「百尺観音」とその上方にみえる「地獄のぞき」
山の彫刻と出会う。@日本寺
小林一茶や夏目漱石などの文人も訪れ、自らの記録を
残したとされる、千葉県の名所「日本寺」に、
ドライブがてら家族で訪れました。
出っ張りは見晴らし台。。
絶壁は観音像の背景。。
石切り場であった場所と、自然の地形を活かした
境内の配置や造形は、まさに山の彫刻です。
ただひたすら自然の岩山を彫り込むことで生まれた
百尺観音は、自然のパワーと人の英知がぶつかり合った
力強い空間で、特に刺激を受けました。
さて、我々人間の暮らしは、
そこそこ考えられた浅い技術や、行ったり来たり
真似だらけの流行などに、翻ろうされがち。
老若男女、時を超えて親しまれる日本寺は、
時と共に味わいや凄味を増す、植物と石の空間。
きっと100年後も、同じように楽しめる
エンターティンメント空間とも言えます。
モノづくりのヒントが隠れているように思え、
とても良い機会でした。
見晴らし良すぎ?^^100mの絶壁「地獄のぞき」。