木馬のレイズドベッド @馬の博物館ユニバーサルデザイン

2016年05月12日

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根岸森林公園となりの「馬の博物館」前、
レンガタイル敷きの正面アプローチに
馬の形をした木製の花壇が置いてあります。

親子の馬が、
それぞれにお花を背負って会話をしているようです。
微笑ましい、素朴なオブジェ。
レイズドベッド※として
とても丁寧に作られています。

地面に育つ草花を少し上にあげ
様々な人々が、気軽に観察したり香りを楽しんだり
楽しみの幅を広げていると言えます。
嬉しいですね。

※レイズドベッド:
一般に、レンガや石で囲い床面を高くした花壇のこと。
腰をかがめず手が届くこと、例えば車椅子利用の方も
観賞したり手入れしたり出来ることを意図しています。
小さなお子様からご高齢者など、出来るだけ多くの方が、
草花や菜園を楽しめるよう配慮した
ユニバ-サルデザインの考え方と言えます。

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年末年始は12/26から1/3までお休みさせて頂きます。

2015年12月24日

 

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根岸森林公園の不思議オブジェ。

スケールレスで、彫刻のような、建物のような?フォルム。
実は、水飲み場です。
どなたがデザインされたのか、存じ上げないのですが、
公園に通う方であれば、一度は利用したことがあるはずです。

近付くと、その形状に優しい工夫があることに気が付く。
柱状の天端は、荷物が置けて便利。
互いに寄り添う六角柱の角は、四角より鋭利さがなくソフト。
安全性への配慮が感じられ、親しみがわきます。
六角柱の一番小さい部分は、
おそらく小さな子供たちの踏み台として、考えられています。
抽象性と具象性が程良く共存。
活用に幅があり、ユーモアもあって、嫌味がない。
とても参考になります。
日ごろ何気なく訪れ、何気なく見ている風景にも
まだまだ我々ものづくりのヒントが隠れていると思うと
嬉しい。ワクワクしますね。

年末年始は、12/26から1/3までお休みさせて頂きます。
古川都市建築計画は、来年も横浜を拠点に、
より魅力ある空間設計を目指して参ります。
皆さま良いお年をお迎え下さい。

古川達也

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