「図書館のある家」 屋内造作&オリジナル建具打合せ。

2014年12月29日

 
雪がまう新築住宅「図書館のある家」。

施主+施工+設計の3者で現場集合。
年内工事状況と、年明け後の工程を皆で確認しました。

外壁の一部に採用した木板貼りも完成。
「図面では良く分からなかった」という正直なご感想と共に、
施主ご家族、施工の飯島建設皆さまには
「いい雰囲気ですね!」とお褒めの言葉を頂きました!
嬉しいことです。

屋内の造り付け家具や、オリジナル建具の方針など
ざっくばらんに打合せが出来て良かったです。
ご家族皆さま、飯島建設 灰谷さん、宮入さん、
年末のお忙しいところ、ありがとうございました。
~良いお年を、お迎え下さい!

◆施主ご家族は、東京から雪景色の長野へ到着。
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◆外壁一部に採用した木板貼り完成(レッドシダー板材)。
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◆高い天井の居間を中心に皆で施工状況を確認。
 年明け早々、壁面に大きな書棚が設置される予定。
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新築住宅「遠くを望む家」 現地打合せ。

2014年12月26日

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前面道路から2.7m上がった既存住宅(右)を建て替えます。
鉄筋コンクリート地下車庫の上に木造住宅を計画。
RC+木造による混構造の住宅となります。高低差のある
横浜に、大変多いケースの敷地形状を活かした設計です。

 

実施設計中の新築住宅「遠くを望む家」。

施主ご家族+STYLE田代さん+古川で現地集合。
実施設計に必要な、敷地の細かな状況を一緒に
確認致しました。

道路境界のヨウ壁寸法、隣地との境界壁形状など、
視察しながら同時にメモ。
採寸などもお手伝い頂きました。

その後、設計に活かすポイントなど、
皆でそのまま現地打合せ。ざっくばらんに
考えや意見が出し合えたので、とても良い機会でした。
ありがとうございました。

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リフォーム住宅「縁側サロンのある家」 基本設計。

2014年12月25日

 
リフォーム住宅「縁側サロンのある家」。

築34年(1980年竣工)木造2階建て一戸建て住宅の
リフォーム計画です。地域の子供たちや親しい方々の
来客が多いお住まい。玄関近くの一室を、屋内外が
連続する縁側のようなサロンとして、気軽に来客を
お迎えできるスペースに修繕。将来は車椅子介助なども
対応する主寝室になる計画です。新しい形のバリアフリー
提案となります。

住宅リフォーム基本設計とは?

◆背景
住まいの劣化、ご家族の独立による暮らし方の変化、
今後の暮らしにおけるバリヤフリー化など、
緊急性はないのだけれど、リフォームによって
安心で快適な住まいになったら嬉しい!
と誰もが考えるのですが、その一歩が中々
踏み出せないのが現状です。

◆そこで、
ざっくり、ご家族と共にリフォーム案を考え、図面化。
ざっくり、工事費や工事期間などを算出。
それが、「リフォーム基本設計」です。
実際に着手する前の検討材料となりますので、
お身内と相談したり、生活設計等のきっかけとして、
ご好評頂いております。
実例も、紹介出来ますので、気軽にご相談下さい。 
古川達也

◆縁側サロンのある家「基本設計」資料が概ね完成。
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◆工事費概算の算出のため、今回はSTYLE 田代さんと現地訪問。
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震災復興リフォーム住宅「地域に残す家」 内部の修繕。

2014年12月13日

 
雪が舞う仙台。
震災復興リフォーム住宅「地域に残す家」の
工事に立会いました。

傾きのあった2階をおこし、健全な状態とした上で
劣化のあった柱・梁をしっかり修繕・補強。
現場では、活用出来る既存窓サッシの調整や、
新設するサッシの据え付け中でした。

仕上げを解体するまで、劣化の程度が曖昧となる
リフォームならではの問題を乗り越えるため、
地域における経験と熱意をもって取り組んで頂いて
いることが、伝わってきました。

気仙沼工務店:佐藤氏と施主ご家族と共に
内装仕上げ前の設備工事・断熱工事・下地工事等
の方針を確認。また、今後外部足場を組み、
温存補修で対応する、瓦屋根や外壁への対応も
確認させて頂きました。ありがとうございました。
 

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◆美しい雪化粧の現場ですが、工事の安全を願います。

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◆仕切られていた空間をワンルームに。
 オープンキッチンから階段や玄関方面が見渡せる
 広々とした空間になります。

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◆柱・梁の補強。様々な工夫をして頂いてます。

 

「むかえる家」 竣工写真

2014年12月1日

テーマは「むかえる」。やってきた時に、誰もが迎えられていると感じる2世帯住宅を目指しました。1階は広いデッキテラスと繋がる居間とお母様の寝室。2階は夫婦と4人の元気な子供たちのスペースを確保。来客の多いご家族です。住まい正面の木壁と、居間に繋がる木デッキテラスは、来客を大らかに迎えると同時に、優しいバリアフリー動線となりお母様の負担を軽減します。また、どの部屋に行く場合も必ず居間を通る構成は、見守る子供達をあたたかく迎えます。

場所:神奈川県横浜市
構造:木造2階建て(2世帯住宅)
敷地面積:161㎡(49坪)
建築面積: 80㎡(24坪)
延床面積:145㎡(44坪)
建築設計:古川都市建築計画+STYLE
家具設計:STYLE
施工:STYLE
写真:GEN INOUE

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家族と来客を迎える正面の木壁。

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深い庇と木壁によるシンプルな構成。

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道との高低差を活かし開放的な居間とテラスを実現。

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2階の屋根付きベランダ。大量の洗濯物が余裕で干せます。

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広い木デッキテラス。奥はお母様専用の物干しとベンチ付き。

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バリアフリースロープ。将来の介助や車椅子動線を確保。

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あたたかみあるオリジナル玄関扉。

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家族と来客を迎える、内開き扉としています。

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靴を履いたりぬいだりし易い、シンプルな木手摺。

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手荷物があっても開閉し易い、通し引き手の引戸。

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家族の多いお住まい。大量の靴収納や服を掛けるスペース付き。

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アイランドキッチンと掲示板。学校からのお知らせプリント対応。

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居間が見渡せるキッチン。実はご主人の魚さばき!凄いんです。笑

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テレビも置くのですが、映画館スタイルが主。楽しい!

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全てオリジナル造作のキッチン。(STYLE設計施工)

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食洗機・電子釜・ゴミ置場など十分な機能と美しさが実現。

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木デッキテラスと居間がフラットで連続。心地いい。

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木デッキテラスとお母様寝室がフラットで連続。収納充実。

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見せない収納・見せる収納・お仏壇など美しくおさまります。

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子供たちのスペース。将来自由に間仕切ることが出来ます。

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家族の多いお住まい。洗面器も2つが便利。(STYLE設計施工)

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来客も使うトイレ。シャンデリアはサプライズ?旧宅の居間で
使っていた照明器具をトイレで再利用。想像以上に素敵です。
マンガ本が並ぶ棚に、木手摺が設置されています。立ち座り
し易い、新たなバリアフリー提案となっています。

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建物+庭+車。様々なかたちで町と住まいが繋がっていきます。

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静かな町と、おだやかな住まい。

「図書館のある家」 屋根仕上げ確認&電気工事打合せ。

2014年11月27日

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新築住宅「図書館のある家」。

現場では、長野でおきた地震の影響は無く、まずは安心。
屋根完成ということで、
足場の一番高いところから仕上げ面の状況や、
壁と取り合う軒先などの、施工状況を確認。

屋根仕上げは、
ガルバリウム鋼板タテハゼ葺き0.4mm厚、シルバー色。
先端を、シャープな形状におさめて頂きました。
下端は、雪止めをしっかり設置して頂き、
今後の雪対策も万全です。

河川敷に面する本体。
木々の間から、目前の河川のきらめきが見えて、
とてもきれいでした。

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屋内では、下地の石膏ボードを張りめぐらす前に
必要な、電気設備工事の打合せでした。
・配線ルート
・換気口
・住宅用火災警報器
・エアコンや照明器具の詳細位置。
・コンセントやスイッチなど、パネル位置も確認。

工事関係の皆さま、大変お疲れ様でした!

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【家具と建築の模型展】11月22日~12月28日 @BoConcept横浜店

2014年11月22日

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建築家ギャラリー『AAスタジオ』と
デンマ-クのインテリアブランド『BoConcept』の共同企画展。

BoConcept横浜店内、実際の商品で、体験出来る家具の近くに、
その家具のミニチュアを配置した住まいの模型を展示する
という、はじめての試みです。

同時開催として、週末には各建築家が交代で店内に在中。
建築デザインのご相談をお受けさせて頂きます。
古川達也は、12月14日(日)担当。
会場でお待ちしております。

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◆家具の中に住まいの模型を展示

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◆1/50模型とプロフィールパネル(古川展示)

 

古川制作の模型をご紹介致します。

住まいの模型は、現在建設中「図書館のある家」。
この中にBoConcept家具4種類を配置しました。
◆Lugoテーブル(ダイニングテーブル)
◆Zorroハイバックチェア(ダイニングチェア)
◆Fargoソファ(リビングソフア)
◆Cartagenaネストテーブル(コーヒーテーブル)

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BoConceptリビング家具の1/50ミニチュア制作

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◆「図書館のある家」とBoConcept家具

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◆リビングの奥に寝室が見える。

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◆リビングは書棚のある高い天井が特徴。

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◆天井高をおさえた寝室からリビングを望む。

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◆広いテラスに面した開放的なリビング。

震災復興リフォーム住宅「地域に残す家」 が着工しました。

2014年11月3日

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◆地をはうようなデザイン「はやぶさ」で横浜から仙台へ向かう。

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◆乗車前清掃の表示。震災復興を願うメッセージと受け止め、
 やはり何かを感じました。「がんばるぞ!日本」
 

311東日本大震災により、半壊判定となった仙台市内の
お住まいを修繕し、耐震性・機能性・快適性を高め、
再びご家族が楽しく心地良く暮らすことの出来る住空間に
再生する計画が進行中です。

ご縁あって、古川都市建築計画では「基本設計」を担当。
経済性・合理性を超え、施主ご家族が望まれた町・住まいへの
愛着を共有したリフォーム計画を追求して参りました。

実施設計及び施工は、地元の株式会社気仙沼工務店様が担当。
基本設計の考えを軸としながら、多くの実績と技術力により、
地域密着のモデルケースとして、無事着工を迎えました。

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◆仙台の着工現場にて、左から古川と気仙沼工務店様の佐藤親子。
 お二人からは解体して分かったことや、歴史、伝統工法など、
 現場を一緒にまわりながら、沢山ご指導頂きました。
 (施主によるスナップ写真。ありがとうございました!)
 

施主ご家族のご要望により、古川都市建築計画では、
現場進行アドバイザーとして、要所で工事に立ち会う方法を採用。
バリアフリー性・意匠性・地域伝統の継承・補助金の活用など、
ひとつの住まいを超え、震災からの復興と、
広く地域の町づくり提案を視野に入れたプロジェクトと考えます。
施主・施工・設計など各関係者が様々な立場で意見を出し合い
バランスの取れた再生工事となるよう進んでいます。

既に、屋内の床・壁・天井の仕上げが丁寧に解体され、
足元強化として採用することになった、べた基礎工事の
配筋状況等を確認させて頂きました。~順調です。

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◆配筋や土台アンカーボルトなど基礎コンクリート打設前の確認。

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◆足りない部分を補い残せる部分は最大限活かす方針を追求します。

 

「図書館のある家」 屋内外の仕上げ現場打合せ。

2014年10月28日

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◆新幹線から在来線のワンマン列車「しなの鉄道」に乗り換え
 最寄り駅へ向かう。

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◆JR安茂里駅下車。目の前の国道を20分歩き、いざ現場へ!
 山に囲まれ、まさに長野へ来たなあ~と、実感する風景です。
 

新築住宅「図書館のある家」。

屋内外の仕上げについて、施主・施工・設計の3者で
現場集合し、打合せを行いました。
飯島建設現場監督:灰谷さんが、屋内外概ね全ての仕上げ
についてカタログやサンプルを現場に搬入。
素材感や色の違いによる数種のサンプルから一つを
最終決定する方法です。

屋内各場所の床・壁・天井や、造作家具。
屋外は、既に外壁仕上げは決まっていましたが、関係する
端部の板金や、一部木質素材を使う部分の方針も確認。

施主ご夫妻に、実際採用する場所で佇んで頂き、
空間の雰囲気を感じて頂きながら打合せが進行。
直ぐに決まるものが殆んどでしたが、
少々皆で迷いながら、決まった仕上げもありました。

こうして決定した仕上げは、
きっと忘れがたく、記憶に刻まれるものと想像します。
皆さまお疲れさまでした。

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◆足場シートに隠れた外観。屋根のラインが見え隠れ。。

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◆リビングダイニングの吹抜けを見上げる。

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◆犀川の川面を眺める2階窓と、河川敷の緑景を楽しむ1階窓。

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◆サンプルで検討中の、私と施主ご夫妻。
 灰谷さん、スナップ撮影ありがとうございました。
 

「つなぐ庭の家」 お引き渡し。

2014年10月14日

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新築住宅「つなぐ庭の家」は
本日、お引き渡しとなり、設計者として立ち会いました。

皆で、明るく風通しの良い2階リビングの床に座り
取り扱い説明書や鍵などをお渡し。
滞りなく説明する中山建設社長中山さんが、
いつもよりちょっと男前に見えたかも?!笑。

行ってきます!と1階玄関扉をあけると、
毎日、緑が目に飛び込んでくる住まいになります。
庭がテーマの本件は、この緑を中心に、
あとは外構工事を残すのみとなりました。
工事の関係皆さま、あと少しです。よろしくお願い致します。

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