建築デジタルデザイン演習エスキス授業。@芝浦工業大学

2015年11月19日

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環境システム学科2年生選択「建築デジタルデザイン演習」。
BIMソフトを使った設計やプレゼンテーション、
コミュニケーション方法などを学ぶ授業で
指導にあたり、今期でちょうど10年目になります。

現在授業は、専任の澤田先生が出題した課題を、
数週間後に提出するスタイルで進行。
提出までの数回は、途中の検討をデータ提出して頂き、
指導・アドバイスする日が、エスキス授業となります。

最大の特徴は、毎回一人ひとりの提出データを
教室のスクリーンに映し出し、授業に参加している全員で
情報共有しながら、アドバイスする点です。

実は、PC画面にタッチペンでメモや添削をすると
そのままスクリーンに映し出される優れた機器を活用。
本来座ったまま出来る授業なのです。
ところが、私自身、夢中になると座っていられなくなり、
直接スクリーンを指さしたり、ホワイトボードに
グリグリとペンで描かないと気がすまない感じになります。

「古川さん座って話せばイイのに~」
と、思われているかも。
スマートにいかない人間なのだ。
ご容赦下さい。これが、わたくしなのです。笑

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※TA成塚くん、写真撮影ありがとう!

完成間近「縁側サロン」

2015年11月15日

 

外構計画に着手しました

リフォーム住宅「縁側サロンのある家」では、

建物本体の屋内造作工事が大詰めです。

「縁側サロン」の床・壁・天井が仕上り、

造り付けの書棚を調整中。

完成形が見えてきました。

関係の皆さま、あと少しです。よろしくお願い致します!
 

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「永く楽しむ家」 改築における基礎工事。

2015年11月14日

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◆土間コンクリート打設前の状況(撮影:飯島建設 竹内氏)
 

「永く楽しむ家」は、基礎工事の工程。

既存の基礎補強として、屋内側地面が露出している部分に
土間コンクリートを打設し強度を高める、
改築ならではの工程といえます。

湿気が上がらないよう地面に防湿シートを敷き込んだ上に、
鉄筋を配します。アンカーにより既存の立上がり(布基礎)
にしっかり緊結することで、基礎全体を一体とする方法を
採用しています。

コンクリートの打設が終了。施主・施工・設計の3者で、
きれいに打ち上がった土間コンクリートを確認。
しっかりした足元が確保され安心しました。

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屋内床下となる土間コンクリートの上は、各設備配管の
ルートになります。ガスの床下配管ルートなど、仕上がる
と隠れてしまう部分の打ち合わせが、しっかり出来ました。
また、居間の床に設けるガス取出し口は、実物サンプル
を使って検討させて頂くなど、
関係の皆さま、様々事前準備ありがとうございました。

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課題オフィスビル提出。@関東学院大学 製図室

2015年11月13日

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建築設計製図授業。

第一課題「関内のオフィスビル」が提出日をむかえました。

全ての図面と模型が製図室にズラリ!

専任の先生、非常勤の先生、合わせて11名全員で

作品一つ一つ採点。

場所の特徴を活かし、空間に多様性のある提案が

全般的に評価が高かったこと。敷地にあるレンガ造りの

遺構を重視し、新たな息を吹き込んだ提案など印象的でした。

和やかな雰囲気ではありますが、

ときに鋭い意見が飛び交う、エキサイティングな時間。

各方面でご活躍の皆さまのコメントは、

私自身とても勉強になり、おそらく実務にも

活きるのではないかと思います。

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すべての採点が終わり、

学生諸君は、自身の評価を知る時間。

僕自身は、学生時代のこの時間帯、良い思い出は皆無。

殆ど悔しい記憶しかありません。笑

学生も講師も、何かを考え何かが得られる、

貴重な機会と考えられると良いですね。

※TA長尾くん写真ありがとう!

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建築家31人×3works展 (第20回)ご来場ありがとうございました。

2015年11月9日

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◆恒例となりました新宿パークタワー1階の会場。
 

ご来場ありがとうございました!

11月6~8日の3日間
新宿パークタワー1F ギャラリー3で行いました
建築家31人×3works 展。
3日間で約400名のご来場でした。
今回は、ちょうど20回記念。
無事開催することが出来ましたこと、
心から感謝申し上げます。ありがとうございました!

次回は年明け1月、横浜みなとみらいで開催。
詳細は、建築家31会ホームページでご案内して
参りますので、時々チェックして頂けましたら幸いです。
 

今回の様子を少しご紹介。

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気軽にどこからでも自由に見られる展示です。

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建築家本人の、ざっくばらんな御説明も恒例となりました。

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お越し頂いたお客様の住まいが、多数実現してきてます。
コーナーでパネル展示し、ご紹介。
古川のパネルは左下あたり【図書館のある家】。
第6回にお越し頂いたお客様の住まいです。

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建築家による、住まいづくりミニトークショー。

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メンバーの大川さんがギターで生演奏。素敵な音色でした。

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古川の展示。左【山見の家】、右【洗たく屋さんの家
今回はあまり会場に滞在出来なかったので、
模型展示の補足として、竣工写真ファイルを置きました。
小さなお子様にも、じっくり見て頂けましたよ。
気に入ってもらえたのかな?やはり嬉しいですね。

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会場のコーナーでは、我々の会を支えて下さいます
協賛企業の皆さまによる意見交換が行われました。
様々な技術の結集を感じます。ありがとうございます。

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頑張って参ります!次回また是非お会いしましょう。

建築家31人×3works展 (第20回)開催のお知らせ!

2015年11月2日

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design:木原ツトムさん
 

家づくり相談の出来る、建築家の住宅模型展
「建築家31人×3works展 vol.20」
開催のお知らせです。

建築家が設計した住宅模型を、見易く展示。
会場では、建築家本人が、模型の説明や
お客様の家づくり相談などを行います。
「家づくり本音対談トークショー」もあり!
様々な出会いを、楽しみにしております。
ぜひお越しください。

期間:3月6日(金)~8日(日)
場所:新宿パークタワー1F・ギャラリー3(入場無料)
詳細:建築家31会ホームページをご覧下さい。
 

追記
東日本大震災のあった2011年3月にはじまった
本展示会は、ちょうど20回目の開催をむかえました。
支えて下さいます皆さまに、感謝申し上げます。
ありがとうございます。

前回新宿開催の様子

ユニバーサルデザインの外構計画を目指して。@縁側サロンのある家

2015年11月1日

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外構計画に着手
 
現場進行中「縁側サロンのある家」では、
住まいのまわり、庭やアプローチなど、
敷地内の外構計画を行い、
可能な工夫をしていくことになりました。
街と住まいのあいだ。街と住まいを繋ぐ場所。
ご夫妻のライフワークや、多くの来客を招かれる
「縁側サロン」との連携が、一番のテーマです。

もともと草花や木々を愛される、施主ご夫妻の
お住まい。キーワードは「用と景の庭」。そして
お年寄りや小さな子供たちなど、訪れる誰もが
自身の興味や心身の状況に応じて、出来るだけ
楽しめる「ユニバーサルデザイン※」が目標です。

近隣との間合い、季節を感じる風情など、
愛でる楽しさはもちろんのこと、
食したり香りを楽しんだりするなど、
暮らしの一部として、敷地全体を楽しく
活用するイメージです。

暮らしと植物とのかかわりを大事にされている
草のよしだや」吉田ご夫妻にお声かけし、
外構計画及び造園工事をお願いすることになりました。
施主ご夫妻と一緒に、現地視察と意見交換ができ、
イメージが、かなりつかめたように思います。
 

※ユニバーサルデザインとは
年齢や性別、障害の有無や能力差などを問わずに利用
できることを目指した建築(設備)・製品・情報などの
設計(デザイン)のことです。
似ている概念として、バリヤフリーデザインは、弱者に
とって不便なところを解消する考えによるものですが、
ユニバーサルデザインは、始めから出来るだけ全ての
皆さまが利活用出来るよう目指す意志が表現された
デザインです。
例えば、公園に階段があったとします。車椅子の方が
自走出来ず近くに後からスロープを設けたとして、
これはバリヤフリーデザインです。しかし公園の
園路全体が、始めから弱者が登れない階段など無く、
全て緩やかで起伏に富み、皆が楽しく利用出来る
スロープで出来ていたなら、どんなに素敵だろう
と考えを巡らせること。これがユニバーサルデザイン
だと考えます。
 

◆ユニバーサルデザインの7原則

1.どんな人でも公平に使えること。
 (公平な利用)
2.使う上での柔軟性があること。
 (利用における柔軟性)
3.使い方が簡単で自明であること。
 (単純で直感的な利用)
4.必要な情報がすぐに分かること。
 (認知できる情報)
5.うっかりミスを許容できること。
 (失敗に対する寛大さ)
6.身体への過度な負担を必要としないこと。
 (少ない身体的な努力)
7.利用に十分な寸法と空間が確保されていること。
 (接近や利用の寸法と空間)

参照:The Center for Universal Design,
NC State University より

 

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工事中の縁側サロン屋内から、愛でる庭の特徴を検証。

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実のなる木々は活かし、日本古来から親しんできた
和ハーブも楽しめそうです。
この日は、庭で採れた柚子を頂きました。
家族の強い希望?で柚子風呂を満喫。とても良い香り!
さらに良いアイディアが浮かんじゃうかも。笑
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