大きなオリジナル造り付け収納棚製作のジョイント方法

2021年06月10日

 

大きなオリジナル造り付け収納棚製作のジョイント方法

横浜市戸塚区の個人住宅「2つのテラスをもつ家(仮称)」は、あと2ヶ月で竣工。いよいよ屋内の仕上げや造作工事がクライマックスを迎えます。空間に合わせて設計している屋内造り付け家具の製作が始まり、調整打合せを兼ね工場で貴重な製作過程をみせて頂きました。担当は中山建設家具職人の五味さんです。

大きな造り付け家具は、分割して製作し後で繋ぎ合わせ、必要な寸法の家具を実現します。分割することで現場への輸送・搬入も可能になりますので、合理的で質の高いジョイント技術は、造り付け家具の可能性を広げる、とても重要な技術であることが分かります。

例えば、洗面脱衣室の収納棚は、完成すると壁面と一体となり床から天井までいっぱいの収納力抜群、大きな壁面収納棚となります。上下半分づつ製作し、中程で繋ぎ合わせるのですが、そのジョイントに、ドイツ製の特殊な道具と部材を活用しており、五味さんにその詳細を解説して頂きました。

専用の彫り機で確保した穴に、ジョイントするための金物を互いに埋め込み、外側から六角レンチで締め上げることで引き寄せられるしくみ。殆ど継ぎ目が分からないほどの精度で、別々に造られた家具が一体になります。再度解体して現場へ搬入し、同じ方法で組み立て再現できる。すごいですね。

本件住まいでは、さらに大きな造作家具があり、このシステムで実現して頂きます。安心して製作をお任せできる頼もしい技術ですね。完成が楽しみです。

 

六角レンチで引き寄せジョイントすると、殆ど継ぎ目が分からない素晴らしい精度です。すごいですね。

造り付け家具を施主・施工・設計3者で確認・現場調整。

2021年04月4日

 

造り付け家具を施主・施工・設計3者で確認・現場調整。

横浜市戸塚区の新築住宅計画「2つのテラスをもつ家(仮称)」施主・施工・設計3者集合で行う月1回の現場定例。屋外の屋根工事と外壁の窓サッシの施工が終わり雨仕舞いが出来たので、いよいよ本格的に屋内工事の仕上げに着手するタイミングです。既に床フローリングやセルロースファイバーによる断熱工事は終了。実施設計図面を皆で確認しながら、オリジナルで製作する書棚や収納棚などの作り付け家具(造作家具)の打合せを行いました。施主ご家族全員で参加頂けたので、子供たちの動作や、現場でご家族皆が感じる感覚を共有しながら、棚を増やしたり家具のプロポ-ションを微調整したり確かな調整を行うことが出来ました。

 

BoConcpt + AA Studio 家づくり展 (第2回)@自由が丘

2020年02月4日

 

BoConcept + AA STUDIO 家づくり展(第2回)
〜建築家と話せる相談会と作品紹介〜

 

日時:2020年2月8日(土)~16日(日)
平日14~17時・土日祝11~17時
会場:BoConcept 自由が丘店(東京都目黒区自由が丘1-26-18)
入場無料、予約不要
内容:建築家と話せる相談会と、BoConceptのミニチュア家具が入った建築インテリア模型などを展示。
 

北欧デンマークの家具インテリアショップBoConcept(ボーコンセプト)とAAスタジオ(建築家グループ)による合同展示会(第2回)が開催されます。BoConceptのミニチュア家具が入った建築インテリア模型と写真パネルを展示。BoConceptの家具が効果的に配置された様々な実例をみることが出来ます。気軽に建築家と話せる相談会では、家具採用の決め手や具体的失敗談なども、建築家から直接聞けることが魅力。家づくり、北欧家具インテリア、建築家による家具選びやコーディネート、建築家の設計した住宅、などに興味のある方は、是非お出掛け下さい。日替わりで建築家が会場におりますので、事前にご確認の上お越し頂けますと、話してみたい建築家と確実に会うことが出来ます。

 

建築家担当日と得意なテーマ(テーマと直接関係が無いご相談も全く問題ありません)
 

2/8 (土):藤本幸充
「伝統素材ベンガラのある住まい」縄文時代から土偶などの顔料として使われてきたべんがら。現代のすまいに活かすとどうなるか?

2/9(日):松井理美子
「キッチンからはじまる暮らし」家事を楽しみや家族との絆につなげ、LDKの家具の一つとして広がる暮らしを提案します。

2/10(月):河辺 近
「ツイの住みか」 60歳! みんな元気です 子育ても終わり ここからの二人の暮らし方実例を元にワクワクな時間ご提案いたします。

2/11 (火) :古川達也
「ライフスタイルに寄りそう家」趣味を活かした家、景色を活かした家、店舗やアトリエのある家など、自由なライフスタイルに寄りそう住まいをご提案いたします。

2/12(水):久保田恵子
「住宅をカスタマイズしよう」注文住宅はすべてカスタマイズでは?という話ですが家は買うものではないということと、中古住宅(戸建て・マンション)を改修することで快適な自分らしい暮らしができます、ということをお話できればと思います。

2/13(木):藤江 創
「週末住宅(Weekend house)」他拠点居住を楽しみましょうというご提案。在宅勤務や週休3日制などが、もっと普及するば、「通勤に便利な小さなマンション」+「趣味と仕事を快適に行える庭付き戸建て住宅」の組み合わせが現実的だと考えます。

2/14(金):高橋正彦
「毎日の暮らしを楽しむ家」日々の暮らしを楽しむ家。自分の大好きな場所がある家。家族みんながリラックスでき、快適に過ごすための家を提案したいと思います。

2/15(土):青木恵美子
「自分らしい暮らしの見つけ方[センスの法則]」自分らしい暮らしってどんなでしょうか?インテリアはセンス?? センスは感覚だけでなく簡単なルール=法則があります。[センスの法則]を知って自分らしく暮らしを楽しみませんか?!

2/16(日):井上 玄
「多拠点居住の実践」地域と交わり子どもを育てる自然豊かな環境、駅近で便利な仕事場、子育てが終わってから趣味を満喫出来る場所。それぞれのライフステージで今しか出来ない暮らしを実現する多拠点居住を紹介。

 


>前回開催の様子をご覧ください。

 

『 BoConcpt + AA Studio 家づくり展 』ご来場ありがとうございました。

2019年10月20日


BoConcept店内で沢山の家具と一緒に体験できる展示となりました。

 

『BoConcpt + AA Studio 家づくり展』ご来場ありがとうございました。

 

2019年1月にオープンしたばかりのBoConcept(ボーコンセプト)自由が丘店で開催した展示会。BoConceptの家具が入った模型や写真パネルなどを展示。同時に参加建築家による家具選びやコーディネート、家づくり相談会などを行いました。ご来場頂きました皆さま、ありがとうございました。

偶然入店された家づくりをお考えのお客様のご相談を受け、早速その日担当の建築家と住まい建設予定地を視察に参る場面もあり、様々な出会いがありました。ご好評につき来年早々次回開催も決定しましたので、詳しい日程など決まり次第ご案内して参ります。こちらイベント案内を、時々チェックして頂けましたら幸いです。 古川達也

 




展示全体の様子。各模型にはBoConceptの家具模型が配置され、実際の空間がイメージ出来るよう工夫。

 






古川達也の展示。リビングダイニングの家具は全てBoConcpt。緑豊かな自然と9600冊の本に囲まれた楽しい住まいの実例「図書館のある家」をそのまま模型で再現しています。

 


今回、自由が丘FM TVの取材動画撮影が行われました。写真:青木恵美子  動画はこちら> 

 



最終日の様子。ご来場ありがとうございました。

 

『 BoConcpt + AA Studio 家づくり展 』開催のお知らせ @自由が丘

2019年10月9日

 
 

『 BoConcpt + AA Studio 家づくり展 』
開催のお知らせ

 

AA STUDIOのサポートメンバーでもある北欧デンマーク家具ショップのBoConcept(ボーコンセプト)にて合同展示会を開催します。BoConceptの家具が入った模型や写真パネルなどを展示。開催期間中は、交代で参加建築家が滞在していますので、家具選びやコーディネート、家づくりアイディアなど、気軽にご相談頂けます。台風19号の影響が心配されますが、是非お気を付けてお出掛け下さい。
 

◆イベント概要
日時:2019年10月12日(土)~20日(日)
   平日14~18時、土日祝11~18時

※台風の影響から10月12日は中止。10月13日12時から開催スタートとなりました。

会場:BoConcept 自由が丘店(東京都目黒区自由が丘1-26-18)
内容:BoConcept の家具が入った建築・インテリア模型と
   写真パネル展示。参加建築家による建築・インテリア
   相談会など(予約不要・無料)

◆建築家滞在日程

12日:高橋正彦(別日)
13日:久保田恵子
14日:藤江創
15日:古川達也
16日:鈴木信弘・鈴木洋子
17日:藤本幸充
18日:水口裕之・松井理美子
19日:山田慎一郎
20日:河辺近

 






古川達也設計の個人住宅『図書館のある家』リビングダイニングで採用しているBoConcept家具を、実際の1/50の大きさで製作している様子。ミニチュア家具そのものの魅力とともに、建築空間全体の中でどのようにコーディネートされているか良く分かるよう工夫していますので、ぜひ間近でご覧頂きたいと思います。展示場所はBoConcept自由が丘店の店内なので、もちろん実物家具が同時に体験出来ます。

 

店舗併用住宅 『和定食屋さんの家』 竣工写真のご紹介です!

2019年06月6日

 

<概要>
和定食のお店を独立開業したご夫妻の住まいです。1階が店舗スペース、2階がご夫妻の住まう居住スペース。来客が多いライフスタイルから、店舗だけでなく住空間においても、来客を楽しくお迎え出来るよう工夫しています。外観は雪国である上越市の地域性として、商店が並ぶ街並みでみられる、雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」をモチーフとした構成が特徴です。

場所:新潟県上越市   
用途:店舗併用住宅(住宅+飲食店)
構造:木造2階建て
敷地面積:381㎡(115坪)
建築面積: 96㎡(29坪)
延床面積:157㎡(48坪)/住宅85㎡+店舗72㎡
建築設計:古川都市建築計画
構造設計:宮崎構造設計事務所
設備設計:環設備設計
厨房設計:株式会社マルゼン
熱環境設計:株式会社イゼナ
施工:株式会社カネキ屋工務店
ロゴ・グラフィックデザイン:宮崎紘恵
写真:櫻井大士

 


雪国である上越市の街並みでみられる、雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」をモチーフとした外観。1階が和定食を楽しめる店舗(和みめしやHAJIME)スペース、2階がご夫妻の住まう居住スペースです。雁木は店舗の顔であると同時に、待合いベンチ、バリアフリー・スロープ、木格子引戸を備え、お客様をお迎えします。

 


グレー色のざっくりとした質感の外壁と、スギ・ヒノキ材を使った木素材を採用したシンプルな構成。来客車両などの出入りのため、外構床は全て雪掻き作業がし易いようアスファルト舗装としています。

 


自然の竹を使った店舗入り口の暖簾。宮崎紘恵さんによるロゴ・グラフィックデザインです。お米、稲穂、皿、お椀、お月様などがモチーフで、逆さにみると店名の一字である漢字の「和」になっています。

 


出入り口方面からみる店内。中央奥が厨房、左は道路に面するカジュアルな客席(8席)、右は少し落ち着いた客席(12席)。収納を兼ねた壁際の固定ベンチと、椅子テーブル配置の組み合わせで、様々な居心地の客席構成を可能としています。

 


寒い冬の暖をとるだけでなく、火を眺める楽しさのある薪ストーブを設置しています。新しい試みとして、薪ストーブの暖気を天井ふところ(1階と2階の間)全体に取込み、2階床全体に設置した蓄熱材(水蓄熱アクアレイヤー/株式会社イゼナ)で蓄熱。その輻射熱によって上・下階全体を暖めるしくみを発案。建築・構造・設備が一体となった全国初のシステムです。

 


オープンスタイルの厨房から、客席全体が見渡せる空間構成。お客様へのケアやサービスを重視している店主ご夫妻の思いを形にしています。

 


出来るだけ自然採光と風通しを活かしながら、落ち着いた雰囲気となるよう窓際に竹を細かく並べています。竹は施主が所有する山小屋の敷地内で採れた自然の竹です。

 


来客の人数や予約の人数構成により、様々なバランスで椅子テーブルを移動配置出来る適度な余白と、無駄のないシンプルな客席空間です。

 


客用トイレ・手洗い空間。車椅子でも利用できる広めのスペースとし、全ての出入りで引戸を採用。バリアフリーに配慮した店舗です。

 


店舗出入り口の風除室。寒さや海からの強風に対する建物機能だけでなく、店舗前室として来訪者に季節感や地域情報等を伝えたり出来る展示スペースになっています。石器に水をためスイカや夏野菜、ラムネを浮かべるかも^^。

 

 


2階住居へ靴のまま上がれる屋内階段。店舗客席と繋がり店主だけでなく来客も靴のまま1・2階を行き来できます。階段左官仕上げは、何と施主奥様のDIY自主施工。プロ級^ ^(仕上げ材:モールテックス)。

 


2階住居用の玄関。店舗だけでなく住空間においても来客をお迎え出来るよう、靴箱のかたちを工夫。上部扉付き部分はプライベート用、下部オープン部分は来客用の靴置場としたオリジナル造作家具です。

 


明るさや広がりが感じられるよう、片流れ屋根の勾配をそのまま活かした高い天井のリビングダイニング。

 


家庭用キッチンを使ったプライベートなお料理教室もできるよう、キッチンはオープンスタイル。畳室はリビングの延長としても独立した客室としても活用出来るよう建具で仕切ることが可能。

 


畳室の小上がりは薪ストーブの暖気がいきわたります。掘りごたつやリビングに暖めた空気を送る木製のスリットが設けられています。

 


4枚引戸の開閉により畳室とリビングの関係を調整。利活用のはばを広げています。

 

 


リビングを見下ろす片流れ屋根を活かしたロフト空間。リビングや寝室と繋がりライフスタイルの変化に応じた使い方が出来ます。

 


畳室の掘りごたつはテーブルを片付け、フラットな板床にすることが可能。大勢の客布団を敷くことができます。実は何と落語の寄席を行うことも想定。畳室が舞台、リビングが客席となるよう予め考えられています。

 


隣接する奥さまご実家敷地内、柿の木ごしに見る風情。ご実家方面とのつながりなどから、住居玄関(左)と厨房勝手口(右)が配置されています。

 

 


夜の会食でお客様を迎える風情。プライベートな明かりをおさえ、雁木が引き立つ照明計画としてアプローチの工夫をしています。

 

 

◆店舗併用住宅計画「和定食屋さんの家」工事&あゆみ。

地鎮祭と工事契約
施主・設計と各工事担当者の初打合せ
家具・建具や人を入れたイメージ模型
融雪を考慮した外構計画の現場打合せ
上棟式「お餅まき」のご案内が新聞掲載されました。
上棟式「お餅まき」の様子
工事中盤、建具・厨房機器・左官仕上の打合せ
フラット35S適合証明「中間現場検査」
屋内塗装と屋外塗装の打合せ
遠方の施主とSNS&手描きスケッチで情報共有
足場解体&外溝と屋内造作の最終打合せ
確認検査&フラット35S適合証明「完了検査」
竣工お引渡し。
竣工スナップ写真紹介【店舗編】
竣工スナップ写真紹介【住宅編】
雁木に暖簾と旗看板が付きました。
大切な日にお招き頂きました。
「和みめしやHAJIME」オープンレセプション

 

家具・建具や人を入れたイメージ模型 @店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

2018年08月1日


縮尺1/50イメージ模型。来訪者にとって正面となる北東側
外観です。雪国である新潟県上越市の地域性として、
商店が並ぶ街並みでみられる雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」
をモチーフとした構成です。

 

家具・建具や人を入れたイメージ模型
@店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

古川都市建築計画では設計時、図面と同時進行で模型を
作ります。プロジェクトの性格に合わせて、大きさや
表現密度なども変えつつ製作。形態や空間の特徴など
関係者皆で共有することが、模型の主な利活用です。

従って、屋根・壁などの主要な骨格だけを早めに作って
おき打合せで活用。計画の進行に合わせ、仕上げや
ディテールを後から足し引きします。
実は、工事が着工してからも打合せの深度に合わせ、
その都度模型に手を加えることも、非常に多いです。

つまり、設計が全て終わり、確認のために実施設計の
成果品として模型をつくるのではなく、むしろ案が
定まっていない状況下で、各部の方針を一つ一つ決めて
いく、検討用の道具として模型を位置付けています。

本件縮尺1/50イメージ模型も、関わる方々のアイディア
やアドバイス等に合わせ、風合いや素材感、家具や建具、
佇む人の風情なども、着工後に手を加えています。
建物が竣工するまで、少しずつ進化する模型として、
プロジェクトの進行に役立てています。
 

※合わせてご覧下さい。
着工後、工事関係者と模型を使った意見交換の様子
地鎮祭と工事契約の様子
 


北側外観。1Fは店舗で2Fが住宅です。雪国である新潟県
上越市の街並みでみられる雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」
が店舗の入り口となり、待合いとしてベンチも配置。
雁木は、雪かきを軽減する快適なバリアフリー動線として、
車椅子にも対応するスロープを備えています。


北西側外観。西側1Fの庇下に、住居出入り口と店舗厨房
の勝手口を配置しています。


雁木の店舗入り口から入ると正面に薪ストーブが見えます。


オープンスタイルの厨房。客室は20席で、施主ご夫妻が
全体を丁寧にケアできるワンルーム。
手前のリラックスしたスペースと、奥の落ち着いたスペース
が緩やかに繋がる構成です。


開口部に、あえて格子を設けることで、落ち着いた雰囲気
のスペースを生み出します。


客室全体の構成。客席は椅子テーブルの移動で、様々な
人数構成に対応。レジの上は神棚を設置。


厨房からみた客室。お客様の出入りを把握出来るよう、
店舗出入り口が見通せる工夫をしています。


客室と厨房の境は、食の提供や飾り棚など、和定食屋さん
としての利活用や風情など模索中。まだまだ進化の予定。



2F店主ご夫妻の住居、リビングダイニングと畳室。
掘りコタツのある畳室は、リビングと建具で仕切ること
が可能。公私で活用するフレキシブルスペースとして
位置付けています。

 

模型に屋内家具・建具や人を入れる検討

本件は工事が着工してから、具体的な仕上げや造作などが
決まってきていることもあり、施工担当者の皆さまとの
打合せ日程に合わせて、皆で確認したい造作家具などを
付け足しています。
やはり、家具・建具や人などを入れると、各部のスケール
感や空間の目差すところが、とても分かり易くなります。




1F和定食屋さんに、造作家具等を入れる前と後の状況。




2Fリビングダイニングと畳室に、造作家具等を入れる
前と後の状況。



リビングと畳室の関係も、家具・建具・人などを入れる
ことで、風情や課題が関係者間で共有し易くなります。

 

<「和定食屋さんの家」概要>

和定食のお店を独立開業するご夫妻の住まいです。1階が店舗スペース、2階がご夫妻の住まう居住スペース。来客が多いライフスタイルから、店舗だけでなく住空間においても、来客を楽しくお迎え出来るよう工夫しています。外観は雪国である上越市の地域性として、商店が並ぶ街並みでみられる、雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」をモチーフとした構成が特徴です。

場所:新潟県上越市
用途:店舗併用住宅(1F店舗、2F住宅)
構造:木造2階建て(ロフト有り)
敷地面積:381㎡(115坪)
建築面積: 96㎡(29坪)
延床面積:157㎡(48坪)

建築家によるリフォーム相談会@匠大塚 ご来場ありがとうございました。

2018年07月16日


「匠大塚」東京日本橋ショールーム受付前の様子。

 

ご来場ありがとうございました。

「匠大塚」東京日本橋ショールーム内で、一週間(7月11
~16日)開催されました、AAスタジオ建築家メンバー
による、リフォーム相談会が無事終了。
ご来場ありがとうございました。

開催中の立ち寄りで、時間が無く聞き足りなかった皆さま、
ご都合があり残念ながらご来場出来なかった皆さま、
AAスタジオでは、毎週土・日曜が相談日となりますので、
いつでも横浜元町のスタジオへお越し下さい。

 


ショールーム内の様子。




ショールーム内、ずらりと並ぶ家具たちと一緒に展示。
展示の一角に、相談コーナーが設けられました。


本イベントは、日本橋高島屋インテリアフェスティバル
出展として、「匠大塚」日本橋ショールーム内で、
リフォームのご相談を賜わる企画。
TAKASHIMAYAインテリアステーション・ハウスHOW’S、
髙島屋スペースクリエイツ株式会社、
「匠大塚」東京日本橋ショールーム、
AA STUDIO建築家メンバーによる、
4者の協力によるコラボレーション・イベント。
今回初となる試み。第1回目の開催でした。

 

建築家によるリフォーム相談会7月11日~16日 @匠大塚 お知らせ!

2018年07月11日


匠大塚日本橋ショールーム入口。東京日本橋タワー25階
です。7階で受付けし、スタッフにご案内頂きます。

 

建築家によるリフォーム相談会
7月11日から16日まで開催!
@匠大塚 東京日本橋ショールーム内

取扱い商品数約18,000点の中から厳選した商品で、
上質なインテリア空間を提案している「匠大塚」。
東京日本橋ショールーム内で、建築家による
リフォーム相談会(新築含む)が開催されます。
予約不要、リフォーム・リノベーションを中心に
どなたでも建築・インテリア・暮らしのお悩みなど
会場内期間中無料で相談出来る企画です。
ゆったりした空間で、素敵な家具の体験を兼ね、
是非気軽にお出掛け下さい。

日時:7月11日(水)~16日(月・祝日)
   10時30分~19時
場所:地下鉄日本橋駅すぐ、東京駅八重洲口から徒歩8分
   東京日本橋タワー25階(7階で受付け)
   匠大塚 東京日本橋ショールーム内
内容:横浜元町AAスタジオ建築家による
   建築・リフォーム相談会(入場無料)
   本企画は、日本橋高島屋インテリアフェスティバル
   出展として、匠大塚日本橋ショールーム内で、
   ご相談を賜わる企画となります。
詳細:古川都市建築計画までお問合せ下さい。
  (期間外や今後の開催含む)
 

古川達也の相談担当日について
弊所の古川達也は7月14日(土)13時~18時まで
相談担当します。
実例として個人住宅『山見の家』模型や
写真パネルも展示していますので、住まいづくり
の参考にご覧頂けます。

『山見の家』概要
1階は広い玄関土間と寝室。2階はリビングダイニング。
屋内全体は、建具や動かせる家具で、様々な居心地を
生み出すことが出来る、とても大らかな住空間です。
場所:神奈川県逗子市
延床面積:117㎡
ホームページ暮らしの様子紹介。
建築専門誌「新建築住宅特集」で紹介されました。
TV番組「渡辺篤史の建もの探訪」で紹介されました。

 


東京駅八重洲口から徒歩8分、東京日本橋タワー25階が
会場です。



ゆったりした会場です。相談担当者は名札を付けて
いますので、気軽にお声掛け頂けます。



会場づくりの様子。関係者皆で行っています。本企画
参加建築家は横浜元町AAスタジオ建築家メンバーです。
期間中、交代で皆さまの相談にお応えして参ります。

 

柚子風呂を楽しむ空間の模型制作

2017年02月15日

柚子風呂模型08
◆制作過程の不思議な佇まい。「柚子風呂に入るひと?^^」

 

柚子風呂を楽しむ空間の模型制作

黄色い実を付ける季節になると、たった一本の柚子の木が
街並みに、鮮やかな彩りを添え、癒されます。
道行く人々が塀越しに見上げる一本の柚子の木が
住まいの中でも、とっておきの空間になっている。
そういうワクワク感を、模型で表現しようと考えました。

その1→土台づくり。
その2→メインの樹木と空間づくり。
その3→家具や人などの添景を工夫。

柚子の木を見ながら、柚子風呂を楽しむ空間の提案です。
どのような形で、どのように楽しむことが出来るのか。
誰がみても直ぐに理解できる表現を目指しました。

 

柚子風呂模型22
柚子風呂模型01
柚子風呂模型02
柚子風呂模型03
◆土台づくり
 スチレンボードで形作った上に、スプレーで塗装しました。
 目留めでフィキサチーフを使用。仕上げは、メインの空間が
 際立つよう、こげ茶色のスプレーで着彩しています。

 

柚子風呂模型04
柚子風呂模型05
柚子風呂模型13
柚子風呂模型06
柚子風呂模型07

◆メインの樹木と空間づくり
 庭の一部である空間をイメージ。地面と建築の
 中間であるかのような壁と床に、ふわりと軽やかな
 屋根をかけました。ミニかすみ草ドライフラワーの
 花部分だけを切り取って使い、柚子に見立てています。
 バスタブとシャワー水栓は、商品の図面をもとに制作。

 

柚子風呂模型14
柚子風呂模型08
柚子風呂模型15 
◆家具・小物・人など添景を工夫
 具体的な活用や居心地などがイメージし易いよう
 家具・小物・人などを配置しています。
 特に、バランスで拘ったのは、プカプカ浮かぶ柚子と
 柚子風呂に入るひと。なかなかの風情になりました。笑
 
 

※合わせてご覧下さい。
柚子の実がなる木と模型?!
柚子風呂を楽しむ空間の断面スケッチ
柚子風呂を楽しむ空間の模型制作
『柚子風呂パビリオン』の提案
『柚子風呂パビリオン』発表会 in CERA