建築家31会 トークショー・展示・相談会 vol.29 開催のお知らせ!

2018年11月4日

 

建築家31会 トークショー・展示・相談会
vol.29 開催のお知らせ @新宿パークタワー

建築家たちと、会える、話せる、相談できる3日間。
建築家本人が模型の説明や、皆さまの
家づくり相談などを、新宿パークタワーで行います。

29回目の今回も、家づくりでちょっと気になる
計画の進め方、人気の素材等々、いつでも誰でも
取り入れられる工夫が聞ける「家づくりトークショー」
は特におススメです。

期間:11月 9日(金)12時~18時
   11月10日(土)10時~18時
   11月11日(日)10時~18時
場所:新宿パークタワー1階(予約不要・入場無料)
詳細:建築家31会ホームページをご覧下さい。
 

「家づくりトークショー」一覧
 
11月10日(土)
12:30〜 小林 真人 × 東京工営
「トラブルのないフローリング材の使い方」
13:30〜 田邊 恵一 × ディーエルディー
「炎を住まいで楽しむ」
14:30〜 古川 達也 × エイチ・ジー・サービス
「地盤から考える家づくり」
15:30〜 前田 敦 × マードレ
「オーダーだからこそ実現するオンリーワンの暮らし」
16:30〜 前田 敦 × シリカライム
「内装材(壁・天井)でこんなに変わる家づくり」

11月11日(日)
12:30〜 髙野 洋平 × イゼナ
「温熱環境が整った家づくり」
13:30〜 筒井 紀博 × 神谷コーポレーション
「知らなきゃ損する扉のあり方」
14:30〜 北島 俊嗣 × 遠藤祥悟土地家屋調査士事務所
「家が建つ土地の形と広さ面積を示す敷地測量図と
 土地家屋調査士の力量」
15:30〜 岡部 克哉 × グラフィソフトジャパン
「施主と建築家を繋ぐコミュニケーションツールとしての
 CADソフト」
16:30〜 菰田 真志+菰田 晶 × NE-1
「家づくりのなかのインテリア」
 

古川達也のトークショーについて

11月10日(土)14:30〜
テーマ「地盤から考える家づくり」概要

住まいの安心・安全にとても関係する建物の足元、大事な
地盤に着目します。土地が違えば地質が違い、建物の重さ
や形が違えば、足元に求める地盤のあり方も変わります。
意外にも地盤づくりは、全ての家づくりにおいてオーダー
メイド。弱い地盤には「地盤補強」も必要です。 家づくり
の前に、是非知っておきたい「地盤調査」「地盤補強」
についてお話しします。以下、関連する情報です。
地盤調査は、やってもやらなくても良いか?
地盤補強(地盤改良)は必要か?
家を解体し地盤を元にもどすことを考えてみる。

 

古川達也の模型展示について

 『山見の家』模型展示
弊所で設計し、竣工後13年が経過した逗子市の一戸建て
住宅です。暮らしの様子が分かる資料と合わせて、設計時
実際にお客様と打ち合わせで活用した模型を展示予定です。
例えば、現在ご検討中の家づくりでイメージに近いところ、
気になるところ等ございましたら、ご希望に合わせて直接
解説させて頂きますので、現地スタッフへ、どうぞ気軽に
お声掛け下さい。

 
『山見の家』概要
緑豊かな環境を活かした住宅です。1階はガレージと連続
した多目的な個室。2階は家族の共有スペースです。
屋内全体は可動型の家具を自由に扱える空間で、あたかも
キャンプ場のような、おおらかさをもっています。
場所:神奈川県逗子市
構造:木造2階建て
建築面積:57㎡
延床面積:117㎡
ホームページ暮らしの様子紹介。
建築専門誌「新建築住宅特集」で紹介されました。
TV番組「渡辺篤史の建もの探訪」で紹介されました。

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『山見の家』2階:テラスとリビングダイニング(上)、
1階:寝室とサイクルガレージと兼ねた玄関(下)

 

※以前の相談会開催の様子です。合わせてご覧下さい。

vol.28 開催の様子(赤レンガ開催)
vol.27 開催の様子(豊洲開催)
vol.26 開催の様子(新宿パークタワー開催)
vol.25 開催の様子(赤レンガ開催)
vol.24 開催の様子(新宿パークタワー開催)
vol.23 開催の様子(新宿パークタワー開催)
vol.22 開催の様子(赤レンガ開催)
vol.21 開催の様子(新宿パークタワー開催)

 


前回パークタワー開催時の、会場・相談コーナーの様子。
気軽にお立ち寄り頂ける雰囲気です。

 

「環境システム応用演習」授業初日 @芝浦工業大学

2018年09月25日

 

芝浦工業大学 環境システム学科 3年生後期必修授業
2018年度「環境システム応用演習」。(東大宮校舎)
非常勤講師として、指導にあたるため、授業初日
ガイダンスに出席しました。

昨年から始まった、新しい科目です。
3年生で分かれて進んだ専門5分野
「建築・構造・設備・プランニング・環境システム」
が学生・教員とも再度一同に集まり、チームで一つの
プロジェクトに取り組み、主にそのリテラシーを
学ぶ授業と言えます。

全体は9チームで編成され、
わたくし古川は3チーム担当いたします。
学生皆さまに良いアドバイスが出来るよう
頑張って参ります。

 


授業を統括する澤田先生による、全体のガイダンス。
ジェネリックスキル(社会で活躍すために汎用的に役立つ
能力・態度・志向)を育む全国でも新しい授業形式。
特に大切な3つの思考、システム思考、デザイン思考、
協働による創発(協創)を実践する授業となります。


中口先生からは、特にコミュニケーションの大切さを
学んで欲しいというメッセージ。
本授業を終えるタイミングで、学生の多くが就職活動に
取り組む時期になります。本授業が目指すところは、
そのまま本学科が目指すところでもあり、進路をみつめる
機会であることを、感じることが出来たと思います。




ガイダンス終了後、各チームに分かれ次週現地調査に
向けたブレインストーミングが行われました。
チーム7:東大宮駅周辺地区プロジェクト
チーム8:川越中央通り地区プロジェクト
チーム9:墨田区曳舟駅周辺地区プロジェクト
以上、古川が建築設計の指導を担当する3チーム。

 

横浜市都筑区で上棟式の『お餅まき』 @ぐるっと回れる家

2017年07月12日

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大盛況上棟式の『お餅まき』。おめでとうございます!

 

横浜市都筑区で上棟式の『お餅まき』

『お餅まき』とは、災いを払うための神事が広まったもので、
着工した建物の上棟時に行う上棟式と合わせて行い、建て主が
建設中の建物の上から紅白のお餅をまく風習です。
地域により赤い紐を通した5円玉や50円玉をまくこともある
ことから、建物を建てることのお祝いとして、
また喜びのおすそわけとして、地域との繋がりを大切にする
文化といえます。
建売り住宅の増加や、地域との繋がりが薄まる社会的変化など
から、昨今は行うケースもより減少していると思われます。

新築二世帯住宅計画「ぐるっと回れる家」では、
故郷の鹿児島で子供のころから行われていたお餅まきを、
ぜひ横浜での今回の家づくりで行いたいという、施主ご家族の
思いから開催となりました。

上棟式で職人の皆さまに振るまう食事の準備に加え、
お餅まきでまく、紅白のお餅の手配、お菓子や赤い紐を通した
5円玉・50円玉の準備など、当日に向け時間をかけ、
ご家族は準備をされてきました。その一つ一つに家づくりへの
期待と思いが込められ、3人のお子様たちと一緒に、その
意味するところを語りながら、この日を迎えられています。

一方、施工をまとめる中山建設さん皆さまのサポートが
なくては、実現出来ないイベントでもあります。
お餅まきが滞りなく出来るよう、数日早めに上棟し万全をきす
事前準備。お餅まきイベントご案内ちらし作りや、
近隣への配布・事前説明の徹底。参加者に危険がないよう
関係する建物や道路での安全対策。
また、何より参加された皆さまとのコミュニケーション
一つ一つに、気を緩めることの出来ないチームワークと心配り
が感じられました。一番は敷地のきわに仮設でたてた案内黒板。
イベントの進行や実行担当者の紹介など、ホットな情報を
手書きで伝える心温まる工夫でした。

近隣からお餅まき参加者が徐々に集まるなか、先に建物内で
施主お身内・施工・設計の3者による、上棟式が行われました。
建物の4隅を米とお酒で清める儀式。
関係者による工事にかかわる気持ちや意気込みを感じる挨拶。
私も設計者として、これまでの歩みや期待をお話しました。
特に、施主ご主人のお話は、家族を守る気持ちと家づくりへの
思いが伝わる感動がありました。

いよいよ開催、お餅まきのスタート!
地域の皆さまが、想像以上に大勢集まり驚きました。
施主ご主人とご長男が華やかにまき、大工さん達もサポート。
ときにパラパラと、ときにブワッと大盤振る舞い!笑
歓声があがり、お祝いの高揚感があふれていました。

実は気が付いたことがあります。
お餅まきの様子をずっと観ていたのですが、小さなお子様も
大人の皆さまも、想像以上に振る舞いが上品で、競い合って
いるにもかかわらず、互いに気を配りながら、声を掛け合い
ながらの参加である様子に驚いたのです。
考えてみると、互いに良く知る間柄だけでなく、知らないもの
通しが集まっている状況。街のどこかで出会うかもしれない
同じ地域の皆さまです。
お餅まきそのものよりも、まさに、この互いの気配りや交流に
地域の在り方としての、大切なヒントがあるのではないかと
感じたのです。

大変貴重な体験でした。
施主ご家族皆さま、中山建設の皆さま、お集まり頂きました
皆さまありがとうございました。

 

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都筑区タウンニュース新聞でのイベント紹介。

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上棟式の前に、施主ご主人・中山建設中山さん・古川で
現場打合せ。照明機器やスイッチ・コンセントなどの配置に
ついて、全体をめぐりながら調整出来ました。

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施主お身内・施工・設計の3者による上棟式が行われました。
建物の4隅を米とお酒で清めます。

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徐々に集まって参りました地域の皆さま。想像していたより
大勢お集まり頂き驚きました。
中山建設中山さんのアイディアで、敷地のきわに仮設でたてた
案内黒板。イベントの進行や実行担当者の紹介など、
手書きで伝える心温まる工夫でした。

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建物内では、上棟飾りが片流れ屋根の一番高い位置に設置。
安全にお餅まきが出来るよう、大工さんの工夫で、素敵な
仮設階段も設置され準備万端です。ご家族全員で準備された
大量の紅白のお餅、お菓子や赤い紐を通した5円玉・50円玉。
すぐ横には既に搬入された、YKKap 高性能高断熱樹脂窓
apw330が取付を待ちかまえています^^

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いよいよ開催、お餅まきのスタート!
施主ご主人とご長男が華やかにまき、大工さん達もサポート。
歓声があがり、お祝いの高揚感があふれました。

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施主ご家族、中山建設の皆さまと記念撮影。素敵な時間、
ありがとうございました。無事の工事を願います。
撮影:株式会社高木 佐藤さん

 
※合わせてご覧下さい
「ぐるっと回れる家」基本設計の様子。
「ぐるっと回れる家」実施設計の様子。
「ぐるっと回れる家」ご家族との打合せの様子。
「ぐるっと回れる家」阪神淡路大震災と熊本地震の揺れ構造検討
「ぐるっと回れる家」着工の様子。
「ぐるっと回れる家」BELS評価5つ星取得 ZEH住宅
「ぐるっと回れる家」ZEH住宅補助金の取得

 

下地工事と電気設備工事の現場打合せ

2017年04月8日

 

まもなく屋内の仕上工事に入る現場。この段階の関係者間に
よる連携やコミュニケーションは特に大事だと思っています。

「心地良い風と緑のある家」では、中山建設中山さんの声掛け
で、施主・施工・設計の3者で現場集合。
空間の特徴が、かなり分かるようになってきているので
使い勝手も想像し易くなっています。

玄関から順に屋内を巡りながら、意見やアイディアを出し合う
打合せ。あるべき所にスイッチやコンセントはあるか、
手摺形状に対応した下地が仕込まれているか、造作家具
カウンター高さが予定通りで問題ないかなど、
一つ一つですが、持ち帰ることなく着実にその場で方針を
決定出来た、内容の濃い打合せとなりました。

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◆2階居間で、照明器具位置の微調整。

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◆1階玄関付近で、近付くと自動で照明が点灯する人感センサー
 付き照明のセンサー位置を調整。実際に歩きながら
 皆でシミュレーション。電気工事吉田さん、施主奥さま、
 中山さん、お疲れさまでした。

建築デジタルデザイン演習&ディベート授業。@芝浦工業大学

2015年12月23日

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環境システム学科2年生選択「建築デジタルデザイン演習」。

BIMソフトを使った設計やプレゼンテーション、
コミュニケーション方法などを学ぶ授業ですが、
この日は、専任の澤田先生のアイディアで、
ディベート授業を行うことになりました。

受講学生を4グループに分け、各グループ内でディベート。
その内容を整理し、グループ毎に発表して頂くという授業です。
立論の担当、対論の担当、進行の担当、記録の担当
をランダムに決め、15分間徹底的に討論。
終わったら役柄を変え、15分討論、という具合に
繰り返していきます。

互いに息のかかる距離で、意見を出し合い、それらは
色や文字、数量として、大きな紙面にリアルタイムで描き込む
ことで、客観性をおび、立ち現われます。
始めは何を言い出したらよいか、とまどいのあった学生たちも、
時間を重ねるにつれ、互いの声が声を呼び、互いの意見が
さらなる意見を引き出し、声が出るようになっていく
変化を感じました。

「大宮駅東口の問題と解決」がディベートのテーマでした。
手と頭をフル回転させ、空間や環境を意識し、
提案していく、大事なきっかけになったのでは?
と、期待してます。

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建築デジタルデザイン演習エスキス授業。@芝浦工業大学

2015年11月19日

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環境システム学科2年生選択「建築デジタルデザイン演習」。
BIMソフトを使った設計やプレゼンテーション、
コミュニケーション方法などを学ぶ授業で
指導にあたり、今期でちょうど10年目になります。

現在授業は、専任の澤田先生が出題した課題を、
数週間後に提出するスタイルで進行。
提出までの数回は、途中の検討をデータ提出して頂き、
指導・アドバイスする日が、エスキス授業となります。

最大の特徴は、毎回一人ひとりの提出データを
教室のスクリーンに映し出し、授業に参加している全員で
情報共有しながら、アドバイスする点です。

実は、PC画面にタッチペンでメモや添削をすると
そのままスクリーンに映し出される優れた機器を活用。
本来座ったまま出来る授業なのです。
ところが、私自身、夢中になると座っていられなくなり、
直接スクリーンを指さしたり、ホワイトボードに
グリグリとペンで描かないと気がすまない感じになります。

「古川さん座って話せばイイのに~」
と、思われているかも。
スマートにいかない人間なのだ。
ご容赦下さい。これが、わたくしなのです。笑

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※TA成塚くん、写真撮影ありがとう!

「建築デジタルデザイン演習」 授業と発見。

2014年11月5日

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芝浦工業大学システム理工学部 環境システム学科2年生
後期選択科目「建築デジタルデザイン」エスキス授業
を担当しています。

学生の皆さまは、授業前に進めているデジタルデータを提出。
1人ずつ教室のスクリーンにデータを投影し発表して頂き、
講師が講評するかたちでエスキスが進行。

皆互いの進み具合や問題を共有し、
見方によっては、競い合いながら学ぶことになります。

また、全ての提案に対し「講師がどんな事をいうのだろう」
という熱い学生の眼差しも、授業の緊張感を生み出します。
比較的少人数だからこそ出来る機会です。

修士2年 荻野君、写真ありがとう!

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授業後半は、次回課題の準備学習となる澤田先生の
レクチャーがありました。

研究室のアーカイブデータや、スクリーンを使った説明など、
教育の現場でも、無限の表現方法があることに気付かされ、
指導で伺う私にとっても、新たな発見があります。

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