土地探しからの新築戸建て住宅計画

2015年12月3日

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土地探しからの新築戸建て住宅計画のご依頼。
施主ご主人自ら、お知り合いより土地をいくつかご紹介頂き
土地購入を検討されている過程で、お声かけ頂きました。

通勤通学に無理がなく知り合いがご近所の環境が理想。
出来るだけ平屋に近いかたちで大らかに住みたい。
所有する車バイクを身近に感じながら暮らしたい。
大きくは以上、住まいへの思いを伺いました。

敷地の寸法や方角、制約など情報収集しつつ、
フェイスブックメッセージでのざっくばらんなやりとり
の中で、希望の要素をヒアリング。
ざっと盛り込んだ簡単な間取り図やラフスケッチを描く
こと等で、互いに問題を共有します。
おそらく、話しだけの意見交換より、イメージが膨らむの
ではないかと思っています。

もちろん案はまだまだ具体的でなく、
課題もあるのですが、施主ご主人はこの段階で
土地購入を決断されたと、嬉しいご連絡がありました。
より具体的な計画に着手して参ります。
よろしくお願い致します!

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いつも持ち歩くスケッチブックに、ファーストスケッチ。
今後まだまだ進化させていきます。

「緑景の家」最後の3者打合せ

2015年12月1日

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月末に竣工を予定している「緑景の家」では、
施主・施工・設計3者による最後の現場打ち合わせとなりました。

主に造り付け家具の方針を、寸法や使い勝手を一つ一つ確認。
施主ご夫妻で、好みに少し違いがあった屋内仕上げの色なども
最終決定の場面を迎え、議論に熱が入りました。
悩んだ末の方針決定です。きっと素敵な仕上げになります。

屋外ではモルタル下地が完了し、
いよいよ仕上げの吹き付け工程に入ります。
これも、ご夫妻が拘った印象的な色合いになる予定。
楽しみです。

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完成間近「縁側サロン」

2015年11月15日

 

外構計画に着手しました

リフォーム住宅「縁側サロンのある家」では、

建物本体の屋内造作工事が大詰めです。

「縁側サロン」の床・壁・天井が仕上り、

造り付けの書棚を調整中。

完成形が見えてきました。

関係の皆さま、あと少しです。よろしくお願い致します!
 

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「永く楽しむ家」 改築における基礎工事。

2015年11月14日

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◆土間コンクリート打設前の状況(撮影:飯島建設 竹内氏)
 

「永く楽しむ家」は、基礎工事の工程。

既存の基礎補強として、屋内側地面が露出している部分に
土間コンクリートを打設し強度を高める、
改築ならではの工程といえます。

湿気が上がらないよう地面に防湿シートを敷き込んだ上に、
鉄筋を配します。アンカーにより既存の立上がり(布基礎)
にしっかり緊結することで、基礎全体を一体とする方法を
採用しています。

コンクリートの打設が終了。施主・施工・設計の3者で、
きれいに打ち上がった土間コンクリートを確認。
しっかりした足元が確保され安心しました。

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屋内床下となる土間コンクリートの上は、各設備配管の
ルートになります。ガスの床下配管ルートなど、仕上がる
と隠れてしまう部分の打ち合わせが、しっかり出来ました。
また、居間の床に設けるガス取出し口は、実物サンプル
を使って検討させて頂くなど、
関係の皆さま、様々事前準備ありがとうございました。

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ユニバーサルデザインの外構計画を目指して。@縁側サロンのある家

2015年11月1日

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外構計画に着手
 
現場進行中「縁側サロンのある家」では、
住まいのまわり、庭やアプローチなど、
敷地内の外構計画を行い、
可能な工夫をしていくことになりました。
街と住まいのあいだ。街と住まいを繋ぐ場所。
ご夫妻のライフワークや、多くの来客を招かれる
「縁側サロン」との連携が、一番のテーマです。

もともと草花や木々を愛される、施主ご夫妻の
お住まい。キーワードは「用と景の庭」。そして
お年寄りや小さな子供たちなど、訪れる誰もが
自身の興味や心身の状況に応じて、出来るだけ
楽しめる「ユニバーサルデザイン※」が目標です。

近隣との間合い、季節を感じる風情など、
愛でる楽しさはもちろんのこと、
食したり香りを楽しんだりするなど、
暮らしの一部として、敷地全体を楽しく
活用するイメージです。

暮らしと植物とのかかわりを大事にされている
草のよしだや」吉田ご夫妻にお声かけし、
外構計画及び造園工事をお願いすることになりました。
施主ご夫妻と一緒に、現地視察と意見交換ができ、
イメージが、かなりつかめたように思います。
 

※ユニバーサルデザインとは
年齢や性別、障害の有無や能力差などを問わずに利用
できることを目指した建築(設備)・製品・情報などの
設計(デザイン)のことです。
似ている概念として、バリヤフリーデザインは、弱者に
とって不便なところを解消する考えによるものですが、
ユニバーサルデザインは、始めから出来るだけ全ての
皆さまが利活用出来るよう目指す意志が表現された
デザインです。
例えば、公園に階段があったとします。車椅子の方が
自走出来ず近くに後からスロープを設けたとして、
これはバリヤフリーデザインです。しかし公園の
園路全体が、始めから弱者が登れない階段など無く、
全て緩やかで起伏に富み、皆が楽しく利用出来る
スロープで出来ていたなら、どんなに素敵だろう
と考えを巡らせること。これがユニバーサルデザイン
だと考えます。
 

◆ユニバーサルデザインの7原則

1.どんな人でも公平に使えること。
 (公平な利用)
2.使う上での柔軟性があること。
 (利用における柔軟性)
3.使い方が簡単で自明であること。
 (単純で直感的な利用)
4.必要な情報がすぐに分かること。
 (認知できる情報)
5.うっかりミスを許容できること。
 (失敗に対する寛大さ)
6.身体への過度な負担を必要としないこと。
 (少ない身体的な努力)
7.利用に十分な寸法と空間が確保されていること。
 (接近や利用の寸法と空間)

参照:The Center for Universal Design,
NC State University より

 

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工事中の縁側サロン屋内から、愛でる庭の特徴を検証。

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実のなる木々は活かし、日本古来から親しんできた
和ハーブも楽しめそうです。
この日は、庭で採れた柚子を頂きました。
家族の強い希望?で柚子風呂を満喫。とても良い香り!
さらに良いアイディアが浮かんじゃうかも。笑
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「永く楽しむ家」 改築における土工事。

2015年10月20日

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◆手押し車の往復ルートを確保しながら、土を排出。

「永く楽しむ家」現場は、コンクリート土間基礎工事に
先立ち、屋内側既存の土をすき取り運び出しています。

ゴロゴロ出てくる石とともに、土を手作業で運び出す作業。
新築工事と決定的に違う点は、
作業車両や機械が持ち込めないところ。
ほぼ全て手作業で土を掘り、手押し車(通称:ねこ)で
往復し、排出を繰り返す。

近日着手の土間コンクリート配筋作業に備え、
基礎底の状態や基礎の構成にかかわる重要な工程。
よろしくお願い致します。

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「縁側サロンのある家」 屋内造作現場打合せ。

2015年10月19日

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「縁側サロンのある家」では、
施主・施工・設計の3者で屋内造作の現場打合せ。

例えば「縁側サロン」窓際の造作では、現場進行中に
うまれてきた施主ご夫妻の書棚イメージを、
古川が簡単に図面化。
現場の窓に貼り情報が皆で共有できるよう工夫頂いてます。
施工担当者による、図面への手描き書き込みは、
さらに現場修正を重ねた記録。

また、耐力壁にかかわる既設のキッチン本体は
一端撤去し、耐力壁の下地を施工後、再び元の位置に
戻し調整中です。施主のイメージを大工さんが
ダンボール板にスケッチすることで、情報共有。

着実に工程を前に進めるには、対話が必須。
そして、やはり口頭でなく、図面やスケッチによる
目に見える形の情報共有が大切だと
改めて感じます。

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◆キッチンや、各部収納スペースの棚形状など、
 施主ご夫妻が、要望やイメージを大工さんに
 伝えている様子。
 

「緑景の家」屋内造作の打合せ

2015年10月15日

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新築住宅「緑景の家」。

施主ご家族、施工、設計で現場に集合。
現場の作業休憩時間に、皆で屋内造作の打合せをしました。
床・壁・天井の下地が概ね仕上がり、屋内のイメージが
出来るようになってきたところで、
各部の仕上げ素材や色など、サンプルを使って
皆で確認する主旨です。

本件で採用するシステムキッチンなどの設備機器も、
最終確認出来たので、ひと安心。
特に、この日は住まいの中心となる、リビングまわりの
オリジナル造作家具や階段など意見交換しました。
目指すイメージが、皆で共有出来たので良かったです。
ありがとうございました。

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「永く楽しむ家」 解体作業の終了

2015年10月7日

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◆床・壁・天井が解体され、長い間隠れていた主要構造の状況
 が明確となりました。
 

震災再生リフォーム住宅「永く楽しむ家」。

解体作業がほぼ終了し、隠れていた部分を皆で確認するため
施主・施工・設計の3者で集合。
選択肢がひろい屋内外の仕上げ素材や色なども、色々な
立場や見方で話をしながら決めるという主旨もありました。

打合せに先立って、既に現場監督の飯島建設竹内さんより
施工図を頂いてました。
乗り越えるべき課題や問題が共有でき検討内容が一目瞭然、
明快な手描きの施工図です。
現場に向かう新幹線車中で、頂いた施工図を再度確認させて
頂きました。現場で話したいことも、しっかりイメージ
でき心強いです。

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◆施工図確認 @新幹線はくたか

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◆施主ご夫妻とサンプル確認。

現場を皆で確認。
温存する部分や、一時撤去し最終的に戻す考えの部分など
全て解体する作業に比べ、手順が複雑で、時間もかかる
作業であったことが、ひしひしと伝わってきます。
下地となる構造部分の確認が出来たことにより、
設計時の方針で、屋内外各仕上げが概ね予定通りの仕様で
進められそうです。

現場監督竹内さんによる、事前の施工図作成、
全ての検討用建材サンプル・色見本の持参、打合せ手順の
メモ用意。打合せでは、そのメモの上に決定事項を議事録
としてしっかり記録。全て順良く進めて頂きました。

私自身、横浜からの遠方現場監理。この日も
打合せ時間が少しでも無駄になることがないよう、
施主ご夫妻のご協力、飯島建設大久保さん、宮入さんにも
各場面サポート頂きました。

皆さまありがとうございました!

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◆竹内さん打合せ記録の様子。

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◆施主ご主人と古川で、既存柱の欠損・不備状況を確認。
 飯島建設大久保さんよりご提案のあった、構造補強方針
 をお話することが出来ました。(飯島建設宮入さん撮影)

 

「緑景の家」中間検査終了から下地関連工事へ

2015年09月29日

 

新築住宅「緑景の家」の現場は中間地点。

指定確認検査機関(本件は湘南建築センター)による、
中間検査が無事終了し、屋内外とも下地関連の工事が
はじまりました。
各種設備配管、防水工事など、建物が仕上がってしまうと
ほぼ見えなくなってしまう部分でありながら、
実は、建物の機能・性能を担うとても大切な工程です。

ところで、現場監理では、設計監理者として、
施工過程を現場で直接確認させて頂く機会でもあります。
例えば、同様の素材や技術を必要とする部分でも、
職人さんの個性により、進め方も違うことに気が付きます。

何度同じような場面に立ち合っても、新しい発見があり、
それも建築の魅力の一つではないかと思っています。
大なり小なりハイテクノロジーに支えられる建築ですが、
やはり人間が創るのだ。ということを都度実感し
ワクワクします。

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◆中間検査申請書の作成

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◆中間検査。検査員が現地入りし直に検査します。合格しなければ
 現場は次の工程に進めません。(撮影:中山建設中山さん)

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◆中間検査合格証を無事受領。施主ご家族に良い報告ができます!

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◆給排気菅の位置を皆で確認。外壁を貫通するので、出来るだけ
 構造耐力の影響が少ない設置であることがポイントです。

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◆躯体の内側に貼る気密シートの施工途中。室内の湿気を
 躯体内に入れず、躯体内結露を防ぐことが目的なので、重ねしろ
 など、工程に注意し隙間なく貼ることが求められます。

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◆躯体の外側に貼る透湿防水シートの施工。外側からの水の進入は
 とめるが、躯体内の湿気は外に逃がす性質のシートなので、
 そのメカニズムをよく理解して設置することが求められます。