新築住宅計画の「スタディ模型」。
設計の様々な段階で、模型をつくるのですが、
中でも、計画のかなり早い時期に、
大づかみのボリュームや方向性をスタディ(検討)
するため、いつも簡単な模型をつくります。
主に材料は、
薄い紙でサンドされたスチロール素材のスチレンボード。
軽くて、子供でも簡単に切れます。
1・2・3・5・7mmを良く使うので常備。
家庭用工作カッターを使いますが、
ポイントは45度でなく30度の刃を使うことで
細かなカットに対応。
そして、手放せないのはスコヤー(金属製直角定規)です。
その昔、建築模型を作るといって
スコヤーとカッターの替え刃(頻繁に変えるので)
の用意が出来ない人に、模型の上手い人はいないと
先輩から叩きこまれた記憶あり。今や懐かしいですね。笑
わたくし古川の場合、簡単なプランのスケッチが
何となく出来たぐらいから、ほぼ例外なく
こうしてスタディ模型をつくり、
切ったり張ったり、足したり引いたり、色を付けたり、
様々なバランスを、
自身のやり方で、直感的につかみます。
計画はここから、どんどん変わっていくわけですが、
課題やテーマを検討したり、共有したり
出来ますので、図面と合わせて
クライアントに、そのままお見せすることも多いです。
気軽に手にとって、
様々な角度で見て頂けるので、とてもお喜び頂いてます。
※さらに屋内外の空間イメージを検討する場合、
設計業務の中で、検討用にもう少し大きな「イメージ模型」
も制作します。具体例はこちら→