JIA神奈川主催「かながわ建築祭2020」が開催されます。

2020年01月24日

 

「かながわ建築祭2020」が開催されます。
 

◆期間:2/27(火)~3/1(日)
◆主催:JIA(日本建築家協会)神奈川
◆テーマ:サスティナブルで豊かな暮らしに向けて
◆主な内容:
・まちづくりシンポジウム
・展示イベント(場所:馬車道駅コンコース)
・参加型イベント
・まちあるきイベント
・トークショー など  

 

『サスティナブルなまち歩き』について

例えば、2/29開催の『サスティナブルなまち歩き』。参加型イベントの一つとして、JIA神奈川所属建築家サポートのもと、横浜の関内・関外エリアに残る貴重な「近代建築※」を中心に、歴史を紐解きながら歩いて見学する人気企画です。古川はJIA神奈川まちづくり保存研究会メンバーとして、当日サポート参加予定です。
街歩き参加ご予約・詳細 >JIA神奈川ホームページ
 
※「近代建築」とは、19世紀から20世紀前半、産業革命以後の社会における鉄・ガラス・コンクリートの技術革新を活かした建築のこと。日本では、近代化とは西洋化を意味するところもあったので「近代建築」に「洋風建築(西洋化された建築)」を含んでいます。横浜では、街の発展や市民に愛され続けてきた横浜らしい風情など、現存する「近代建築」が大きく関わっており、その存続や建替えなどの問題に直面しています。

 

 

墨田区曳舟駅周辺の街並み視察

2018年10月7日


街のどこからも見えるスカイツリーが常に印象的。

 

墨田区曳舟駅周辺の街並み視察

芝浦工業大学 環境システム学科 3年生後期必修授業
2018年度「環境システム応用演習」。街の問題や魅力を
発見し、より良い街のビジョンを提案するプロジェクト
を行うため、指導教員の中村仁先生の案内で、学生の
皆さまと一緒に墨田区曳舟駅周辺を視察しました。

街のほぼ全域が海抜ゼロメートルより低く、水害に
対する危機と向き合う街です。一方、狭く入り組んだ
道空間を生活圏とする古い街並みも残り、火災や震災対策
などの取り組みも、各所に見られる街だと実感しました。

特に、防災の意識を高め、その活動を広める拠点と
して生まれた「ふじのきさん家」は、ご案内頂いた
中村先生も関わられた、とても興味深い取り組みです。
古い木造の家を、防火・耐震改修し、その手法がそのまま
見られるよう工夫。街の誰もが出入り出来るよう運営され
雨水の貯留利活用や、学生の調査研究による、きめ細かな
防災マップの作成、防災拠点を巡る「防災遠足」などの
企画拠点として、活きた啓蒙活動が継続されていることに
感心しました。

近年、街のどこからも見えるスカイツリーが印象的な
街になりました。歴史の新旧が対峙する日常風景。
アンバランスであることを超え、街の元気として
かけがえのないシンボルとなる日がくるように思います。



街の要所にある公園では、防災情報の看板が見られます。




防災の意識を高め、その活動を広める拠点として生まれた
寄り合い処「ふじのきさん家(ち)」を見学。運営する
土肥秀生さんに解説頂き、とても貴重な機会となりました。



雨水の利活用をひろめる憩いの場「雨カフェ」や、街角の
「路地尊」など、比較的新しい取り組みが、街に馴染み
文化となる好例として、中村先生にご案内頂きました。
ここには街づくりの重要なヒントがあるように思います。

 

「建築家と歩く近代建築街歩き」イベント参加メモ。

2015年03月1日

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【帝蚕倉庫】国策としての生糸貿易の歴史を物語る建築
ですが、保存・活用問題でゆれています。
みなとみらい地区の新旧シルエットが重なり、今年も
考えさせられました。実は昨年も、雨天で霞む幻想的な
風情だったので、不思議な思いで見学しました。
 

【横濱建築祭2015】の参加型イベントの一つ
「建築家と歩く近代建築街歩き」。

知らぬ間に誰もが観ている横浜の「近代建築」を
建築家 笠井三義さんの歴史解説を聞きながら
歩いてめぐるイベントにサポート参加しました。
雨が降り、冷える一日でしたが、
街の見方を深める、素敵な機会でした。
※昨年の建築祭街歩きはコチラ

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参加者は、建築祭メイン会場の「馬車道駅」改札前に集合。

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【神奈川県立歴史博物館】ペディメント(三角破風)に、
ギリシャ神殿へのあこがれが現れてます。

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【日本興亜横浜馬車道ビル】旧建物一部を再現継承した建築。
地上階のホールを公開空地扱いとすることで容積緩和を受け
上部のガラスのオフィスが実現?!参考になります。

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【防火帯建築】建築家 笠井三義さんは、横浜の
「何気ない建築」と説明されました。なるほど!

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【指路協会】ノートルダム大聖堂塔屋がモチーフのようです。

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【吉田町第一共同ビル】建築家 飯田義彦さんの事務所
が入っています。なぜかこの場所にこの色が合っていて不思議。

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【不二家ビル】70年以上前に竣工したと思えない
シャープさと、繊細な構成が印象的。レーモンド設計。

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【大津ビル】建築家協会が入っています。当時の憧れ?で
取り入れられた装飾「オーダー、コーニス、ペディメント、
バラストレード」が無いのでシンプル。落ち着いて見えます。
ちなみに、、
オーダー:柱基・柱身・柱頭からなる独立円柱
コーニス:最上階の水平庇
ペディメント:三角破風
バラストレード:屋上部の飾り手摺

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【旧富士銀行横浜支店】現 東京芸大大学院。
「ドリス式オーダー」と「ルスティカ積み」(目地を広く深く
することで、石の表面を突出表現した積み方)が印象的。

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【日本郵船横浜支店】16本のコリント式オーダー柱が並び圧巻。

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街歩きの最後は馬車道駅。JIA神奈川まちづくり保存研究会
による「近代建築+防火帯建築」のパネル展示をご案内。
実物を見てきた直後なので、臨場感があります。
 

【横濱建築祭2015】 開催のお知らせ!

2015年02月11日

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◆多方面に配布されている案内リーフレット。見かけたら
 是非お手に取ってご覧下さい。イベント満載です!

JIA(日本建築家協会)神奈川主催

「横濱建築祭2015」
が開催されます。

◆期間:2/24(火)~3/1(日)
◆主な内容
・まちづくりシンポジウム
・展示イベント(場所:馬車道駅コンコース)
・参加型イベント
・トークショー など  

例えば、3/1開催「建築家と歩く近代建築街歩き」。
参加型イベントの一つとして、建築家の笠井三義さんが一緒に
関内・関外エリアを歩きながら、建築と港町の歴史を解説。
毎回人気の企画です。
※古川はJIA神奈川まちづくり保存研究会メンバーとして
当日サポート。ご一緒に、街歩きの予定です!

※街歩き参加ご予約・詳細:JIA神奈川ホームページ

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駅なかカフェのポストカード。

2015年01月7日

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新年スタート!皆さまいかがお過ごしですか?

本年も、古川都市建築計画は、人と人、街と人々を「繋ぐ」

という思いで、建築設計に取り組んで参ります。

仕事始めとなりました初日、JR上野駅構内で偶然気になり入店。

気軽に立ち寄れるカフェの一角に、

無数のポストカードが並んでいました。

どうやら気に入ったカードを自由に持ち帰ることも出来るようです。

カードの内容は、上野界隈のお気に入りスポットを紹介する

一般の方々の投稿写真です。

特に、カフェ内で寛ぎながら気軽に投稿出来るしくみが面白い。

口コミ的な情報交換の場であることが想像され、そこには

ハード&ソフトに捉われない、

街発見や街づくりのヒントがあるように思いました。

@JR上野駅構内「up cafe」