現地視察からスケッチへ。

2014年09月25日

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現在のお住まいをリフォームするとのことで
スタートしたプロジェクト。

独立された次男ご家族との2世帯住宅として、
新築で建て替えるかも?三男も一緒に住むかも?
ということで、改めて現地を視察することになりました。

敷地測量ご専門ポラリスさんの担当2名も同行。
ご案内頂いた中山建設:中山さんと、
高低差のある周辺含む隅々をまわりました。

中山建設ショールームに場所を移し、
見てきたままの気持ちを描きとめるようにスケッチ。
蚊取り線香のゆれる煙を見ながら、
手と頭をフル回転でした^^。

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基本計画が概ね終了です。

2014年09月18日

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新築住宅計画。
ご自宅にお伺いする5回目の打合せでした。

◆1回目
事前の敷地視察から、ご自宅でヒアリング。
◆2回目(ファーストプレゼンテーション
・上下階の機能配分や、大きなテーマを共有。
◆3回目
・水周りを中心に、間取りのバリエーションを検討。
◆4回目
・新たな価値を生み出す案を確認した上で、元に戻る。
◆5回目
・3回目の最善案に4回目のエッセンスを掛け合わせる。

5回目の本日は、
間取りの違いが現れる外観の変化に注目。
切ったり張ったり、鉛筆で開口部のイメージを
書き足すなどしたスタディ模型を持参しました。

クライアントご夫妻に、直接手にとって見て頂くことで
目指すイメージをかなり共有出来たと思います。
基本計画が概ね終了。
次の段階へ進めて参ります。

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現地視察とヒアリング ~リフォーム計画へ。

2014年09月1日

 

住まいの耐震化や、より楽しく快適に住まうための、
バリアフリー化などを検討するため、
ご依頼を受け、お住まいを訪問させて頂きました。

町の喧騒を忘れる、落ち着いた佇まいの住宅。
緑豊かな暮らしを楽しまれています。

ご夫妻と、ざっくばらんにお話をさせて頂きながら
視察することが出来ました。
通風・採光などを重視した心地良さ、
来客が気軽に立ち寄ることの出来る空間の併設など、
より楽しみの幅を広げる、
リフォーム計画を進めることになりそうです。

じっくり可能性を模索して参ります。
よろしくお願い致します。

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ファーストプレゼンテーション。

2014年08月7日

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ざっくばらんな初会ご自宅での面談から、3週間。。
新築住宅計画の、
ファーストプレゼンテーションでした。

前面道路から2~3m上がった土地。
ご夫妻+小さな3人の娘さん達の5人家族が住まう住宅です。

ご家族の夢やご要望を受け、まず最初にまとめた案は、
全体が上下に3層構成。
特徴が、皆で共有出来ますよう、縮尺1/100の
スタディ模型をご家族皆に見て頂きながら、
プランニングの考え方や、構成についてお話しました。

◆最下階:ビルトインガレージ(シャッター付き駐車場 etc)
◆中間階:庭やテラスと連続したリビングダイニング。
◆最上階:高台の眺めを活かしたプライベート空間。

ドキドキの瞬間。。~ご家族の感想はいかに? 

外観がシンプルでイイですねぇ~凹凸感がイイ!
無駄がなく、コンパクトなのに自由度がある!
キッチンの位置は、さらに工夫出来たら嬉しい。。などなど

3人の娘さん達が、
模型を取り囲み、模型撮影会。笑
第一印象は上々?!
まだまだ工夫して、進化させますよー!
頑張って参りましょう。よろしくお願い致します。

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スタディ模型。

2014年08月6日

 

新築住宅計画の「スタディ模型」。

設計の様々な段階で、模型をつくるのですが、
中でも、計画のかなり早い時期に、
大づかみのボリュームや方向性をスタディ(検討)
するため、いつも簡単な模型をつくります。

主に材料は、
薄い紙でサンドされたスチロール素材のスチレンボード。
軽くて、子供でも簡単に切れます。
1・2・3・5・7mmを良く使うので常備。
家庭用工作カッターを使いますが、
ポイントは45度でなく30度の刃を使うことで
細かなカットに対応。
そして、手放せないのはスコヤー(金属製直角定規)です。

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その昔、建築模型を作るといって
スコヤーとカッターの替え刃(頻繁に変えるので)
の用意が出来ない人に、模型の上手い人はいないと
先輩から叩きこまれた記憶あり。今や懐かしいですね。笑

わたくし古川の場合、簡単なプランのスケッチが
何となく出来たぐらいから、ほぼ例外なく
こうしてスタディ模型をつくり、
切ったり張ったり、足したり引いたり、色を付けたり、
様々なバランスを、
自身のやり方で、直感的につかみます。

計画はここから、どんどん変わっていくわけですが、
課題やテーマを検討したり、共有したり
出来ますので、図面と合わせて
クライアントに、そのままお見せすることも多いです。

気軽に手にとって、
様々な角度で見て頂けるので、とてもお喜び頂いてます。

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※さらに屋内外の空間イメージを検討する場合、
設計業務の中で、検討用にもう少し大きな「イメージ模型」
も制作します。具体例はこちら→
 

ランチタイムのスケッチ。

2014年07月26日

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既存家屋を建て替える、新築住宅計画。

道路から2~3m高い位置に地盤がある。
従って、見晴らしの良い方向もあるが、
隣家が接近し日あたりが微妙だ。。

眺めを活かしたい。
コンパクトなのに自由度がある。。
何より通風と採光が大事だ。
明快な空間だけれど、遊び心のある住まい。。

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たまたま自家用車が故障し、
お直しで預けた、待ち時間のランチタイム。。

食後のドリンクを頂きつつ、
常に持ち歩いている、スケッチブックに
メモをするように書き留めます。
施主ご家族の表情、
視察した環境が、頭に浮かび、重なり合い。。
そして、いくつか試みたいアイディアが
浮かんだところで。。時間です。

車は無事なおり、洗車もして頂きスッキリ。
車のように合理的で、無駄がなく、
だけれど、愛着がわいて、ワクワクする住まい。。
そんな思いも、よぎった一日でした。

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「図書館のある家」 イメージ模型。

2014年07月20日

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◆「図書館のある家」計画概要
大らかな河川敷に面する、自然豊かな環境。約9600冊
の書籍を所有するご夫妻の住まいとして、将来移り住むことも
視野に入れた、セカンドハウスです。建物半分は住宅、
もう半分は私設図書館で、互いに連続します。書架空間は、
建物竣工後、施主自身で楽しみながら、徐々に書棚を造作
していく予定。広いデッキテラスと繋がることで地域に開かれ、
気軽に来客をお迎えする空間となります。

 

イメージ模型について

プロジェクトにより、進め方は違うのですが、
当社では、設計のかなり早い段階で、模型を作ります。 
本件でも、ごく簡単な平面図が出来た段階、つまり高さ方向を
明確とする立面図や、断面図などの無い早い段階で
模型を作り、施主ご夫妻との打合せに持参しました。

模型は、概ね図面や案が出来上がってから、確認で作るケース
が多いと思うのですが、
当社の場合は、むしろ全く逆で、案が出始め、固まっていない
検討段階で作るケースが、ほとんどです。
古川自身、単に模型が好きだということもあるのですが。。笑

家具や植栽などの添景は、単なる飾りが目的ではありません。
暮らしの楽しみ方や、空間の大きさなどを、少しでも
施主ご夫妻がイメージ出来るきっかけになると嬉しいという
思いで表現しています。
 

模型の活用について

模型は軽いので、施主自身で手に取り、実際の目線に近い見方や、
様々な角度で自由に眺めて頂き、変更点や活かしたい点も
気軽にお話頂けたと思います。

大事な点を、再度確認です。
着工を迎えた現在の最終案と模型の形を比較すると、
実は、随所で違いがあります。
なぜなら模型は、出来上がった案の確認のために作ったのでなく、
案を練るための、途中で作ったからです。
最終案との違いは、そのまま打合せの検討成果。
施主ご夫妻と積み上げた、検討のあかしとなっています。

※この模型は、施主ご夫妻の許可を頂き、団体主催の展示会
などで、展示公開しています。
詳細は古川都市建築計画まで、お問い合わせ下さい。
 

◆庭とテラスの関係、テラスと居室の関係が分かります。
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◆書架と居室が並びます。寝室の上は小屋裏収納です。
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◆1・2階が吹き抜けを介して繋がる関係。
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◆こうして簡単に撮影し、写真そのものも打合せ等でフル活用します。
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「図書館のある家」 敷地とスケッチ。

2014年07月19日

 

敷地視察から

着工を迎え、本件のプロジェクトを振り返っています。
計画のスタートでは、建て主ご夫妻と敷地視察をしました。
かつてご実家があり、ご主人が生まれ育った土地なので、
隅々までご存知であることは、いうまでもありません。

一方、奥様や設計者である私の立場でみる、敷地や周辺環境は、
さらに違った魅力も感じられるようでした。
活かしたい景色や方角、既存の植栽など、
始めに皆で敷地を視察出来て、大変良かったように思います。

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◆河川敷の雑木林が借景となる敷地

 
広い河川に面する住宅地。
敷地と接する道路の幅員や、隣地との敷地境界について
あいまいな所が多かったこと、また、河川に面することで必要
となる、河川法第26条の許可を取得するため、資料収集と
現地状況の詳細を、関係者確認することも必須でした。

お願いしました現地の土地家屋調査士:増田年晴氏により、
施主ご夫妻、市の職員の方々、隣接する住民の方々の立会いが
実現。現状確認と検証で、その後明確な敷地測量図ができ
プランニングや、各申請に必要かつ十分な整理となりました。

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◆立会い頂きました皆さま、ありがとうございました。
 

ファースト・スケッチへ

建て主ご夫妻のご要望などお話を伺った後、
常に持ち歩いている手のひらサイズのスケッチブックへ、
ボールペンで始めに描いたイメージスケッチ。
今回、詳細は別として、大きな方向性は、
このスケッチで、ほぼ決まったかたちとなりました。

・景色を楽しみながら、沢山の書籍が読めるセカンドハウス。
・バリアフリーを考慮した、平屋スタイル。
・河川敷の豊かな環境に開き、一体感が得られる広いテラス。
・一部を2階とし、伸びやかな川の眺望を楽しめるようにする。

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◆ファースト・スケッチ

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◆中国文化研究を主とした沢山の書籍。お伺いし総量を調査しました。

新築住宅計画の初会。

2014年07月18日

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新築住宅計画の初会。

ご夫妻と、3人の小さな娘さん達が住まう、
現在のご自宅アパートを訪問しました。

暮らしのご様子を感じながら、
新居で実現したい空間や機能など、ざっくばらんに
お話を伺いました。

設計から建設にいたるスケジュールの確認。
ご予算目標など、現実的な課題も、皆で共有でき、
とても良かったと思います。

打合せを行った部屋の片隅。
「おかいもの。。。」と描かれたメッセージボード。
この子供たちが、のびのび楽しく過ごし、
成長が見届けられる住まいにしたい、、。
既に少しずつ、アイディアが浮かび始めています。

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