遠方の施主とSNS&手描きスケッチで情報共有@店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

2018年11月25日


遠方の施主とSNSでやり取りしながら、手描きスケッチ。
こうしてスマートホンで撮影。
そのまま写真を送信し、情報共有しています。

 

遠方の施主とSNS&手描きスケッチで情報共有
@店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

建設場所やクライアントが遠方の場合、例えば現場打合せ
として、概ね数週間に一度の施主・施工・設計三者定例だけ
では、確認や変更などスピーディーな対処が難しくなります。
従って、電話やメール等のやり取りは必須。
写真・図面データなども、きちんとやり取り出来ますから、
遠方でも多くの情報を受発信し、進めることが可能です。

一方、今困っている、出来れば今直接相談したい、等々
瞬時の情報共有や、ちょっとしたニュアンスをリアルタイム
でやり取りしたい時は、メールに物足りなさがあります。
もちろん時と場合によると思うのですが、本件現場では
互いを尊重し気遣いつつ、とても自然なかたちで
SNSを活用したコミュニケーションで、情報共有する
場面が多くなっています。

施主・施工・設計三者とも日常的に使っている
LINEを活用。気軽に意見交換することになりました。
タイムラグ等ストレスなく、様々なニュアンスを共有。
方針をスムーズに決定し、現場進行しているように思います。

例えば、未決定で保留だった店舗前室のミニ展示コーナー。
施主:「どうしましょう?少し希望やイメージもあるけど、
形にならない、どう決めたらよいか分からない。」

コメントを受信しつつ、いらない紙やスケッチブックに
古川がグリグリとスケッチ。
即興だから、スケッチは美しく整っている必要なし。
なぜか、メールで送りにくいラフなスケッチも、
ハードルが下がるのかLINEでは送りやすい。
古川:「参考ですが、こういうイメージでしょうか?」
スケッチをスマホで撮影。
言葉を送るようにスケッチを送信します。

そうそう、そんな感じよねー!
スケッチのこの部分は良く分からないけど、、
こんな感じですかねー。
直後互いにネットで検索した写真を送り合い。
そうそう、それですー!と、イメージ共有。

つまり、スケッチで正解を当てるのではなく、
スケッチがきっかけとなり、かしこまった図面を作って
並べているより、意見や感想が出しやすくなる状況。
また、どんな長電話、どんな長文のメールより
具体的で早い。

私自身のライフワークでもある、気軽な手描きスケッチ。
比較的コッソリ?公私で個人的に使っていた
スケッチブックは、ちょっと出番が増えてきています。

 


飾り棚の高さは、低めがいいかな?
魚の絵(魚拓)はラフな額装をした方がいいかな?
考えをめぐらせる過程そのもののスケッチ。
これも送信。


以前に考えたことがあるイメージもスケッチして送信。
活かすところや、やめるところも、結構幅広く
意見交換出来ました。

 

※合わせてご覧下さい。

◆上越市の店舗併用住宅計画「和定食屋さんの家」進捗。
地鎮祭と工事契約
施主・設計と各工事担当者の初打合せ
家具・建具や人を入れたイメージ模型
融雪を考慮した外構計画の現場打合せ
上棟式「お餅まき」のご案内が新聞掲載されました。
上棟式「お餅まき」の様子
工事中盤、建具・厨房機器・左官仕上の打合せ
フラット35S適合証明「中間現場検査」
屋内塗装と屋外塗装の打合せ

 

8/9から8/14まで夏季休暇を頂きます。

2018年08月6日

 

古川都市建築計画は、8/9から8/14まで

夏季休暇を頂きます。

暑さ対策など、お出掛けには充分お気を付け頂き

皆さま良い夏休みをお過ごし下さい。 

古川達也

 

追伸
先日、上越市の店舗併用住宅計画「和定食屋さんの家」
現場では、基礎コンクリートの打設が行われました。
カネキ屋工務店現場監督の小林さんから、工事の様子が
分かるスナップ写真をご送付頂きました(下写真)。
古川都市建築計画が拠点とする横浜から、現場の上越は、
大変離れていますが、写真など臨機応変にご送付下さる
ので情報共有出来て嬉しい。
次回の現場打合せが、とても楽しみです。


第三者機関による配筋検査(カネキ屋工務店小林氏撮影)


基礎コンクリート打設の様子(カネキ屋工務店小林氏撮影)

施主・設計と各工事担当者の初打合せ @店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

2018年07月26日


工務店さんオフィス内。模型を使い、目指すところを
確認しながら進行。途中から、施主奥さま自ら模型を
回転させ、空間の特徴を解説する場面もあるなど、
和やかな打合せとなりました。

 

施主・設計と各工事担当者の初打合せ
@店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

無事着工し現場では基礎コンクリート工事が進行する中、
施主・施工・設計三者定例(月一回)の、初回打合せ
が行われました。

現場監督担当の小林さんにコーディネート頂き、
工務店オフィス内で、順番に各種工事担当の皆さまと
顔合わせを兼ねた初回打合せを行うという段取りです。
給排水衛生設備 みつわ住設株式会社 小杉さん → 電気
設備 株式会社矢野電機工業所 荻井さん → 屋外サッシ
株式会社保坂屋 村松さんと概ね一時間おきにお会いし
ました。特に設備配管に関する内容は、既に進行中の
現場基礎コンクリート工事に関係する部分もあるので、
関係者相互の内容理解が大切です。

設計意図や内容を情報共有、工事ご担当からの現場調整
や変更のご提案など、意見交換をする大事な初回。
設計時に作製したイメージ模型をフル活用しました。
「こういう事だったのね、、」
「この部分が邪魔になることが課題ですね、、」等々。
模型は、全てを詳細に表現したものではありませんが、
概ねを理解するには充分。誰もが口を出せる状況を
生み出し易いアイテムと言えます。
図面で分かりにくい部分も、模型を囲み、皆で見て触れて
意見交換することで、様々な気付きや発見に繋がりました。

途中から、模型を見易いように回転させたり、携帯照明
をあて、暗い部分を照らしたり、設計者である私が行う
はずのサポートを、施主ご夫妻自ら行う場面もあり、
和やかに進行。とても良い打合せが出来ました。
 




模型、図面、建材サンプル、カタログを行き来しながら
情報共有の確度を上げていく打合せです。



模型を至近距離でのぞくと、とても臨場感があります。
写真は1階店舗部分の様子。入り口正面に薪ストーブが
見える構成です。

 

現場では、基礎コンクリート工事の配筋作業が進行中。
設計者の立場(現場監理)で検査をさせて頂きました。
1階が店舗のため、コンクリート土間を居室床仕上げ
高さまで上げることや、基礎の外側に断熱処理をするなど、
少し特殊な方針を採用しています。
厨房となる場所だけは、配管のためコンクリート土間を
下げる繊細な調整も、きちんと施工頂いていることを
確認しました。関係の皆さまありがとうございました。



 

※合わせてご覧下さい。
地鎮祭と工事契約の様子