阪神淡路大震災と熊本地震の揺れを再現する構造検討

2017年06月7日

熊本地震木構造01
 

阪神淡路大震災と熊本地震の揺れ
を再現する構造検討

新築住宅計画「ぐるっと回れる家」の構造設計を担当
頂いている宮崎さんに、解析ソフトを使った、本件の
構造検討をご説明頂きました。場所は、施工担当の
中山建設ショールーム。

宮崎さんの検討では、1995年阪神淡路大震災と
2016年熊本地震の揺れをPC画面上で再現。
3次元動画モデルが揺れ、弱い部分が一目瞭然です。

揺れによる不具合や倒壊の可能性をシミュレートして
いることが分かりました。両者とも同じ最大震度7を
記録していますが、強さでなく揺れ方に違いがあります。
阪神淡路型ではそれほど変形せずでしたが、なんと
熊本型では大きく変形し入力したモデルが倒壊しました。

初期構造案では、主に耐力を担う壁配置バランスの悪さが
明確でした。弱点を補う修正を重ね、実施設計の最終案
としています。

 

実施設計中の打合せ@施主ご自宅

2017年02月25日

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実施設計中の打合せ@施主ご自宅

実施設計の途中、屋内外における主要な仕様の方向性や
ともなう工事費について、関係者皆で情報共有したり、
代案を検討したりする打合せは、とても大事です。
また、ご自宅にお伺いして打合せを行うことも
よくあります。
今ある家具・家電などの様子やライフスタイルを皆で
確認出来るので安心、何よりお子様の様子も暮らしぶり
のまま感じることができ気付きも多いです。

新築住宅計画「ぐるっと回れる家」は実施設計の
中盤。模型と図面をみながらの意見交換は、
真剣かつ緊張感がともないます。一方、たまたま
子供たちのリクエストがあり、私が紙とハサミを使い
模型に合う人間とワンちゃんを、その場で作ることに
なりました。すると、なぜか負けじと子供たちの創造が
始まることに。。なかなかの腕前です。
あらためて確信しました。
新居は、子供たちの創造をとめない自由な空間にしたい。

最後は庭で恐竜を飼うイメージへ到達。
木の葉が恐竜に食べられている様子に脱帽
&笑わせてもらいました^^
子供の想像力は無限大、そして子供たちは
打合せの緊張を和らげる、大事なムードメーカーでした。
3人の子供たちに感謝。ありがとう!

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◆なんと、庭で恐竜を飼っているイメージ!
 木の葉が恐竜に食べられている!!!笑

 

『柱梁の構造を表現した模型』実施設計へ

2016年12月26日

 

『柱梁の構造を表現した模型』実施設計へ

設計時に製作しているイメージ模型。
私の場合イメージ模型は、設計の比較的早い段階で、
手を動かしながら、目指すイメージを模索するための
表現手段。プロジェクトの性格に合わせ、部分や全体など
様々な大きさで製作しています。

横浜市の新築住宅計画『ぐるっと回れる家』では、
施主ご夫妻が思い描いた自由度の高い住空間を実現する
構造が重要となったため、柱・梁の構造を部分的に表現
した模型を製作しました。2世帯住宅として比較的
多人数の家族構成。互いの気配を身近に感じながら、
様々な間合いと居心地を生み出すため、あえて住まいの
中心に階段を配置。上下の交流と共に、周りをぐるっと
回れる空間としてます。
間取りを限定する壁を、極力なくしたワンルーム空間。
構造である柱や梁を適宜現しとすることで、それらを
たよりに、ハンモックを楽しんだり、カーテンや家具等
で間仕切り、住みながら居場所をカスタマイズ出来る
考え方です。

つまり、ご家族のライフスタイルを支える柱・梁が
どの位置にあり、どのように体験されるか、風情や
雰囲気が皆で共有出来るよう工夫した模型といえます。
本件は、この模型の確認をもって基本設計が終了。
実施設計に入りました。温まった空気が上昇する性質を
利用した自然換気システムを取り入れる予定ですが、
設備と構造検討の連携・打合せにも、分かり易い
この模型が大変役立っています。

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◆階段で上下に視線や気配が繋がる魅力や、現しの
 柱・梁の風情を、施主ご家族と共有する。

ぐるっと回れる家003
ぐるっと回れる家002
◆勾配屋根を支える梁と、居室の関係が明確に分かる。

ぐるっと回れる家004
◆ご家族が楽しみにしている屋外テラス。
 屋内階段-居間-テラス-庭、の関係がよく分かる。

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◆構造検討の打合せに模型を持参。関係者に様々な視点
 でみて頂くことで、貴重な意見も頂きました。

 

『ぐるっと回れる家』概要

母+夫婦+3人の子供たちが住まう2世帯住宅。
1階は母の寝室と居間。2階は家族の成長に合わせて
間仕切ることが可能なワンルームです。階段を中心に
ぐるっと回れる空間で自由度とゆとりを生み出します。

建物用途:2世帯住宅
構造規模:木造2階建て
敷地面積:205㎡(62坪)
建築面積:73㎡(22坪)
延床面積:137㎡(41坪)
所在地:横浜市

設計:古川都市建築計画一級建築士事務所 古川達也

 

地鎮祭 @心地よい風と緑のある家

2016年11月10日

 

地鎮祭 @心地よい風と緑のある家

「地鎮祭」は、土地の神を鎮め、土地を利用させて頂く許しと、
工事の無事を祈る伝統的な儀式です。
工事の規模、地域、慣習の違いによって、とり行いの有無や
進め方も様々ですが、施主ご家族をはじめ、
工事関係の皆さまや近隣の皆さまが、互いに顔を合わせ、
ご挨拶出来ます良い機会ともいえます。

実施設計の終盤。建築確認申請に向けた申請資料作成に
入った新築住宅計画「心地よい風と緑のある家」の
地鎮祭に、出席させて頂きました。
神主さまのアドバイスから、敷地のなかでも、新築予定の
ちょうど建物中央に定められた祭場は、神様が南を向くことが
出来る配置。私たちは北を向きます。

晴れた秋空の下。太陽の方角をより強く意識し
あらためて土地と静かな対話が出来たように感じました。

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撮影:中山建設
 

『家具・小物を表現した模型』実施設計へ

2016年10月30日

 

『家具・小物を表現した模型』実施設計へ

設計時に製作しているイメージ模型。
私の場合イメージ模型は、設計の比較的早い段階で、
手を動かしながら、目指すイメージを模索するための
表現手段。プロジェクトの性格に合わせ、部分や全体など
様々な大きさで製作しています。

川崎市の新築住宅計画『心地よい風と緑のある家』では、
具体的な家具・小物等を表現した模型を製作しました。
実は、設計を始める前から、施主ご夫妻の具体的な居場所
イメージが比較的明確でした。玄関土間と繋がる子供たち
の空間は置き家具や建具等で、融通のきく多目的空間と
したい。居間は座ってくつろぐ時に感じる高い天井、
バルコニーを介して緑景が常に見渡せる。バルコニーには
椅子テーブルを置いて目前の緑を楽しみながら
気軽に食事をしたい。キッチン近くには子供が勉強したり
家事や書きものが出来るコーナーが欲しい、等々。

つまりご家族にとって、建物の色・形よりも、暮らしの
中でやってみたい諸活動が、ちゃんと出来る空間であるか
が最重要課題でした。従って、この住まいの模型では、
家具・小物や植栽などを入れることで、具体的所作や
活動が、鮮明にイメージ出来るよう工夫しています。
本件は、この模型の確認をもって基本設計から
実施設計へ以降。設備や構造検討などの連携・打合せにも
分かり易いこの模型が大活躍です。関係の皆さまに
空間の具体的利活用を知って頂き、各々必要な調整を
ご提案頂ける効果も感じています。

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心地よい風と緑のある家002
◆製作途中(下)の状況と比較。家具等を入れた模型
(上)では各所で出来る所作が、より想像出来ます。

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◆道路側住まいの正面。日々の行来で目にする家庭菜園
 が楽しい。

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◆実際には体験出来ない上空からの視点。施主ご家族と
 共に緑地と向き合うバルコニーを、強く意識しました。

 

『心地よい風と緑のある家』概要

豊かな緑地帯に面した静かな住環境です。1階は広い
土間と繋がる多目的なスペース。客室や寝室として活用
します。2階は屋根形状を活かした伸びやかな居間。
どこにいても風がぬけ、緑が楽しめる住まいです。

建物用途:住宅
構造規模:木造2階建て
敷地面積:149㎡(45坪)
建築面積:62㎡(19坪)
延床面積:104㎡(31坪)
所在地:川崎市

設計:古川都市建築計画一級建築士事務所 古川達也

 

建材フェアを見学 @木造住宅の家づくり

2016年10月23日

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建材フェアを見学 @木造住宅の家づくり

一般に建材フェアとは、建材の販売店や、実際の工事で採用
する地域の工務店を対象に、新建材や注目素材、発売前の
実験的な商品など、展示公開する見本市といえます。
採用を検討している商品の詳細などを間近で確認出来る
貴重な機会なので、時々出掛けて行きます。

建築板金工事の株式会社高木 佐藤さんのご案内。
場所は、東京ビッグサイト(東京国際展示場)です。
中山建設 中山さんと一緒に、2016月星建材フェアー※
を見学しました。

実施設計中の新築住宅計画「心地よい風と緑のある家」
の外壁仕上げで採用検討中の金属サイディング実物
サンプルを、直接確認することが最大の目的です。
会場内にMAX寸法の8mで展示された、採用予定の
ガルバリウム鋼板製金属サイディング(アイジー工業
ガルブライトJフッ素)を発見。中山さんと共に、
風合いやおさまりなど、しっかり確認できました。
イメージ通りです。

広い会場内、折角の機会です。
様々な商品展示を見て回りました。是非使ってみたい商品
多数で、とても見応えがあり勉強になりました。
高木さんありがとうございました。

※月星商事 http://www.tsukiboshi-shoji.co.jp/

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◆高さ方向最大寸法の8mで再現された金属サイディング
 仕上げのタワー。アイジー工業:ガルブライトJフッ素

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◆様々な商品展示を見学。是非使ってみたい商品多数。

 

実施設計で必要な敷地の採寸 @木造住宅の家づくり

2016年10月2日

 

実施設計で必要な敷地の採寸 @木造住宅の家づくり

家づくりに向けた基本的な方向性を決める「基本設計」。
建設に向けた詳細をつめる設計が「実施設計」です。
基本設計に必要な敷地形状は、土地の大きさや方角、
地盤レベルなど、測量図によってかなり網羅できますが、
実施設計では、敷地境界にある塀の仕様や大きさ、
道路からの給排水引込の有無や位置等々、測量図にない
多くの情報が必要になります。
不足情報は、どうするのか?
敷地に足を運び自ら調査採寸です。
時間のかかる、地道な情報収集が、ほぼ全ての設計者の
日常であることは、一般に意外と知られていない
ことかもしれません。

同時期の実施設計となりました、
新築ショーホーム計画「クラフトマンの家」では、
敷地際の擁壁高さをメジャーで採寸。実はこのメジャーは
常に持ち歩いています。
新築住宅計画「心地よい風と緑のある家」では、
施工担当の中山建設 中山さんにご協力頂き、測量図で
追い切れていなかった、土地の傾きや隣地の地盤レベルなど
を専門の計器で測定して頂きました。

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◆古川による、メジャーを使った現地擁壁採寸の様子。
 (撮影:中山建設)

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◆中山建設 中山さんによる、計器を使った地盤レベル測定。

 

照明アイディア打合せ

2016年03月21日

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新築住宅計画「中庭ガレージの家
照明アイディア打合せを行いました。
場所は有限会社STYLEです。

照明デザイナー久保隆文さんの声掛けで
関係者集合。
久保さんのアイディアスケッチと
お持ち頂いた、照明器具の実物サンプル
などを前に皆で意見交換しました。

本件は、構造と意匠と照明が
互いになくてはならない関係として
丁寧に調整しあい空間化すること
を重視した住まいとなります。
 

さて、(仮称)中庭ガレージの家は
基本設計がまとまり、明確に
中庭&ガレージを軸とした計画として
実施設計に入る段階となりました。

中庭ガレージの家
楽しみです!

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「雪深い町の家」 模型製作と実施設計の図渡し

2015年12月10日

 
新築住宅計画「雪深い町の家」。

実施設計が一端終了し、1回目の工事費見積り算出となりました。
今回施工予定の、黒姫ホームサービス様は、施主ご主人のお知り合い。
建設地の都合や積雪のある地域性等を、熟知されています。
皆で膝を突き合わせ、それぞれの立場で内容精査頂く
大変良い機会と考えてます。

施主・施工・設計の3者が、設計内容の魅力や課題、内外空間
イメージ等を共有できるよう、縮尺1/50の模型を製作しました。
具体的な仕上げイメージが伝達出来る、良いスケールと言えます。
見積りに向けた「図渡し」打合せ日に合わせて着手。
概ねの骨格は1日、家具や仕上げ等詳細を1日、計2日の工程です。

そして、模型持参で現地入り。
3者の中心?に模型をおき、スムーズに打合せが出来たと思います。
図面の補足として模型確認。
模型の補足として現地確認。
3者行動を共にし、じっくり打合せ出来ました。
ありがとうございました。

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◆模型の製作過程。外壁の一部に木板仕上げを採用するため、
色合いや隣り合う素材との関係が具体的に議論できるよう、
密度を上げて表現。

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◆図渡し&直接の打合せのため現地入り。最寄りのJR黒姫駅へは、
在来線しなの鉄道に乗車で向かいます。
流石、雪国! 乗降時に車両内が冷えないよう、扉が手動です。

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◆3者打合せ。机に模型を置き、図面と見比べられる状況。

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◆3者で敷地視察。屋根からの落雪状況を想定し意見交換。
 

新築住宅「雪深い町の家」 薪ストーブ検討。

2015年09月22日

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新築住宅「雪深い町の家」。
実施設計に入り、より具体的な問題や課題に向き合い
進めています。薪ストーブの検討も、そのひとつ。

建物正面の地上階部分、
「サンルームと縁側と風除室」を兼ねた空間に
施主のご要望でもある、調度いい薪ストーブを、設置
したいと考えています。

薪ストーブをご専門に扱う、DLDの中村さんが、
事務所を訪ねて下さいました。
建築本体で必要な備えや、煙突設置における注意点、
薪ストーブそのものの種類や各特徴など、
幅広くご指導頂きました。ありがとうございます。

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