「図書館のある家」 上棟。

2014年09月29日

 

良く晴れた長野の青い空。

新築住宅「図書館のある家」が上棟をむかえました。

 

勾配2/10(2寸勾配)の、緩やかな片流れ屋根が特徴の住まい。

ゆったりと感じられる佇まいを意図した構成。

柱・梁が組み上がっていくさまは、何度みてもワクワクします。

 

◆上棟の様子(撮影:飯島建設)
20140926_3

上棟後

「図書館のある家」 基礎工事完了と建材サンプル

2014年09月26日

◆型枠解体後のコンクリート基礎(撮影:飯島建設)
宮尾様コンクリ2

新築住宅「図書館のある家」は基礎工事が完了。
養生期間を経て、
型枠が解体された様子の写真をメールでご送付頂きました。

一方同時に、屋内外の仕上げサンプルを詰め込んだ
ダンボール箱が、現場から私の事務所に届きました。
・屋根、外壁仕上げ
・アルミサッシ枠
・屋内床フローリングなど
実施設計に合わせた、色のバリエーションや、
代替え案のサンプルなどです。

現場の長野と私の居る横浜の
距離的なハンデをうめ
各工事工程に合わせて、早めに情報共有が出来るよう
現場で工夫して頂いております。

ありがとうございます!

◆宅配受け取り後、事務所のデスクでひろげ内容確認。
20140924

「図書館のある家」土工事から基礎工事へ。

2014年09月10日

◆位置出し後、掘削(根切り)の様子。(撮影:飯島建設)
1基礎着工

新築住宅「図書館のある家」は
土工事から、基礎工事へ滞りなく進行しています。

本件の土工事
建物の位置出し(やり方)を行った上で、
地盤面より50センチあまり下となる
コンクリート基礎の下端まで掘削(根切り)。
河川に面していますが、地盤調査の結果を踏まえ
砕石き敷きの上、全体を充分転圧して対応しています。

本件の基礎工事
コンクリートを打設するための型枠設置後、
砕石の上から、湿気対策のシートを全体に設置。
その上から鉄筋を配する(配筋する)一般的な工程。
コンクリートは底盤と立ち上りを2回に分けて打設します。

◆配筋の様子。(撮影:飯島建設)
基礎鉄筋

「図書館のある家」 が着工しました。

2014年08月9日

20140809_1

新築住宅「図書館のある家」が着工しました。
施主、施工、設計の3者で現地集合。
地縄張り(敷地にヒモで建物の位置出し)を確認しました。

敷地内の既存樹木について意見交換。
施主ご夫妻と相談し、
実のなるイチジクと、季節感の感じられるモミジを
残して活かすことにしました。
グランドレベルの施工上の基準なども
皆で検討出来ました。

その後、水周り設備を扱うショールームに移動。

本件の水周り設備は、基本性能と経済性などから、
既成のユニット商品を使う考えのため、
概ね選定しているシステムキッチン、ユニットバス、
ユニット洗面台、トイレ便器について、
施主と共に、実物を目で見て触れて確認しました。

扉やカウンターの色を決めたりするなど
細かな仕様も、じっくり確認出来たので良かったです。
皆さま、終日ご協力ありがとうございました。
お疲れさまでした。

20140809_2

「図書館のある家」 イメージ模型。

2014年07月20日

20140719_9
◆「図書館のある家」計画概要
大らかな河川敷に面する、自然豊かな環境。約9600冊
の書籍を所有するご夫妻の住まいとして、将来移り住むことも
視野に入れた、セカンドハウスです。建物半分は住宅、
もう半分は私設図書館で、互いに連続します。書架空間は、
建物竣工後、施主自身で楽しみながら、徐々に書棚を造作
していく予定。広いデッキテラスと繋がることで地域に開かれ、
気軽に来客をお迎えする空間となります。

 

イメージ模型について

プロジェクトにより、進め方は違うのですが、
当社では、設計のかなり早い段階で、模型を作ります。 
本件でも、ごく簡単な平面図が出来た段階、つまり高さ方向を
明確とする立面図や、断面図などの無い早い段階で
模型を作り、施主ご夫妻との打合せに持参しました。

模型は、概ね図面や案が出来上がってから、確認で作るケース
が多いと思うのですが、
当社の場合は、むしろ全く逆で、案が出始め、固まっていない
検討段階で作るケースが、ほとんどです。
古川自身、単に模型が好きだということもあるのですが。。笑

家具や植栽などの添景は、単なる飾りが目的ではありません。
暮らしの楽しみ方や、空間の大きさなどを、少しでも
施主ご夫妻がイメージ出来るきっかけになると嬉しいという
思いで表現しています。
 

模型の活用について

模型は軽いので、施主自身で手に取り、実際の目線に近い見方や、
様々な角度で自由に眺めて頂き、変更点や活かしたい点も
気軽にお話頂けたと思います。

大事な点を、再度確認です。
着工を迎えた現在の最終案と模型の形を比較すると、
実は、随所で違いがあります。
なぜなら模型は、出来上がった案の確認のために作ったのでなく、
案を練るための、途中で作ったからです。
最終案との違いは、そのまま打合せの検討成果。
施主ご夫妻と積み上げた、検討のあかしとなっています。

※この模型は、施主ご夫妻の許可を頂き、団体主催の展示会
などで、展示公開しています。
詳細は古川都市建築計画まで、お問い合わせ下さい。
 

◆庭とテラスの関係、テラスと居室の関係が分かります。
20140719_6

◆書架と居室が並びます。寝室の上は小屋裏収納です。
20140719_7

◆1・2階が吹き抜けを介して繋がる関係。
20140719

◆こうして簡単に撮影し、写真そのものも打合せ等でフル活用します。
20140719_10

「図書館のある家」 敷地とスケッチ。

2014年07月19日

 

敷地視察から

着工を迎え、本件のプロジェクトを振り返っています。
計画のスタートでは、建て主ご夫妻と敷地視察をしました。
かつてご実家があり、ご主人が生まれ育った土地なので、
隅々までご存知であることは、いうまでもありません。

一方、奥様や設計者である私の立場でみる、敷地や周辺環境は、
さらに違った魅力も感じられるようでした。
活かしたい景色や方角、既存の植栽など、
始めに皆で敷地を視察出来て、大変良かったように思います。

20140719_1
◆河川敷の雑木林が借景となる敷地

 
広い河川に面する住宅地。
敷地と接する道路の幅員や、隣地との敷地境界について
あいまいな所が多かったこと、また、河川に面することで必要
となる、河川法第26条の許可を取得するため、資料収集と
現地状況の詳細を、関係者確認することも必須でした。

お願いしました現地の土地家屋調査士:増田年晴氏により、
施主ご夫妻、市の職員の方々、隣接する住民の方々の立会いが
実現。現状確認と検証で、その後明確な敷地測量図ができ
プランニングや、各申請に必要かつ十分な整理となりました。

20140719_3
◆立会い頂きました皆さま、ありがとうございました。
 

ファースト・スケッチへ

建て主ご夫妻のご要望などお話を伺った後、
常に持ち歩いている手のひらサイズのスケッチブックへ、
ボールペンで始めに描いたイメージスケッチ。
今回、詳細は別として、大きな方向性は、
このスケッチで、ほぼ決まったかたちとなりました。

・景色を楽しみながら、沢山の書籍が読めるセカンドハウス。
・バリアフリーを考慮した、平屋スタイル。
・河川敷の豊かな環境に開き、一体感が得られる広いテラス。
・一部を2階とし、伸びやかな川の眺望を楽しめるようにする。

20140719_5
◆ファースト・スケッチ

20140719_4
◆中国文化研究を主とした沢山の書籍。お伺いし総量を調査しました。

「図書館のある家」工事契約に立会いました。

2014年07月13日

20140106_2
◆「図書館のある家」イメージ模型

 

実施設計が終了した「図書館のある家」。
今回は、同じ図面で、施工会社様3社に見積りを
ご提出頂き、比較検討等により精査。(相見積り)

本日は、決定しました地元長野市の飯島建設株式会社様と
施主ご夫妻との工事契約に、設計者として立ち会いました。
場所は、東京にお住まいの施主ご自宅。
ご契約内容や保険加入の件、ご入金の日程など、
皆で、一つ一つ丁寧に確認出来ました。

__

本件は、
2012年9月開催「建築家31会の住宅模型展(第6回)
にお越し頂きましたお客様の、プロジェクトです。

書籍をたくさんお持ちのご夫妻でした。
本が楽しめる、眺めの良いセカンドハウス。
将来の移住を視野にいれたつくり。
ご夫妻とともに検討を重ね、今日にいたります。

いよいよ着工です!

 

◆建築家31会の住宅模型展(第6回)~懐かしい。笑
20120930