気密試験の立会いで住まいの気密性能を知る

2021年06月12日

 

気密試験の立会いで住まいの気密性能を知る
 

家づくりにおける大事な建物性能の一つに、気密性を高めることが求められています。もちろん窓や玄関扉などを開ければ、屋内外の隔てがないことになりますが、閉めている状態で、あらゆるところに隙間があれば、夏の冷房設備や冬の暖房設備の効果は薄まり、必要以上の設備使用による無駄な負荷となることを問題としています。

骨格となる建物の外皮に隙間なく、しっかりとした気密性能を発揮できる家づくりとすることで、余分な設備負荷を軽減し、出来るだけエネルギー消費を抑えた住まいを目指したい。それには、設計時において不用意な複雑さを避け、出来るだけ明瞭な構成を心掛けた隙間を生みにくい計画を意識することが大切です。そして何より建物を実際につくる施工時の、大工さんや職人の皆様の、気密性能への意識や取組みが最も重要となります。

気密性能を客観的に知る方法として、工事の途中段階で気密試験を行う方法があり、横浜市戸塚区の個人住宅「2つのテラスをもつ家(仮称)」現場では、施主ご家族のご要望から、工事契約時に気密試験を行うことを盛り込んでいました。施主ご夫妻と設計者である古川立会いのもと、工事途中の現場で気密試験を行なって頂きました。

窓を閉め換気口などを全て塞ぐなど入念に事前準備。専用の機械を動かし約5分間、屋内の空気を屋外に抜くことで減圧し、その際に屋内へ流入する空気の状況を計器で測定します。高気密住宅の目安となるC値(相当すきま面積)1.0未満を想像していたところ、なんと計器が示した数値はC値0.3で、大変高気密であることが確認できました。精度高い施工に感謝申し上げます。

家づくりを行う皆様、気密試験について設計者や施工者にご相談されると良いと思います。関心があっても、どうして良いか分からない、進め方が分からない方など、古川都市建築計画へお問い合わせ下さい。

 


気密測定は、高気密・高断熱・エコ住宅を提案する株式会社ワイエム、若松健司さんが担当。測定をしながら、更なる気密のための工夫やポイントなどをご指導頂けましたので、大変学びある機会となりました。ありがとうございました。

 

大きなオリジナル造り付け収納棚製作のジョイント方法

2021年06月10日

 

大きなオリジナル造り付け収納棚製作のジョイント方法

横浜市戸塚区の個人住宅「2つのテラスをもつ家(仮称)」は、あと2ヶ月で竣工。いよいよ屋内の仕上げや造作工事がクライマックスを迎えます。空間に合わせて設計している屋内造り付け家具の製作が始まり、調整打合せを兼ね工場で貴重な製作過程をみせて頂きました。担当は中山建設家具職人の五味さんです。

大きな造り付け家具は、分割して製作し後で繋ぎ合わせ、必要な寸法の家具を実現します。分割することで現場への輸送・搬入も可能になりますので、合理的で質の高いジョイント技術は、造り付け家具の可能性を広げる、とても重要な技術であることが分かります。

例えば、洗面脱衣室の収納棚は、完成すると壁面と一体となり床から天井までいっぱいの収納力抜群、大きな壁面収納棚となります。上下半分づつ製作し、中程で繋ぎ合わせるのですが、そのジョイントに、ドイツ製の特殊な道具と部材を活用しており、五味さんにその詳細を解説して頂きました。

専用の彫り機で確保した穴に、ジョイントするための金物を互いに埋め込み、外側から六角レンチで締め上げることで引き寄せられるしくみ。殆ど継ぎ目が分からないほどの精度で、別々に造られた家具が一体になります。再度解体し現場へ搬入し、同じ方法で組み立て再現できる。すごいですね。

本件住まいでは、さらに大きな造作家具があり、このシステムで実現して頂きます。安心して製作をお任せできる頼もしい技術ですね。完成が楽しみです。

 

六角レンチで引き寄せジョイントすると、殆ど継ぎ目が分からない素晴らしい精度です。すごいですね。

サンプルで検討モルタル下地の上にグレー色の外壁仕上げ

2021年06月7日

 

サンプルで検討モルタル下地の上にグレー色の外壁仕上げ

横浜市戸塚区「2つのテラスをもつ家(仮称)」施主・施工・設計3者で現場打合せ。モルタル下地の上にグレー色の仕上げを予定。候補となる濃淡や素材感が違う3種類のサンプル(アイカ_ジョリパット)を外壁にあてて頂き、皆で道路から見たり至近距離で見たりしました。

モルタル下地が既にグレー色で、どれも似たような印象に感じるのではないかとも思われましたが、実際に施工する場所に実物サンプルをあて比較しながら見てみると、それぞれが全然違うことに皆驚きです。和洋の感じ方、荒々しさ、優しさなど、感じる印象を共有し、最終的に絞りこむ意見交換が出来ました。

 

実物サンプルを現場に持込み外壁の色を決定

2021年06月4日

 

実物サンプルを現場に持込み外壁の色を決定
 

横浜市緑区の二世帯住宅計画「心地いい抜けのある家」施主・施工・設計3者現場集合打合せ。床や壁の下地板が取付けられたことで、空間が想像し易くなりました。予定していた屋内外の仕上げサンプルやカタログ、オリジナル造作家具の図面と現場各所を見比べ、バランスが取れているかなど、皆で具体的意見交換が出来ました。特に、外壁の色については、実物サンプルを現場に持込むことで、完成イメージを皆で共有。3者、満場一致で素敵な色合いを選定できました。