ショーホーム+飲食店計画『クラフトマンの家』 竣工

2019年04月30日

 

『 クラフトマンの家 』
 

<建築概要>
木の魅力を活かしたモノ・コトづくりに取組む職人さんの住まい(カフェ併設のショーホーム)です。1階は材料・道具・作品などの倉庫。2階は居住空間をテーマに、ライフスタイルを提案するスペース。カフェは目前の畑で収穫された有機野菜等を使ったメニュー。畑を眺めながら心地良く食事出来ます。地盤を掘り下げ1階を半地下空間としつつ、残土を建物前面でなだらかに盛土することで建物高さをおさえ、庭と建物が連続した環境を生み出しています。

場所:横浜市旭区
構造:木造2階建て
敷地面積:335.31㎡(101.43坪)
建築面積:131.66㎡( 39.83坪)
延床面積:238.48㎡( 72.14坪)
設計施工:中山建設
設計協力:古川都市建築計画
写真:塚本浩史

 


撮影:古川都市建築計画
 

 


撮影:古川都市建築計画
 


撮影:古川都市建築計画
 

 

 


撮影:古川都市建築計画
 

 

 


撮影:古川都市建築計画
 

 


撮影:古川都市建築計画
 

環境・庭づくり体験学習『杜Cafeワークショップ(第1回)』開催レポート

2019年04月15日

 

環境・庭づくり体験学習
『杜Cafeワークショップ(第1回)』開催レポート
@クラフトマンの家

 

横浜市旭区下川井町の中山建設ショーホーム「クラフトマンの家」で、環境・庭づくり体験学習のイベント『杜Cafeワークショップ(第1回)』が行われました。ガーデンデザインを学ぶ2名の元気な学生さんに遠方から予約参加頂き、予定した全ての企画を開催。関係者皆とても実りある一日となりました。

午前の部では、屋内で関係者座談会によるミニセミナー。「クラフトマンの家」外構デザインの背景や目指すところを皆で確認しました。庭づくりが人と人をつなぎ、コミュニティーの輪をひろげるコンセプト。わたくし古川からは、施設としての建築本体と外構との関係などを、工事の記録写真やコンセプトスケッチ、設計時に製作した模型等を使って解説させて頂きました。対象となる実際の庭づくりに向き合う前に、テーマやストーリーを共有出来ると、庭づくり作業の一つ一つが理解しやすくなります。

ランチタイムは、併設のカフェ「杜Cafe.B」。目前の農園でとれた有機野菜の入った美味しいランチメニューでゆっくり食事休憩。実は、皆で食事を頂きながら話すざっくばらんなやり取りが、最もリラックスした意見交換になりました。植物や食材、生き物や園芸への思い、ライフスタイル等々について、たくさん話せました。

いよいよ午後の部では、実際の庭づくり体験です。「クラフトマンの家」前庭部分で、現在ほぼ土だけの場所に入り、園芸デザインの専門家である吉田龍さんと一緒に、土を動かしたり、草刈りをしたり、実践的な環境づくり・庭づくりを行いました。今回は外構工事のプロフェッショナルとして吉田さんが信頼する、嘉成陵(かなりりょう)さんに技術サポート頂き、明瞭で安全な作業進行となりました。ありがとうございました。ワークショップで手入れされた庭・外構が、そのまま「クラフトマンの家」ランドスケープ(風景、風情)となり、関わった皆さまがいつでも遊びに来ることの出来る場所になって参ります。

何しろ楽しかった!
これは間違いなく第2回、3回の開催、ありますね。笑

 




午前の部:屋内で関係者座談会によるミニセミナー&ランチ。

 







午後の部:吉田龍さんと一緒に、環境づくり・庭づくり体験。

 

前庭やアプローチなど外構計画のアイディア意見交換 @クラフトマンの家

2019年03月30日


「クラフトマンの家」で行ったアイディア意見交換の様子。撮影:塩原さん

 

前庭やアプローチなど外構計画のアイディア意見交換
 

既に建築本体が完成し、利活用がはじまった「クラフトマンの家」。横浜を拠点に自然素材を活かしたリフォームや注文住宅の建設を手掛ける、株式会社中山建設さんのショーホーム(店舗併用住宅)です。オフィススペース、創作スペース、レストスペース、カフェなどの屋内環境と連続する、ランドスケープとしての外構計画について、その本格的着手に向け3者でアイディア意見交換を行いました。

建物本体の施主・施工 中山建設 中山さん
植栽・外構計画の担当 草のよしだや 吉田さん
建築本体設計の担当 古川都市建築計画 古川

用と景さらに新たな気付きへ広がる吉田さんの外構案スケッチをみながら意見交換。やってみたいこと、やらなければならないことなど、様々なコンセプトが共有出来ました。
後日、本件実際の前庭を対象として、ミニセミナー&庭づくりワークショップを開催。そのまま「クラフトマンの家」ランドスケープになっていくというビジョンへ展開。とても楽しみです。

 


魅力ある様々なイメージが凝縮された吉田さんの外構案スケッチ。ビオトープ案も。

 


吉田さんと中山さん。とても良いアイディアが共有出来ました。

 


古川による意見交換スケッチメモ。物をつなぐ・人をつなぐ・活動をつなぐ・インテリア・ミッドテリア・エクステリア・植栽・ウッドデッキ・アプローチ・杜としてのランドスケープ等々。

 


「クラフトマンの家」3月17日現在の様子。

東京大学総合研究博物館/アーキテクトニカ

2018年04月29日

丸ノ内線 茗荷谷駅から徒歩10分ぐらいでしょうか。
縁あって近くを通り、偶然見つけて誘われるように入館した
東京大学総合研究博物館/アーキテクトニカ。

今までこのような場所があったことを知りませんでした。
建築を学んだ学生時代に出会った、
難解で強烈な名建築の模型が、良い意味で飾り気なく
同スケールで比較出来る展示。

メリニコフ自邸、ストンボロー邸、ヴィラロトンダ等々、
ワクワク感と共にとても元気をもらいました。


館内への素敵なアプローチ


メリニコフ自邸、ストンボロー邸


ヴィラロトンダ


最小限住宅、スカイハウス


一人で思わずうなってしまった、原邸
ちょっと感動です♪
「住居に都市を埋蔵する」まさに^^


嫌いだという人を聞いたことが無い、落水荘。
他の多くの模型は、概ね建築本体のみで表現している
のですが、落水荘は周りの地形を表現する必要があって、
やはりランドスケープ※と一体なんだな~と、
あらためて感じることが出来ました。

※ランドスケープ:景観を構成する諸要素のこと。
地形、環境、歴史などの要素からなる空間、風景、都市
そのものを示すこともあります。

『アウトドア・サイン計画』 竣工スナップ写真

2017年07月31日

 

『アウトドア・サイン計画』

<概要>
木の魅力を活かした家づくりを追求する、株式会社中山建設様の屋外看板計画。道路に面する視認性の高い場所への配置から提案。オフィス兼作業場環境の敷地全体再生計画における一部であり企業イメージディレクションとしてのアウトドア・サインと位置付けています。ブランディングやランドスケープなど多様な視点から、関係者と共に意見交換を重ねたコラボレーションデザインです。

場所:神奈川県横浜市
構造:木造
コンセプトデザイン:古川都市建築計画
製作:中山建設
ロゴデザイン:塚本浩史
ロゴ加工:塩原直子

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基礎工事と残土&ランドスケープ。

2017年03月16日

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基礎工事と残土&ランドスケープ。

敷地内に約1.7mの高低差がある環境。木造2階建て建物
が地面へ食い込むように配置する計画です。
地面に埋まる部分の空間は土を掘り下げ、コンクリート
基礎の垂直壁部分を、一般的な高さより高く立ち下げる、
深基礎形式とすることで空間を確保します。

ショーホーム計画「クラフトマンの家」が着工。
地盤の掘削工事から順調に基礎工事の工程に入りました。
深基礎形式とするため、土圧に対する耐力への対応と共に
防水性能を確保するため、コンクリートに特殊な液体を
混ぜ打設する方針(コンクリート躯体防水工法)を
採用しています。

基礎工事にともなう大量の残土(地盤の掘削で出る土)
は、本来排出することも大変なのですが、今回は建物本体
の周囲に盛ることで最大限活かし、丘のような前庭とします。
経済的に心地良い環境をつくる、目からうろこのような
このアイディアと工夫により、建物と外構が
一体的に連続したランドスケープ(諸要素による景観)
を生み出す予定です。お楽しみに!

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「イメージ模型」と「イメージスケッチ」

2016年09月17日

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◆「クラフトマンの家」1/100イメージ模型、正面
 

「イメージ模型」と「イメージスケッチ」

「イメージ模型」は、設計の早い段階で、目指すイメージを
手を動かしながら模索したり、関係者間でイメージを共有
したりするために、部分や全体、様々な大きさで製作します。

「イメージスケッチ」は、持ち歩いているスケッチブックに
思い浮かんだ時に比較的リラックスした状況で描くのが古川流。
場所や筆記用具など道具にこだわらず、出掛けた先、どこでも
日常的に思い付いた時、メモするように描いています。

以前より、模型づくりもスケッチを描くのも、設計作業と常に
並行して行っています。~ようは好きなんですね。笑
 

新築住宅計画「クラフトマンの家」

木の魅力を活かしたモノづくり、コトづくりに取り組む
職人さんのライフスタイルに寄りそう家。
新築住宅計画「クラフトマンの家」は、基本的な方針を
見きわめる基本設計から、建てるための実施設計に移行し
ました。イメージ模型を製作しつつ、断片的なイメージの
スケッチを重ね、そこから生まれるアイディアも多々あり、
設計内容に取り入れ進めています。

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◆地面に埋め込むように建つ建物本体。建設する際に出る残土を、
 建物正面のレベル差をなだらかに繋ぐように使う計画です。
 ランドスケープデザイン(建物と庭全体の景を計画)を
 重視したプロジェクトとなります。

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◆初期の外観イメージスケッチ。建設残土を建物正面の
 アプローチガーデンに活かすアイディアを模索。
 スケッチ場所:
 横浜髙島屋8階催会場、住まい相談会の待ち時間で描く。

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◆初期の内観、部分イメージスケッチ。くつろぐスペースと
 空間を特徴づける収納棚との関係を模索。
 スケッチ場所:
 自宅近所の理容室、息子のヘアカット付添待ち時間で描く。

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◆屋内と屋外の繋がりを模索。「クラフトマンの家」として
 居心地などの方向性がみえはじめ、空間の中心に薪ストーブ
 を配置するアイディアがスケッチに現れてくる。
 スケッチ場所:
 建設現場監理で長野に向かう新幹線かがやき車内で描く。

 

『クラフトマンの家』概要

木の魅力を活かしたモノづくり、コトづくりに取り組む
職人さんの住まいです。1階は材料・道具・作品など
の倉庫。2階は店舗併用の居住空間。屋内外の繋がりと
共に、来客をもてなす様々な工夫がなされています。

建物用途:店舗併用住宅(ショーホーム)
構造規模:木造2階建て
敷地面積:335㎡(48坪)他あり
建築面積:132㎡(39坪)
延床面積:239㎡(71坪)
所在地:横浜市

設計:古川都市建築計画一級建築士事務所 古川達也
   + 株式会社 中山建設


◆2016年12月23日、古川スケッチ

 

第2課題「野島公園の図書館」提出。

2016年01月22日

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2年必修第2課題「野島公園の図書館」提出。
講師全員で意見交換しながら、一つずつ評価していきます。

眺めを活かした開放感のある提案。。
もとの公園の風情をそのままに公共性を意識した提案。。
敷地の伸びやかさに呼応したランドスケープとしての提案。。
あえて海風をさえぎり、空に開くドラマチックな提案。。など
密度の高い力作が多い印象でした。

講師の皆さま大変お疲れさまでした。
学生の皆さま提出お疲れさま。
またどこかで、お会いしましょう!笑

@関東学院大学製図室

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講評風景(学科ブログより