オフィス兼作業場環境
全体の、再生計画をご依頼頂きました。
いつでも来客を迎えられる安全で心地良い空間。何より
働く職人の皆さまが気持ちよく作業出来て笑顔になれる空間。
特に子供たちが、ものづくりを楽しみ、何度も遊びに来たく
なるようなワクワクする空間。多くのテーマを社員の皆さま
と共有し、企業イメージディレクション(企業の目指す方針)
を共に育て、デザイン提案するプロジェクトです。

アウトドア・サイン計画は、並行して進めるアウトドア・
スタジオ構想
など全体再生計画で最初に着手する予定の提案。
道路に面するエッジとなる部分、まさに顔となる場所に
設置する、縦横3mのウッドフェンス状の屋外看板です。

大きさがかもしだす高揚感。スクエアなプロポーションによる
チャーミングなイメージ。全体計画のほんの一部ですが、
来客の期待感を受け止め、各施設へ自然に誘導案内するだけ
でなく、今後の中山建設様イメージを先導するサインと考えて
います。

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全体計画のイメージ模型
上が既存オフィス兼作業場。右側をワークショップの出来る
ショールームとして環境を整えつつ、L字型にアウトドア・
サインを配置しています。

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◆現地調査の様子。
ガーデンプランナー草のよしだや吉田龍さん、
中山建設中山周平社長と共に、周辺との取り合い、周囲から
の見え方など、風情や寸法を共有することが出来ました。

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◆アウトドア・サイン概略図(数案の1つ)

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◆中山建設様ショールームでのプレゼンテーションの様子。
関係者皆さまにお集まり頂き、アウトドア・サインを含めた
全体構想をプレゼンテーションさせて頂きました。
たくさんのヒントが得られた良い機会でした。

 

IOCカタログ掲載。

2015年02月14日

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インテリア建材の開発・輸入・販売を行う
IOC(アイオーシー株式会社)
2015-2016年カタログ。

古川都市建築計画+STYLE 設計の
「むかえる家」
アメリカンホワイトアッシュホワイトオイル
床材の採用事例として、紹介されています。

光栄なことです。
関係の皆さま、ありがとうございました。
日々さらに精進して参ります。

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藍染の「法被」

2015年01月31日

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工事費算出の打合せのため、
夜遅く、有限会社STYLEさんを訪ねました。

偶然、出来たてで、届いたばかりの
オリジナル法被(はっぴ)を見せて頂くことに。。

藍染の深いブルーに、晴れやかな白いラインが
くっきり浮かび上がり、とても印象的です。

腰の部分中央に、良く見ると「大工」という
文字が入っていること。
大紋(だいもん)と呼ばれる
背中の円模様「喜」は、以前に所属した
大切な社名の一字であることを、
お話し頂きました。

模様は、身につける方の名刺のようであり、
本来その本人や関係者でなければ、
羽織ることが出来ない強さがあります。
歴史に刻まれた意味やメッセージが、
法被の力強いデザインになっているんですね。
 

以前に設計した住宅を視察してまわりました。

2015年01月27日

 
設計中の個人住宅「遠くを望む家」施主ご家族と一緒に
以前に設計した住宅を視察してまわりました。

主旨は「外壁仕上げ」のイメージ共有。
カタログや写真、小さなサンプルを眺めて検討するより
実物を見た方が早いということで、お時間を頂きました。

マイカーにご同乗頂き、AM10時スタート。
途中ランチ休憩(ご馳走して頂きありがとうございます!)
をとりつつ、横浜市内4つの住宅をまわり、
PM16時終了。
車中では、各建物設計時のエピソードや、
外壁仕上げを決めた経緯などもお話できて良かったです。

嬉しかったことは、
3つの住まいで、実際に暮らして頂いている皆さまに
お会いし、皆で直接お話が出来たことです。
見ず知らずのお施主様同士でお話する、とても貴重な
機会だったと思いました。
皆さま、本当にありがとうございました。

※お知らせ
本プロジェクトのご紹介は、今後のプライバシー保護等
の都合により、今回をもって終了となります。引き続き、
お住まいの実現に向かい、さらに邁進して参ります。
 

◆「小さな広場の家」視察。ガルバリウム鋼板 ホワイト色。
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◆「洗たく屋さんの家」視察。ガルバリウム鋼板 ダークブラウン色。
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◆「ウッドフェンスの家」視察。ガルバリウム鋼板 ホワイトグレー色。
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◆「ハマ大工の家」視察。ジョリパット吹付け ベージュ色。
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新築住宅「遠くを望む家」 現地打合せ。

2014年12月26日

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前面道路から2.7m上がった既存住宅(右)を建て替えます。
鉄筋コンクリート地下車庫の上に木造住宅を計画。
RC+木造による混構造の住宅となります。高低差のある
横浜に、大変多いケースの敷地形状を活かした設計です。

 

実施設計中の新築住宅「遠くを望む家」。

施主ご家族+STYLE田代さん+古川で現地集合。
実施設計に必要な、敷地の細かな状況を一緒に
確認致しました。

道路境界のヨウ壁寸法、隣地との境界壁形状など、
視察しながら同時にメモ。
採寸などもお手伝い頂きました。

その後、設計に活かすポイントなど、
皆でそのまま現地打合せ。ざっくばらんに
考えや意見が出し合えたので、とても良い機会でした。
ありがとうございました。

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リフォーム住宅「縁側サロンのある家」 基本設計。

2014年12月25日

 
リフォーム住宅「縁側サロンのある家」。

築34年(1980年竣工)木造2階建て一戸建て住宅の
リフォーム計画です。地域の子供たちや親しい方々の
来客が多いお住まい。玄関近くの一室を、屋内外が
連続する縁側のようなサロンとして、気軽に来客を
お迎えできるスペースに修繕。将来は車椅子介助なども
対応する主寝室になる計画です。新しい形のバリアフリー
提案となります。

住宅リフォーム基本設計とは?

◆背景
住まいの劣化、ご家族の独立による暮らし方の変化、
今後の暮らしにおけるバリヤフリー化など、
緊急性はないのだけれど、リフォームによって
安心で快適な住まいになったら嬉しい!
と誰もが考えるのですが、その一歩が中々
踏み出せないのが現状です。

◆そこで、
ざっくり、ご家族と共にリフォーム案を考え、図面化。
ざっくり、工事費や工事期間などを算出。
それが、「リフォーム基本設計」です。
実際に着手する前の検討材料となりますので、
お身内と相談したり、生活設計等のきっかけとして、
ご好評頂いております。
実例も、紹介出来ますので、気軽にご相談下さい。 
古川達也

◆縁側サロンのある家「基本設計」資料が概ね完成。
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◆工事費概算の算出のため、今回はSTYLE 田代さんと現地訪問。
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スケッチから建築へ

2014年12月2日

 
私の設計は、殆どの場合スケッチからはじまります。

スケッチは、
間取り構成からはじまることが多いですが、
断面構成や、部分詳細からはじまることもあります。
屋内をイメージしながら、同時進行で
町に対する全体の佇まいを、描くこともあります。

どこに行く時も、だいたい持ち歩いている
私の定番スケッチブックに、
ちょうど一年前の12月、
むかえる家」のファーストスケッチを描いています。

一年後の現在、
竣工した建築と比較すると、
細かなところは、たくさん進化していますが、
始めから、全く変わっていない部分があることも
みてとれ、検討の軌跡がとても良く分かります。
クライアントと何を共有し、
何を思い描き、何が実現したのか。
 

本日また、未来へ新たなスケッチを始めました。
 

◆昨年12月「むかえる家」ファーストスケッチ。
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◆最終的イメージのスケッチを、新幹線車両内で描く。
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◆「むかえる家」竣工写真。
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展示用ミニチュア家具模型の製作。

2014年11月19日

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縁あって、展示用のミニチュア家具模型を製作することに。

普段の設計実務において、
クライアントや関係者の方々などに、
設計の方針や、空間イメージを伝えたりするために
模型をつくる機会は多いです。

ただ一方で、
私の場合、制作する模型は、あくまで何もないところから、
新たなモノを生み出す時に手を動かすことが多く、
設計者として、既にあるものを、ミニチュア模型として
精度よく再現することは、機会としてまれです。

まずは、製作する実物家具を、ショールームで実際に
触れて、よく観察するところから。。
そして、対象家具の大きさ等がわかる図面を頂きました。

再現サイズは。縮尺1/50で、かなり小さめ。
そのままを模型にしようとすると、かえって
上手く特徴が表現出来ないため、
部分的に簡略化したり、誇張して表現したりする
バランス感覚が大切です。

ミリ単位の寸法や、工夫あるプロポーションを、
頭と身体で感じる良い機会となり、
かなり勉強になりました。
自身の設計活動にも、いつか活きてくるように思います。

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奥のダイニングセット、ソファ、コーヒーテーブルが対象。
色や素材感の特徴をつかみ、模型としての表現を模索。

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頂いた図面と、撮ってきた写真を確認。各部のデフォルメに
によって、小さな模型で表現出来る魅力を整理。

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ソファは、2mmのスチレンボードのみで製作。
山吹色の実物に対し、ゴールド色のスプレーにより
小さくした際に、色と素材感が伝わることに気が付き採用。

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ダイニングチェアは、スノーマットを切り出して製作。

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全体を3つのパーツで構成すると、実物の特徴に近いと
分かり採用。いくつか試作することでバランスを決定。
小さくても曲面であることが分かるよう、
背板のカーブを実際より誇張することにしました。

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並べたり集めたりしながら、家具相互の密度感や
テイストのバランスを検討。

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こげ茶色のダイニングチェアは、実物と同じ色だと
ブラック色に見えてしまい重いので、少し明るめの
ブラウン色を採用。

位置を決め、扱いやすいよう市販のメッシュ板
に家具を固定。完成です!

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屋外活動スペース提案 ~アウトドア・スタジオ(仮)~

2014年10月13日

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◆仮称:アウトドアスタジオ
 

仮称:アウトドア・スタジオは、
2m前後の高さとなるウッドフェンスで囲まれた、
シンプルなウッドデッキスペースです。

ウッドフェンスは、
周囲の目印となる看板的風情であると同時に、
既存のキウイやツル植物がからみながら、来訪者を導き、
奥でくるりと四周を程よく囲む構成となります。

場所は、横浜市都筑区の市街化調整区域。
楽しく快適な木の家づくりを目指す
中山建設様、敷地内リニューアル依頼による提案の一部です。

遠方から来られるお客様駐車スペースを確保。
待合やリラックスした時間を過ごすことが出来る
屋外のポケットパークや、住まいの中庭のような空間。

広々ウッドベンチ、ジャンボテーブル、ピザ窯なども設置予定。
リビングのように見立てることも、
バーベキューテラスのように見立てることも出来る空間です。

来客をお迎えするイベントや状況に合わせ、
持ち込む小物やクッションなどのアイテムを変え、
公園のようにも居室のようにも盆栽カフェのようにも
仕立てることが出来るフレキシブルな空間として構想しています。

敷地内外の人々による、活動拠点としてのアウトドア・スタジオ。
実現に向け、中山建設皆さまと共に詳細検討を重ね、
今後まだまだ進化する予定です。

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◆敷地の地形や植生などを活かした構成を目指しています。

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◆工場スペースと距離を保ち、小さなお子様の安全を確保。

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◆既存施設との関連性や連続性をさらに検討していきます。
道路に面しL形に配置するアウトドアサイン計画(屋外看板)
は、具体的に先行して着手予定。

※調査計画協力:佐藤舞奈