矮鶏の別荘 『チャボさんの家』 竣工写真

2020年11月15日

 

『チャボさんの家』

<概要>
カフェの看板犬ならぬ看板鳥の居場所です。既設の鳥小屋に対する別宅として製作。昼夜や天候などに合わせ移動出来る鳥小屋で、皆に愛されるペット(矮鶏)の安全と健康をサポート出来るよう工夫しています。ちょっぴり臆病で、好奇心たっぷりなチャボさんの別荘といえます。

場所:神奈川県横浜市   
用途:鳥小屋(矮鶏の別荘)
構造:木造平家建て
敷地面積:335㎡(48坪)
建築面積:0.40㎡(0.12坪)
延床面積:0.40㎡(0.12坪)
設計:古川都市建築計画
施工:中山建設

 


ウッドチップ敷きが心地良い、カフェの外構アプローチに配置。


陽あたりや矮鶏の様子をみながら、自由に移動出来るモバイルハウス。


壁はけんどん式で、開口場所を変えることが出来ます。


起伏のある場所でも対応できる高床式。スノコ状の床で衛生的。




愛嬌たっぷり、来客を迎えるチャボさんの様子。(撮影:中山建設)

 

横浜市戸塚区の新築住宅計画が工事契約となりました。

2020年09月20日

 

横浜市戸塚区の新築住宅計画「2つのテラスをもつ家(仮称)」。施主・施工・設計3者立会いのもと、施工者様のオフィスで工事契約が無事行われました。コロナ禍の諸事情などを考慮しつつ、来年初夏の竣工を目指して参ります。

施工を担当して下さる株式会社中山建設様は、施主ご家族の希望する横浜市内3社の工務店様に、同じ実施設計図を同じ日程で渡しお見積り頂く「相見積り」を経て、施主とご一緒に選定させて頂きました。その後1カ月かけ意見交換を重ね、減額項目や増額項目の要不要などを精査。皆が納得出来る内容で、工事契約の日を迎えることが出来ました。

工事契約の約款を施主・施工・設計で読み合わせて確認。皆互いに「よろしくお願いします」と声を掛け合いつつ、最後に工事契約書に施主印を頂く場面では、リラックスした雰囲気と緊張感と、静かな感動がありました。気持ちを新たに頑張って参りたいと思います。

 


工事契約の約款を施主・施工・設計で読み合わせて確認。最後に工事契約書に施主印を頂く場面。写真左:中山社長とスタッフの芳賀さん。写真右:施主ご夫妻、春に生まれたばかりの赤ちゃんと2人の小さな娘さん達も同席してくれました♪


わたくし古川も、設計・監理者として同じ契約書に印を押す場面。気持ちを新たに頑張って参ります。
(写真:中山建設)

 

 

リモートプレゼンテーション

2020年07月22日

 

自身初、初回提案を

リモートプレゼンテーションで行いました。

作業画面そのものを開き、

ご提案する空間を多方向から見て頂ける場面もあり、

とても良かったです。

クライアントに助けて頂きつつ、

何とか伝わったのでは、と思いたい^^。

意外と楽しく出来ました。
 

@オフィスサロン計画、Google Meet活用

 
 

BIM (Building Information Modeling)

2020年06月1日

 

コロナ対処でデスクワークが増えました。
この機会に、進行中の新築住宅計画でBIM
(Building Information Modeling)
に着手。

ソフトは、ハンガリーの企業グラフィソフト社
が開発したArchiCAD(アーキキャド)です。
操作の理解が遅い自分にがっかりしつつ、
ちょっと分かってくると楽しくもある。

少し時間は掛かると思いますが、
上手く使えるようになれば、
間違いなく面白いと思います。
しばらくは悪戦苦闘の連続です。苦笑
 

実施設計打合せ。建材実物サンプルと原寸大模型で屋内造作のイメージ共有

2020年03月23日


屋内の床仕上げで候補となっている実物サンプルを比較しながら検討。

 
 

実施設計打合せ

施主ご自宅に伺い、方向性を一つ一つ決めていく実施設計の打合せ中盤。間取りなど主要な空間構成が決まり、いよいよ屋内の仕上げや造作家具などを具体化していく初回打合せとなりました。見た目の印象だけでなく手触りや使い勝手など、長い目で見た心地良さなども目指したいところです。

図面やカタログ資料だけではイメージ共有し難いため、採用候補となっている建材サンプルを取り寄せ持参しました。持参サンプルは、新居にそのまま持っていく家具や家電、買い替え前の基準となる日用品などと並べて検証も出来るので、気付きも沢山あると考えているからです。例えば床仕上げのサンプル確認では、特徴や価格・素材の香り・手触り足触り等を体感し、最有力候補を施主ご夫妻は自然に選定されました。

一方、今回の住まいに合わせてデザインするオリジナルの屋内手摺についてはサンプルが無いため、原寸大の部分模型を製作し持参しました。細いスチール素材の本体に、手の触れる天端部分のみ木質素材を使う案を模索中。候補のタモ材と同じ素材の薄板を模型に貼り、出来るだけ実際の様子をイメージし易くすることを意図していました。手摺の支柱も表現してありましたので、図面と照らし合わせながら手摺全体の安全性や印象なども共有され、皆で大きな方向性を決めることが出来ました。

 


手摺の原寸大模型を手にする施主ご夫妻の様子。

 
 


手摺模型を製作している様子。

 
 

年末年始は12/29から1/5までお休みさせて頂きます。

2019年12月25日


崖の切れ目に忽然と現れる神秘的な「投入堂」。先に着いた方々からも気持ちの高揚を感じました。

 

プロセスの大切さ

場所は世界一高濃度のラジウム温泉が噴出することで知られる島根県中央部の三朝温泉(みささおんせん)郷。西暦1100年前後に建立されたと言われる密教建築の遺構「投入堂(なげいれどう)」が、起伏豊かな深い森の奥に現存します。以前から是非観たいと思っていたのですが、機会あって夏に妻と二人で訪れることが出来ました。

観光ガイドブックや各種情報から、事前に登山対応の靴と動きやすい衣類を準備。転倒や転落も有り得るということで、少々緊張感をもって現地へ参りました。管理棟で入山のサイン。万が一戻れない場合に救出して頂くためです。何かあるといけないので必ず2人以上で参拝がルール。想像していたより険しい道のりでした。毎年、来訪者の滑落事故があることもうなずけます。修行の場なので当然と言えば当然。木の根や岩をよじ登るなど、かなり急勾配の場所もあり息があがります。休憩を取りながら、全身びっしょり汗をかき約1時間。崖の切れ目に忽然と現れる「投入堂」にたどり着きました。神々しい。。。感動です。

一方、例えば駐車場に車をとめ歩いて直ぐ「投入堂」に着いていたら、その感動はあっただろうか?。足元の土や岩、木の根や落ち葉の感触。木々の隙間から差し込む太陽の光や微風。先の読めない崖上を想像するワクワク感。途中で休みながらスナップ撮影を楽しんだり、一歩一歩進むプロセスそのものが丁寧なアプローチとなり、クライマックスとなる建築との出会いが忘れ難い体験となっています。来訪者が後をたたない重要な要素と感じました。

 

2020年へ

アクセスの容易さや明確さは、街や建築の大切な機能となります。しかし投入堂との出会いのように、アクセスの歪さや不自由さが、かけがえのない感動を生む不思議な機能になることもある。街や建築の魅力は一筋縄でいかない。そう簡単ではない。様々な場所や環境体験から、その魅力や課題を設計活動に活かして参りたいと思っています。

年末年始は、12/29から1/5までお休みさせて頂きます。来年は東京オリンピック開催など華やかな動向の中、踊らされることなくブレない軸足も問われる一年となります。古川都市建築計画一級建築士事務所は、2020年もより魅力ある空間設計を目指します。皆さま良いお年をお迎え下さい。

古川達也

 


参拝というよりほぼ登山。妻が意外と身軽であることに気が付く。笑


平安時代に建てられ900年を超えて現存。何度か手を加え修復の歴史を重ねてきたようですが、大事な点は建築の寿命の決め手が、建て易い平らな地盤でもなく、十二分な筋交いや耐力壁でもなく、優良なハイテク建材でもない何かであると言わざるを得ないことです。短命で残念なものづくりがあふれる社会。忘れかけている学びもあるように感じます。

 

「柿の木を愛でる縁側付き離れ」を建てる計画案。

2019年12月10日


「柿の木を愛でる縁側付き離れ」アイディアスケッチ
 

「柿の木を愛でる縁側付き離れ」を建てる計画案。
 

お住まいの敷地内に先代より大切にされてきた一本の「柿の木」。毎年秋には二世帯で暮らすご家族皆で収穫し、たくさんの甘くて美味しい干し柿をつくり楽しんでこられました。一方その柿の木は、住まいの屋内どの場所からも眺めることが出来ません。現在のお住まい建設時、柿の木を残すことは何とか出来ましたが、屋内から心地良く眺められる間取りは、叶いませんでした。

柿の木は敷地の隅で孤立し、葉の繁りや成長を見守り難いことが、少し残念に思われることがあるとお聞きしました。「柿の木を眺めながら暮らせたら嬉しい」ご高齢のお母様、晩年の夢です。ご家族は、柿の木が眺められるお母様の寝室を、母屋とバリヤフリーで繋がる「離れ」として、限られた敷地内に増築することをお考えになりました。柿の木を眺めながら過ごせる寝室。ご近所のお友達が気軽に立ち寄りやすい縁側も設けたい。秋は目前の柿の実を収穫して、縁側で干し柿をつくる風情が楽しみな住空間。素敵です。

ご家族からご依頼頂き「柿の木を愛でる縁側付き離れ」を計画しはじめました。以前に、柚子の木を楽しむ住空間アイディアとして発案した「柚子風呂パビリオン」にご共感頂いていることも、ご縁のきっかけです。ご家族のご期待に応えられますよう、アイディアスケッチや具体的実現のための条件整理・法的検討など、一つ一つ進めています。
 
「柚子風呂パビリオン」の概要はこちら>
 


以前に発案した「柚子風呂パビリオン」イメージモデル。庭の柚子の木を眺めながら、収穫した柚子をバスタブに浮かべて柚子風呂を楽しむことが出来る空間アイディアです。ブドウ畑を眺めながら、そのブドウでつくったワインを頂くワイナリーレストラン。そして、柿の木を愛でながら縁側で干し柿をつくって楽しめるセカンドルームとしての離れ。共通する何かがあるかもしれません。

 

基本設計打合せ。@横浜市戸塚区の新築住宅計画

2019年09月28日


住まい正面、玄関ポーチのバリエーションを模型で確認中。

 

基本設計打合せ

施主ご自宅に伺い、住まいの方向性を一つ一つ決めていく2回目の打合せ。間取りでは、リビングダイニングのソファー位置とダイニング位置を入れ替えた場合の印象、トイレの手洗いをトイレ外にゆったり配置した場合の効果など、目指すところを確認出来ました。

一方、住まい外側では前回打合せで、電動自転車含むご家族皆の自転車置場が課題となっていました。住まいとは別にサイクルポートを設けるスペースが取りにくいため、住まい本体から屋根や庇を伸ばし自転車が濡れない場所を設ける案のバリエーションを検討。図面だけでは雰囲気が分かりづらいので、簡単な模型で立体的に佇まいが分かるよう打合せに持参しました。

最終的には、自転車置場を兼ね玄関ポーチの庇をゆったり大きくする案に決定。雨天時の往来を快適にしたり、玄関先の立ち話しや荷物準備など、楽しく利活用出来るポーチとなり、住まいの顔となりそうです。

 


手にとって、様々な角度を至近距離で確認出来る1/100模型が活躍。

 

設計・監理契約でご自宅に伺いました。@横浜市戸塚区の新築住宅計画

2019年08月21日


現在住まわれているアパート。ご家族が日々くつろぐダイニングテーブルでご契約。サインを頂きました。

 

ご契約までの歩み

横浜市戸塚区の高台、土地はご両親の住まいの隣りです。気持ち良く景色の開けた方向にテラスを設け、ご両親との行き来やリビングの延長として、屋内と屋外が心地良く繋がる住まいにしたい。施主ご夫妻はとても明確な思いをもって、以前から住まいづくり計画を進めてこられました。縁のあったハウスメーカー3社に、それぞれ希望を伝え間取りなどの提案を頂くことを繰り返します。しかし、はじめての家づくり。思うようにやりとり出来ず、楽しく希望をもって進められない。打合せが苦痛だったと聞いています。

施主ご夫妻は、いつからか「建築家にプランニングをお願いしたい。建築家と一緒に後悔しない住まいづくりをしたい」と思うようになり、住まい相談・暮らしのデザインをご提案する建築家のギャラリー「横浜元町AAスタジオ」を訪ねることになります。AAスタジオは、主に横浜を拠点に活動し、地域を熟知する建築家メンバーが所属。ご夫妻はメンバーが交代で行う相談会「建築家と話そう」に参加し6名の建築家と面談。対話の感触だけでなく、各々のホームページやブログ等の情報発信、活動スタイルなども検討された上で絞り込み、3名を候補とされました。3人の建築家に同じ要望を伝え、3週間後に具体的住まい提案をプレゼンテーションするコンペを開催。提出図面や模型、プレゼンの質疑応答、何より理屈で説明できないご夫妻との相性も大事です。
~そして、古川都市建築計画を選んで下さいました。

 

施主ご自宅でご契約

ご家族が現在住まわれているアパートに伺い、暮らしの中で気に入っている部分や改善したいこと、新居に持っていく道具や家具など寸法を調べたりしながら、ライフスタイルを情報共有。個人的にかなりイメージがつかめ、新たにご提案したい気付きも沢山ありました。そして、ご契約へ。

施主ご夫妻と一緒に、設計の進め方や契約書の内容等を読み合わせしました。ご入金の回数や時期、ご契約に含まれる項目も一つ一つ確認。同時に設計・監理契約による設計・監理とは何か、ご説明しました。「設計」は、設計図を描いて終わりでなく、設計図で工事費見積りを施工者に依頼したり、見積り内容を査定しご一緒に施工者選定をしたり、内容によっては設計に戻り設計変更したりすることも含まれます。「監理」は、着工後の業務として、図面と現場との整合や調整、現場に足を運び、搬入された建材や出来高をチェック。作り手と対話を重ね、より良い家づくりを促す業務となります。

ご契約書にサインを頂き、これをもってご契約です。
いよいよ新築住宅計画のスタート。皆で素敵な住まいにしましょう!
頑張ります。よろしくお願いいたします。

 


奥さまのアイロンがけ。どこで、どんなタイミングで?実際の様子を見せて頂くことで、すごくイメージがつかめました。

 


コンペ提出時のイメージ模型。テーマは「ダブルテラスの家(仮称)」。家事がし易くプライバシーに配慮した「物干しテラス」と、リビングの延長で景色が広がる「眺望テラス」。2つのテラスをもつ住まいのご提案。まだまだ進化させて参ります。

 

前庭やアプローチなど外構計画のアイディア意見交換 @クラフトマンの家

2019年03月30日


「クラフトマンの家」で行ったアイディア意見交換の様子。撮影:塩原さん

 

前庭やアプローチなど外構計画のアイディア意見交換
 

既に建築本体が完成し、利活用がはじまった「クラフトマンの家」。横浜を拠点に自然素材を活かしたリフォームや注文住宅の建設を手掛ける、株式会社中山建設さんのショーホーム(店舗併用住宅)です。オフィススペース、創作スペース、レストスペース、カフェなどの屋内環境と連続する、ランドスケープとしての外構計画について、その本格的着手に向け3者でアイディア意見交換を行いました。

建物本体の施主・施工 中山建設 中山さん
植栽・外構計画の担当 草のよしだや 吉田さん
建築本体設計の担当 古川都市建築計画 古川

用と景さらに新たな気付きへ広がる吉田さんの外構案スケッチをみながら意見交換。やってみたいこと、やらなければならないことなど、様々なコンセプトが共有出来ました。
後日、本件実際の前庭を対象として、ミニセミナー&庭づくりワークショップを開催。そのまま「クラフトマンの家」ランドスケープになっていくというビジョンへ展開。とても楽しみです。

 


魅力ある様々なイメージが凝縮された吉田さんの外構案スケッチ。ビオトープ案も。

 


吉田さんと中山さん。とても良いアイディアが共有出来ました。

 


古川による意見交換スケッチメモ。物をつなぐ・人をつなぐ・活動をつなぐ・インテリア・ミッドテリア・エクステリア・植栽・ウッドデッキ・アプローチ・杜としてのランドスケープ等々。

 


「クラフトマンの家」3月17日現在の様子。