大きなオリジナル造り付け収納棚製作のジョイント方法

2021年06月10日

 

大きなオリジナル造り付け収納棚製作のジョイント方法

横浜市戸塚区の個人住宅「2つのテラスをもつ家(仮称)」は、あと2ヶ月で竣工。いよいよ屋内の仕上げや造作工事がクライマックスを迎えます。空間に合わせて設計している屋内造り付け家具の製作が始まり、調整打合せを兼ね工場で貴重な製作過程をみせて頂きました。担当は中山建設家具職人の五味さんです。

大きな造り付け家具は、分割して製作し後で繋ぎ合わせ、必要な寸法の家具を実現します。分割することで現場への輸送・搬入も可能になりますので、合理的で質の高いジョイント技術は、造り付け家具の可能性を広げる、とても重要な技術であることが分かります。

例えば、洗面脱衣室の収納棚は、完成すると壁面と一体となり床から天井までいっぱいの収納力抜群、大きな壁面収納棚となります。上下半分づつ製作し、中程で繋ぎ合わせるのですが、そのジョイントに、ドイツ製の特殊な道具と部材を活用しており、五味さんにその詳細を解説して頂きました。

専用の彫り機で確保した穴に、ジョイントするための金物を互いに埋め込み、外側から六角レンチで締め上げることで引き寄せられるしくみ。殆ど継ぎ目が分からないほどの精度で、別々に造られた家具が一体になります。再度解体して現場へ搬入し、同じ方法で組み立て再現できる。すごいですね。

本件住まいでは、さらに大きな造作家具があり、このシステムで実現して頂きます。安心して製作をお任せできる頼もしい技術ですね。完成が楽しみです。

 

六角レンチで引き寄せジョイントすると、殆ど継ぎ目が分からない素晴らしい精度です。すごいですね。

造り付け家具を施主・施工・設計3者で確認・現場調整。

2021年04月4日

 

造り付け家具を施主・施工・設計3者で確認・現場調整。

横浜市戸塚区の新築住宅計画「2つのテラスをもつ家(仮称)」施主・施工・設計3者集合で行う月1回の現場定例。屋外の屋根工事と外壁の窓サッシの施工が終わり雨仕舞いが出来たので、いよいよ本格的に屋内工事の仕上げに着手するタイミングです。既に床フローリングやセルロースファイバーによる断熱工事は終了。実施設計図面を皆で確認しながら、オリジナルで製作する書棚や収納棚などの作り付け家具(造作家具)の打合せを行いました。施主ご家族全員で参加頂けたので、子供たちの動作や、現場でご家族皆が感じる感覚を共有しながら、棚を増やしたり家具のプロポ-ションを微調整したり確かな調整を行うことが出来ました。

 

省エネルギー二世帯住宅 “個別見学会”ご来場ありがとうございました。

2017年11月26日

 

ご来場ありがとうございました。
 

まもなく完成を迎える、横浜市都筑区の省エネルギー
二世帯住宅「ぐるっと回れる家」。
事前予約制の“個別見学会”が無事終了しました。

ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)を実現する
シンプルな工夫。耐震等級3を実現する構造計画。
施主ご家族の希望により自ら家づくりに積極的に
かかわることが出来るよう、仕上げ過ぎない自由度の
高い骨格がテーマの住まいでもあります。
仕切りの少ないワンルーム空間で、安定した温熱環境を
実現する最小限の設備計画なども、実物を見て触れて
感じて頂きながら、ご案内させて頂きました。

お天気に恵まれた、気持ち良い休日。
ご来場頂きました皆さま、ありがとうございました。
聞き足りなかったことや、再度聞いてみたいことなど
気軽にお問合せ下さい。
都合が合わず参加が叶わなかった皆さま、
個別に機会を設けて参りますので、ご相談下さい。

古川都市建築計画一級建築士事務所 古川達也

 

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階段を中心にぐるっと回れる2階居住空間。

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1・2階が繋がる格子状の床は、視線を通し気流を
活かす吹抜け空間。

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1階リビングダイニング。壁を塗ったり、床を張ったり、
洗面台や棚などの造り付け家具製作など、ご家族のDIY
が住まいの味わいと、とっておきを生みだしてます。
今後も住みながら進化を続ける住空間です。

※見学会の企画準備をして下さいました、
中山建設スタッフ皆さま、ありがとうございました。

 

心地いい時間 @山見の家

2015年02月1日

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良く晴れた休日。

ちょうど10年前に設計した個人住宅「山見の家
に伺いました。

洗濯機の買いかえにともなう、造り付け家具の調整
を一緒に考えることが主旨だったのですが、
それは早々に終わり、
久々ご家族とゆっくり話せて嬉しかったです。

太陽の光がどーんと差し込み、
居間の中央で、すくすく育った3mを超える緑。

公園で、ひなたぼっこするようにすごし
美味しいお昼ごはんを、ご馳走になりました。
心地いい時間。。ありがとう!
楽しいひと時でした。
 

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「もう一つある家」竣工写真。

2014年02月4日

階段を中心にグルグル回れるワンルームスタイル。テーマは「もう一つあるってうれしい!」~将来部屋を分けたいから出入り口がもう一つ。色々居場所が欲しいからリビングがもう一つ。女の子が多いから洗面器がもう一つ。来客が多いから駐車場がもう一つなど。コンパクトながら様々なモノやコトが、もう一つある住まいです。

場所:神奈川県伊勢原市
構造:木造2階建て
敷地面積:124㎡(38坪)
建築面積: 60㎡(18坪)
延床面積:112㎡(34坪)
造作家具:Muku-emi
植栽:吉田龍
施工:中山建設
写真:塚本浩史

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街路樹の眺めを活かしたシンプルな佇まい。

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リビングのプライバシーと開放性を確保するバルコニー。

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屋外環境に強いレッドシダーの手摺壁・玄関引戸・屋外水栓。

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ペレットストーブがある、ワンルームスタイルのリビング。

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住まいの中心に家具のような階段。使い方自由のワークスペース。

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バルコニーがリビングの広がりを生み出す。朝食の気持ち良さ。

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カフェスタイルの、収納たっぷりオープンキッチン。

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洗面器がもう一つ。女性が多い家族、忙しい朝に対応。

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収納たっぷり、オリジナル鏡収納棚。

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クライアント支給の照明が可愛いトイレ。

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飾り棚もフル活用、備品がしっかり収納できます。

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システムキッチンとオリジナルカウンター戸棚の組合せ。

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階段奥はもう一つのリビング。室内干し・即席客間・ピアノ練習など。

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空調効率や小さな子供に配慮した引戸。

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心地いい木製手摺の階段。郵便受けや玄関先が見えて快適。

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空が見える玄関正面の階段。伸びやかな空間。

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将来分けられる子供室。出入口がもう一つある。

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2階杉無垢板床材を現わしにした1階主寝室。木に包まれる。

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庭木ヤマボウシの成長が楽しみな子供室。

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オリジナル玄関引戸。柔らかい表情の小窓はシイの葉がモチーフ。

「もう一つある家」内装仕上げ現場打合せ。

2013年11月9日

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現場はいよいよ内装の仕上げ材を施工する段階。
施主ご夫妻、施工、設計の3者で現場に集合し、
主に屋内仕上げ材や、仕上げ方針、
建具・造り付け家具などの、確認・検討を行いました。

設計時で共有していたイメージであっても、
工事が進行し、実際の空間に身を置くことが出来る
ようになった状態で、素材感や色合いなどを、
現地で再確認することも大切です。

同じ素材の色違いや、予定していた素材の同等品で、
さらに魅力ある選択が出来ることもあります。
施工:中山建設の中山さんに、各サンプルをご用意頂く
ことで、一つ一つ出来上がりを皆で想像しながら、
方針決定することが出来ました。