教室がすべて黒板の教室?!

2018年08月20日

ユニークな建物形状の、まつだい雪国農耕文化村センター
農舞台(設計:MVRDV)。ミュージアム機能をもつ
比較的小さな公共施設ですが、屋内外とも来訪者を刺激
する、様々な見所がありました。

例えば、河口龍夫さん「教室」という作品は、
屋内の一室がまるごと作品となった、体験型の作品。
なんと、教室すべてがチョークで描ける黒板塗装で仕上
げられた、まさに教室がすべて黒板の教室です。

来訪者が、自由にどこにでもチョークで描き込める空間。
チョークで何かを描いている子供たちや大人も、
それを生徒のように眺める人々も作品であるような佇まい。
教室であることは、子供でも分かると思うのですが、
明らかに教室とは違う振る舞いが生まれているようです。

実際にチョークを持ってみると、落書きとも何か違う
スイッチが入るような感覚を感じました。
リラックスした空間であるのに、微妙な緊張感もある。
不思議な高揚感と共に、何かを問いかけてくる空間。
たまたま訪れた施設でしたが、良い出会いでした。



手足を伸ばし地面から浮かぶ建築。手足がそのまま
切り込む通路となり、歪な屋内空間を生み出す構成です。
緑の部分が、河口龍夫さんの「教室」という作品。




周囲の自然を眺められる大きな開口部以外は、屋内全てが
黒板塗装された不思議な空間。

 

ミュージアムのようで公園のようでもある空間。@日産ギャラリー

2017年06月12日

みなとみらい03

日産自動車の技術や魅力を知り、楽しむことが出来る
自動車のショールーム
日産グローバル本社ギャラリー。

縁あって近くで買い物ついでに立ち寄り、
あらためて勉強のため視察。
もちろん私の場合は、まちづくりや建築設計の参考に。

空間のゆとりと賑わい。。
屋内でもなく屋外でもないような空間。。
ハイテクノロジーと手作り感。。
ゆるいルールと程よい緊張感。。
見て触れて、上から下から
あらゆる角度で眺めて過ごせる。。

ミュージアムのようで公園のようでもある空間。
様々な発見がありました。