店舗併用住宅 『和定食屋さんの家』 竣工写真のご紹介です!

2019年06月6日

 

<概要>
和定食のお店を独立開業したご夫妻の住まいです。1階が店舗スペース、2階がご夫妻の住まう居住スペース。来客が多いライフスタイルから、店舗だけでなく住空間においても、来客を楽しくお迎え出来るよう工夫しています。外観は雪国である上越市の地域性として、商店が並ぶ街並みでみられる、雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」をモチーフとした構成が特徴です。

場所:新潟県上越市   
用途:店舗併用住宅(住宅+飲食店)
構造:木造2階建て
敷地面積:381㎡(115坪)
建築面積: 96㎡(29坪)
延床面積:157㎡(48坪)/住宅85㎡+店舗72㎡
建築設計:古川都市建築計画
構造設計:宮崎構造設計事務所
設備設計:環設備設計
厨房設計:株式会社マルゼン
熱環境設計:株式会社イゼナ
施工:株式会社カネキ屋工務店
ロゴ・グラフィックデザイン:宮崎紘恵
写真:櫻井大士

 


雪国である上越市の街並みでみられる、雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」をモチーフとした外観。1階が和定食を楽しめる店舗(和みめしやHAJIME)スペース、2階がご夫妻の住まう居住スペースです。雁木は店舗の顔であると同時に、待合いベンチ、バリアフリー・スロープ、木格子引戸を備え、お客様をお迎えします。

 


グレー色のざっくりとした質感の外壁と、スギ・ヒノキ材を使った木素材を採用したシンプルな構成。来客車両などの出入りのため、外構床は全て雪掻き作業がし易いようアスファルト舗装としています。

 


自然の竹を使った店舗入り口の暖簾。宮崎紘恵さんによるロゴ・グラフィックデザインです。お米、稲穂、皿、お椀、お月様などがモチーフで、逆さにみると店名の一字である漢字の「和」になっています。

 


出入り口方面からみる店内。中央奥が厨房、左は道路に面するカジュアルな客席(8席)、右は少し落ち着いた客席(12席)。収納を兼ねた壁際の固定ベンチと、椅子テーブル配置の組み合わせで、様々な居心地の客席構成を可能としています。

 


寒い冬の暖をとるだけでなく、火を眺める楽しさのある薪ストーブを設置しています。新しい試みとして、薪ストーブの暖気を天井ふところ(1階と2階の間)全体に取込み、2階床全体に設置した蓄熱材(水蓄熱アクアレイヤー/株式会社イゼナ)で蓄熱。その輻射熱によって上・下階全体を暖めるしくみを発案。建築・構造・設備が一体となった全国初のシステムです。

 


オープンスタイルの厨房から、客席全体が見渡せる空間構成。お客様へのケアやサービスを重視している店主ご夫妻の思いを形にしています。

 


出来るだけ自然採光と風通しを活かしながら、落ち着いた雰囲気となるよう窓際に竹を細かく並べています。竹は施主が所有する山小屋の敷地内で採れた自然の竹です。

 


来客の人数や予約の人数構成により、様々なバランスで椅子テーブルを移動配置出来る適度な余白と、無駄のないシンプルな客席空間です。

 


客用トイレ・手洗い空間。車椅子でも利用できる広めのスペースとし、全ての出入りで引戸を採用。バリアフリーに配慮した店舗です。

 


店舗出入り口の風除室。寒さや海からの強風に対する建物機能だけでなく、店舗前室として来訪者に季節感や地域情報等を伝えたり出来る展示スペースになっています。石器に水をためスイカや夏野菜、ラムネを浮かべるかも^^。

 

 


2階住居へ靴のまま上がれる屋内階段。店舗客席と繋がり店主だけでなく来客も靴のまま1・2階を行き来できます。階段左官仕上げは、何と施主奥様のDIY自主施工。プロ級^ ^(仕上げ材:モールテックス)。

 


2階住居用の玄関。店舗だけでなく住空間においても来客をお迎え出来るよう、靴箱のかたちを工夫。上部扉付き部分はプライベート用、下部オープン部分は来客用の靴置場としたオリジナル造作家具です。

 


明るさや広がりが感じられるよう、片流れ屋根の勾配をそのまま活かした高い天井のリビングダイニング。

 


家庭用キッチンを使ったプライベートなお料理教室もできるよう、キッチンはオープンスタイル。畳室はリビングの延長としても独立した客室としても活用出来るよう建具で仕切ることが可能。

 


畳室の小上がりは薪ストーブの暖気がいきわたります。掘りごたつやリビングに暖めた空気を送る木製のスリットが設けられています。

 


4枚引戸の開閉により畳室とリビングの関係を調整。利活用のはばを広げています。

 

 


リビングを見下ろす片流れ屋根を活かしたロフト空間。リビングや寝室と繋がりライフスタイルの変化に応じた使い方が出来ます。

 


畳室の掘りごたつはテーブルを片付け、フラットな板床にすることが可能。大勢の客布団を敷くことができます。実は何と落語の寄席を行うことも想定。畳室が舞台、リビングが客席となるよう予め考えられています。

 


隣接する奥さまご実家敷地内、柿の木ごしに見る風情。ご実家方面とのつながりなどから、住居玄関(左)と厨房勝手口(右)が配置されています。

 

 


夜の会食でお客様を迎える風情。プライベートな明かりをおさえ、雁木が引き立つ照明計画としてアプローチの工夫をしています。

 

 

◆店舗併用住宅計画「和定食屋さんの家」工事&あゆみ。

地鎮祭と工事契約
施主・設計と各工事担当者の初打合せ
家具・建具や人を入れたイメージ模型
融雪を考慮した外構計画の現場打合せ
上棟式「お餅まき」のご案内が新聞掲載されました。
上棟式「お餅まき」の様子
工事中盤、建具・厨房機器・左官仕上の打合せ
フラット35S適合証明「中間現場検査」
屋内塗装と屋外塗装の打合せ
遠方の施主とSNS&手描きスケッチで情報共有
足場解体&外溝と屋内造作の最終打合せ
確認検査&フラット35S適合証明「完了検査」
竣工お引渡し。
竣工スナップ写真紹介【店舗編】
竣工スナップ写真紹介【住宅編】
雁木に暖簾と旗看板が付きました。
大切な日にお招き頂きました。
「和みめしやHAJIME」オープンレセプション

 

ショーホーム+飲食店計画『クラフトマンの家』 竣工

2019年04月30日

 

『 クラフトマンの家 』
 

<建築概要>
木の魅力を活かしたモノ・コトづくりに取組む職人さんの住まい(カフェ併設のショーホーム)です。1階は材料・道具・作品などの倉庫。2階は居住空間をテーマに、ライフスタイルを提案するスペース。カフェは目前の畑で収穫された有機野菜等を使ったメニュー。畑を眺めながら心地良く食事出来ます。地盤を掘り下げ1階を半地下空間としつつ、残土を建物前面でなだらかに盛土することで建物高さをおさえ、庭と建物が連続した環境を生み出しています。

場所:横浜市旭区
構造:木造2階建て
敷地面積:335.31㎡(101.43坪)
建築面積:131.66㎡( 39.83坪)
延床面積:238.48㎡( 72.14坪)
設計施工:中山建設
設計協力:古川都市建築計画
写真:塚本浩史

 


撮影:古川都市建築計画
 

 


撮影:古川都市建築計画
 


撮影:古川都市建築計画
 

 

 


撮影:古川都市建築計画
 

 

 


撮影:古川都市建築計画
 

 


撮影:古川都市建築計画
 

「和みめしやHAJIME」オープンレセプション @和定食屋さんの家

2019年03月15日

 

「和みめしやHAJIME」オープンレセプション
 

新潟県上越市の店舗併用住宅「和定食屋さんの家」。施主ご夫妻が営む「和みめしやHAJIME」が、3月14日オープンを迎え、お披露目のレセプションにお招き頂きました。
ランチタイムの昼の部、夕暮れ時からの夜の部とも参加。開店を楽しみにされていた皆さまが大勢来訪され、新しいお店の雰囲気と美味しいお料理を楽しむ機会となりました。おめでとうございます!

 



オープン直前の様子。店主と関係者による最終準備中。少し雪が舞いお天気が心配でしたが何とか晴れました。

 


店舗入り口、風除室のミニ展示コーナー。お客様を迎え季節感を届ける場所になっていきます。

 



お祝いのお花が沢山!お花に囲まれた店内のシンボル、薪ストーブは本日だけ休憩です^^。お祝いの振る舞い酒は、地元新潟県のお酒「八海山」。盛り上がりました。

 




素敵なデザインの、ロゴ・ご案内ハガキ・名刺。オリジナル・ロゴラベルのお酒&甘酒セットは、レセプション出席皆さまへのお土産。(ロゴ・グラフィックデザイン:宮崎紘恵さん、お酒:株式会社まいどや)

 




昼の部レセプションがスタート。色々選べた中「こだわり銀鮭の炭火焼き膳」をお願いしました。客席から見えるオープンスタイルの厨房。店主ご主人が炭火であぶる鮭が既に美味しそう^^。おひつに入ったご飯を自分でよそって食べるスタイル。オリジナル豆乳プリンのデザートまで全てやさしい味。とても美味しい。

 






通常営業と同じスタイルで夜の部レセプションがスタート。ランチタイムと雰囲気の違う魅力でつつまれました。大切な人と大切な時間を過ごしたくなるお店になる予感です。

 





地の食材をメインとした、前菜、お刺身、お肉、しめのお椀とご飯。美味しい!お祝いの振舞い酒「八海山」を頂きながら、ご来訪の皆さまと楽しい時間を過ごしました。大満足です。記憶に残る食事となりました。

 



実は店主ご夫妻がとっても拘った、シンプルで清潔な水廻り。広めで使い易いトイレは、機能的で心地良く安心。お客様を迎えるご夫妻の、細やかな心配りを感じることが出来る場所です。

 

◆店舗併用住宅計画「和定食屋さんの家」工事&あゆみ。

地鎮祭と工事契約
施主・設計と各工事担当者の初打合せ
家具・建具や人を入れたイメージ模型
融雪を考慮した外構計画の現場打合せ
上棟式「お餅まき」のご案内が新聞掲載されました。
上棟式「お餅まき」の様子
工事中盤、建具・厨房機器・左官仕上の打合せ
フラット35S適合証明「中間現場検査」
屋内塗装と屋外塗装の打合せ
遠方の施主とSNS&手描きスケッチで情報共有
足場解体&外溝と屋内造作の最終打合せ
確認検査&フラット35S適合証明「完了検査」
竣工お引渡し。
竣工スナップ写真紹介【店舗編】
竣工スナップ写真紹介【住宅編】
雁木に暖簾と旗看板が付きました。
大切な日にお招き頂きました。

 

「杜Cafe.B」オープンレセプション @クラフトマンの家

2019年03月10日

 

「杜Cafe.B」オープンレセプション
 

横浜市旭区のショーホーム「クラフトマンの家」併設のカフェ「杜Cafe.B/モリカフェドットビー」がオープンを迎え、お披露目のレセプションにお招き頂きました。
『ふだん料理革命』の著者である料理家の深澤大輝さん監修のカフェとして、天然酵母のパン、地場の有機野菜など食材の魅力を活かしたメニューが嬉しい。
この日、お料理に入った美味しいジャガイモは、目前の農園(有機野菜に取り組む農家「えんちゃん農場パートナーズ」)で収穫されたジャガイモ。身体に入る食材が実際に育つ農園を、その場で見ながら食事を楽しめる素敵な場所となったことに感激。とても嬉しく思いました。おめでとうございます!

 





これから着手進化する前庭などの外構を眺めながら飲んだコーヒー、いい味でした。塩原さん、美味しかった^^ありがとう。

 


薪ストーブのプランニング&施工はDLD中村さん。火入れやピザ焼きで、駆け付けて下さいました。薪ストーブ機種は北欧デンマーク製「Hwam Classic4 オーブン付」

 


屋内の奥のキッズコーナーを兼ねたジャンボソファーは、エヌイーワン根井さんのデザイン&製作。

 


根井さん、写真ありがとうございました♪

 

店舗併用住宅の竣工スナップ写真紹介【住宅編】 @和定食屋さんの家

2019年01月10日

 

店舗併用住宅の竣工スナップ写真紹介【住宅編】
@和定食屋さんの家

新潟県上越市の店舗併用住宅「和定食屋さんの家」が竣工。お引渡し時にスナップ写真撮影しました。1階部分が和定食店。お店を営むご夫妻の住まいが2階(ロフト付き)です。天井の高いゆったりとしたリビングが特徴の2階住居部分をご紹介します。1階店舗に設置した薪ストーブの熱を蓄熱。その熱を住環境に活かし雪国の寒い冬を暖かく過ごせる住まいです。

 



道路に面する視認性の高い場所に店舗の入口を配置。また道路に面する1階窓から店舗屋内の様子も垣間見られます。住宅の玄関(左)と厨房勝手口(右)は裏側とすることでプライバシーを確保。お客様と動線が交錯しないよう工夫しています。
 




住宅は展示コーナーのある緩やかな屋内階段を上って2階で靴を脱ぐスタイル(店舗客室からもアプローチ可能)。玄関は階段下を余すことなく活用したスペースで、農機具や雪掻きの道具など十分置けるようになっています。2階の造作靴箱は特に工夫満載。下段オープン棚は来客対応・濡れた靴・ブーツなど長靴対応、上段の戸棚は家主のTPOに備えた靴置場です。下部にはスツールを置けるようにし、座って靴を履けるように備えます。多くの来客を迎える住まい手の心配りから計画されています。
 



1階から上がってくると、リビングダイニングと畳室それぞれに入室可能。襖戸の開閉により多目的に活用します。畳室はプライベートな活用だけでなく、独立させ来客を招く客室としても活用し易すいようになっています。
 



なんと畳室はリビングを客席とした落語の舞台となる予定。落語を本格的にされるご親族を招くなどミニ劇場としての楽しみな活用が想定されています。掘コタツを収納し、畳とそろった床にすることで、舞台となったり、来客の就寝スペースになったりする多目的スペースです。
 




薪ストーブの熱で暖められた空気が、掘コタツの下部スリットから出てくるしくみ。掘コタツ床全体も底冷えせず温かい。
 



天井の高い大らかなリビングダイニング。薪ストーブの熱で暖められた空気が床スリットから出てくるしくみ。また、床全体に敷き詰められた水袋(アクアレイヤー)が、薪ストーブの熱を蓄熱しているため底冷えせず温かい。床下(1階と2階の間の空間)全体に薪ストーブの熱が行き渡るようエアコンで空気を動かしています。従って薪ストーブを使わない日はエアコンの暖房機能を活用し暖気を送ります。また、夏季はエアコンの冷房機能を活用し冷気を送るよう考えられています。
 



2室を分けるシンプルなウォークインクローゼットとロフトに上がる梯子階段を中央に配置、手前が主寝室です。ロフトはご主人のスペース。クローゼット奥は奥さまのスペース。それぞれのスペースが主寝室と緩やかな間合いで繋がる構成です。
 




リビングを見下ろすことが出来るロフト。オープン棚は客布団の収納を想定しています。
 



洗面脱衣室やトイレにもヒートショックの無いよう、薪ストーブの熱で暖められた空気が床スリットから出てくるしくみです。広い洗面台の一部が座ってメイクや身支度の出来るカウンターになっています。忙しい店主ご夫妻が気持ちのON・OFを切り替える大事なスペースとして考えられています。

 

※合わせてご覧下さい。

◆上越市の店舗併用住宅計画「和定食屋さんの家」進捗。
地鎮祭と工事契約
施主・設計と各工事担当者の初打合せ
家具・建具や人を入れたイメージ模型
融雪を考慮した外構計画の現場打合せ
上棟式「お餅まき」のご案内が新聞掲載されました。
上棟式「お餅まき」の様子
工事中盤、建具・厨房機器・左官仕上の打合せ
フラット35S適合証明「中間現場検査」
屋内塗装と屋外塗装の打合せ
遠方の施主とSNS&手描きスケッチで情報共有
足場解体&外溝と屋内造作の最終打合せ
確認検査&フラット35S適合証明「完了検査」
竣工お引渡し。
竣工スナップ写真紹介【店舗編】
竣工スナップ写真紹介【住宅編】

 

店舗併用住宅の竣工スナップ写真紹介【店舗編】 @和定食屋さんの家

2019年01月8日

 

店舗併用住宅の竣工スナップ写真紹介【店舗編】
@和定食屋さんの家

新潟県上越市の店舗併用住宅「和定食屋さんの家」が竣工。お引渡し時にスナップ写真撮影しました。少しだけ店舗部分をご紹介します。あいにくの雨天で、とても冷えた一日でしたが、屋内は薪ストーブの温かさと工事関係者の明るい声が広がり、素敵な空気感がありました。

 



店舗案内の垂れ幕看板が柱間に付く予定ですが、グレー色の左官仕上げと木質素材による外観から、すでに和食を扱うお店であることがにじみ出ています。
 



ヒノキ材の待合いベンチ。レッドシダー材の手摺。屋内外とも手が触れるところは出来るだけ木のぬくもりを感じるよう、おもてなしの工夫をしています。店舗正面入り口は杉材の格子戸。中に入ると風除室が、花卉などで季節感を演出するミニ展示コーナーになっています。水をたたえる石器は、夏野菜やスイカ、ラムネなどを浮かべるイメージ。
 



店舗客室に入ると正面に薪ストーブがみえます。客席が見渡せて全体のケアが行き渡るよう厨房はオープンスタイルです。薪ストーブの熱を、天井スリットから天井懐に入れ蓄熱材で蓄熱し1・2階の屋内空間全体をソフトに温めるしくみ。炎の魅力を活かす古くて新しい日本初の試みです。
 



ワンルームの店舗客室ですが、道路側が開放的でカジュアルな雰囲気。奥側は地の山から採取した自然の竹を並べ落ち着いた雰囲気。来客自身の気分や好みで様々な居心地が得られます。打合せ用にパイプ椅子を並べていますが、春の店舗オープンに向け、テーブル・椅子を施主ご夫妻で準備中です。
 



客席の壁側はタモ集成材ベンチ。背板下部に扉を付け収納にすることで、ハシ、オシボリなどストック備品が大量に収納出来るように工夫しています。
 



厨房と客室との間は、保健所指導のもと店主と扱いやすさを相談し適切な小扉を設置。一番効率よく使える位置にレジを配置しています。
 



客室とオープンスタイルで繋がる厨房。店主拘りの炭火焼台は客室から炭火焼の様子が見える位置に配置しています。高性能防水処理を施した床は、グレーチング蓋の排水溝もFRP防水仕上げとするなど性能・衛生とも万全を目指しました。
 



何よりお客様にとって使い易く清掃し易く清潔であること。店主と意見交換を重ねて計画した手洗いコーナーとトイレ。トイレは限られたスペースであえて男女共通とすることで、ゆったり広めの空間とし、引戸で出入り出来るようバリアフリー対応としています。

 

※合わせてご覧下さい。

◆上越市の店舗併用住宅計画「和定食屋さんの家」進捗。
地鎮祭と工事契約
施主・設計と各工事担当者の初打合せ
家具・建具や人を入れたイメージ模型
融雪を考慮した外構計画の現場打合せ
上棟式「お餅まき」のご案内が新聞掲載されました。
上棟式「お餅まき」の様子
工事中盤、建具・厨房機器・左官仕上の打合せ
フラット35S適合証明「中間現場検査」
屋内塗装と屋外塗装の打合せ
遠方の施主とSNS&手描きスケッチで情報共有
足場解体&外溝と屋内造作の最終打合せ
確認検査&フラット35S適合証明「完了検査」
竣工お引渡し。
竣工スナップ写真紹介【店舗編】
竣工スナップ写真紹介【住宅編】

 

竣工お引渡し。@店舗併用住宅「和定食屋さんの家

2018年12月28日


店舗客席の薪ストーブに火入れ。いつまでも見ていたい。

 

竣工お引渡し。
@店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

上越市の店舗併用住宅「和定食屋さんの家」建築本体が竣工。
外構の一部、住まいや店舗の購入家具などを除き完成です。
施工の各担当者による、取扱説明をもってお引渡しとなり
設計監理者として立会いました。

じっくり時間を掛け、互いに暮らしをイメージしながら
施主・施工・設計みなで、建物内を一緒にまわります。
キズなどのリタッチや不備チェックなど、法的検査・
施工者検査・施主検査などは、この日までに概ね終えて
いるので、お引渡しでは主に、利活用の視点で見ていくこと
が一般的。従って、全ての設備を試運転、各所使い方や
メンテナンス方法等を、順良く確認する会話が本来です。

しかし一方で、イイ意味で常に話題が脱線します。
各場所で、施工時の苦労や、計画時の思い出、暮らしへの
期待、作り手と住まい手が、互いの思いを感じる対話が始ま
ると話題がつきないのです。
実はその時間を施主・施工・設計みなで共有出来ることが
一番大切なのではないかと感じます。
顔が見える設計、顔が見える施工。顔の見えるものづくりが、
我々の大切にしていることだからです。

夜は一階店舗で、店主(施主ご夫妻)に食事会を開いて頂き
職人の皆様と一緒に、楽しい時間を過ごしました。
薪ストーブで煮込んだ竹の子汁。美味しかったぁ!!
ありがとうございました。

 






◆水蓄熱システム関係:本件は薪ストーブの熱を、特殊な
水袋アクアレイヤー(株式会社イゼナ)で蓄熱し、その
輻射熱で、2階住居と1階店舗の両方を暖める仕組みを、
なんと日本初採用。担当の前田さんに、火入れした薪スト
ーブからの熱の広がりを測定頂きつつ、システム全体の
取扱説明をして頂きました。
 



◆窓サッシ・建具関係:開き方や注意点、お掃除方法など
確認出来ました。
 


◆キッチン周り関係:キッチン本体やレンジフードの掃除
方法など確認出来ました。
 



◆電気設備関係:照明や各設備のオンオフ、配線系統、
分電盤、エアコン等の広範囲を情報共有出来ました。
 




◆給排水設備関係:屋内では特に厨房排水における、
グリーストラップの仕組みや掃除管理方法の確認。
あいにくの雨天でしたが、屋外では道路からの設備幹線
引込み、水道メーター、屋外機器など情報共有出来ました。
 




◆薪ストーブ:火入れ確認どころか、店主(施主ご夫妻)
に開いて頂いた食事会で大活躍。薪ストーブで煮込んだ
竹の子汁も最高でした。

 

※合わせてご覧下さい。

◆上越市の店舗併用住宅計画「和定食屋さんの家」進捗。
地鎮祭と工事契約
施主・設計と各工事担当者の初打合せ
家具・建具や人を入れたイメージ模型
融雪を考慮した外構計画の現場打合せ
上棟式「お餅まき」のご案内が新聞掲載されました。
上棟式「お餅まき」の様子
工事中盤、建具・厨房機器・左官仕上の打合せ
フラット35S適合証明「中間現場検査」
屋内塗装と屋外塗装の打合せ
遠方の施主とSNS&手描きスケッチで情報共有
足場解体&外溝と屋内造作の最終打合せ
確認検査&フラット35S適合証明「完了検査」

 

地鎮祭と工事契約 @店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

2018年06月27日


地鎮祭の様子。施主、施主ご親族、施工、設計、
関係者みなで立会い、執り行うことが出来ました。

 

地鎮祭と工事契約
@店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

大安吉日のこの日、新潟県上越市の店舗併用住宅
「和定食屋さんの家」建設地にて、土地の神を祭り、
無事の工事を祈る「地鎮祭」が行われました。

施主、施主ご親族、施工、設計、関係者みなで集まる
ことが出来ましたので、敷地境界や内外環境の再確認、
雪降る町ならではの敷地内融雪の方針など、
ざっくばらんに意見交換。大変良い機会でもあります。


祭事の終盤、土地の四隅をまわりお酒で清めたあと、
皆で少々のお酒を頂くのですが、
いっしょに昆布とスルメが配られ食べました。
全国的には多い風習なのでしょうか、私自身は初めて。
一つ一つが、地域性を感じる貴重な経験となりました。


本件工事のご担当は、上越市を拠点にご活躍される
株式会社カネキ屋工務店さんです。
実施設計図をお渡しし同時に数社で見積り算出して頂く
「相見積り」を経て、施主・設計・関係者相談の上、
最終的に満場一致で決定いたしました。

地鎮祭後、カネキ屋工務店さんオフィスに移動。
本件施主と施工者の間で交わす「工事契約」の手続きが
行われました。
事前に準備頂いた書面を、皆で確認するかたちで進行。
木造の優しくシンプルなオフィス空間でリラックスした
雰囲気のなか、ご契約に立ち合うことが出来ました。

このオフィス空間の設計は、本件工事担当の小林さん
とのこと。とても素敵でした。



今回の建設場所は、海岸から1キロ圏内。
夏の蒸暑さと積雪ある冬の寒さ対応が必須となります。
その対策として本件建物で採用する水蓄熱システム担当
株式会社イゼナ前田さんに、終日ご助力頂きました。

イゼナさんの計画は、薪ストーブの熱を無駄なく蓄熱し、
人の出入りが頻繁な店舗と住空間を上手く暖めるという、
シンプルで新しい発想のしくみです。担当前田さんの
ご提案で、採用予定の薪ストーブを実際に燃焼させ、
現場に活かせるよう熱の伝わり方を専用の計器で計測・
分析する作業をご自身で行って頂きました。実験場所は、
本件薪ストーブ販売施工の有限会社グッドライフ上越さん。
担当の伊藤さんに、ご協力頂き無事実験が出来ました。
ありがとうございました。

雪降る町、上越市の店舗併用住宅「和定食屋さんの家」。
いよいよ着工です。



建築家31会 トークショー・展示・相談会 vol.28 お知らせ!@赤レンガ倉庫

2018年05月7日

 

建築家31会 トークショー・展示・相談会
vol.28 開催のお知らせ @横浜赤レンガ倉庫

建築家たちと、会える、話せる、相談できる3日間。
建築家本人が模型の説明や、皆さまの
家づくり相談などを、横浜赤レンガ倉庫で行います。
28回目の今回は、
家づくりでちょっと気になる、計画の進め方、
お金のこと、人気の素材、いつでも
誰でも取り入れられる工夫等々、
存分に聞けるトークショーが、特に魅力。
一日中つねに開催される「トークショーマラソン」
好きな時間に、無料で立ち寄れるトークショーで
おススメです!

期間:5月11日(金)12時~18時
   5月12日(土)10時~18時
   5月12日(日)10時~18時
場所:横浜赤レンガ倉庫1号館2階(入場無料)
詳細:建築家31会ホームページをご覧下さい。
 

トークショーマラソン一覧
 
5月11日(金)
17:00〜 北島俊嗣
「賃貸物件」の話をしよう。
5月12日(土)
10:30〜 石井正博+近藤民子 × チャネルオリジナル
「防火木材」の話をしよう」
11:30〜 泉谷吉信 × ディーエルディー
「薪ストーブ」の話をしよう。
12:30〜 幸田真一 × イゼナ
「水蓄熱」の話をしよう。
13:30〜 松永基 × ノックオンウッド
「クラシック家具」の話をしよう。
14:30〜 前田敦 × エイチジーサービ
「地盤改良」の話をしよう。
15:30〜 小林武 × 神谷コーポレーション
「木製建具」の話をしよう。
16:30〜 滝川淳 × ザ・シーズン
「外構」の話をしよう。
5月13日(日)
10:30〜 田邉恵一 × マードレ
「オーダーキッチンの話をしよう。
11:30〜 筒井紀博 × 東京ガス
「エネファーム」の話をしよう。
12:30〜 七島幸之+佐野友美 × IOC
「フローリング」の話をしよう。
13:30〜 建築家メンバー
「アイデア住宅プレゼンテーション」
14:30〜 南部健太郎 × ヤマシタプランニングオフィス
「オーダーキッチン」の話をしよう。
15:30〜 古川達也 × 大和重工
「ホーロー浴槽」の話をしよう。

16:30〜 余田正徳 × NE-1
「ファブリック家具」の話をしよう。
 

古川達也のトークショーについて
5月13日(日)15:30〜
ホーロー浴槽の製作販売を行う大和重工河部さんと、
ホーロー浴槽の魅力をお話しします。
とても固く傷が付きにくい素材が持つ清潔感と、
なめらかな触り心地が特徴のホーロー素材の浴槽。
マンションのユニットバスを、ホーロー浴槽に変えた
開放的な水廻りリフォームを実例解説します。
浴槽本体の製作工程を知り、素材や性能を理解し、
実物を触り感触を知ることで、採用を決めた過程を、
余すことなく紹介したいと考えています。
※概要を31会ブログで紹介しています。
 

古川達也の模型展示について

例えば、現在ご検討中の家づくりで、
イメージに近いところがございましたら、
是非ご参考に間近でご覧下さい。
ご希望に合わせ、直接解説させて頂きますので、
現地スタッフへ、気軽にお声掛け下さい。
古川達也

◆建築家31会 × CERA企画「Love!Bathroom」
 新たな理想のバスルーム提案の模型
 『柚子風呂パビリオン
◆建築家31会で出会ったお客様住まいの模型
 『図書館のある家
◆古川都市建築計画一級建築士事務所 展示コーナー
 『山見の家
 弊所で設計し、竣工後13年が経過した逗子市の
 一戸建て住宅です。暮らしの様子が分かる資料と
 合わせて、設計時に実際にお客様と打ち合わせで
 活用した模型を展示予定です。
  
『山見の家』概要
緑豊かな環境を活かした住宅です。1階はガレージと連続
した多目的な個室。2階は家族の共有スペースです。
屋内全体は可動型の家具を自由に扱える空間で、あたかも
キャンプ場のような、おおらかさをもっています。
場所:神奈川県逗子市
構造:木造2階建て
建築面積:57㎡
延床面積:117㎡
ホームページ暮らしの様子紹介。
建築専門誌「新建築住宅特集」で紹介されました。
TV番組「渡辺篤史の建もの探訪」で紹介されました。

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『山見の家』2階:テラスとリビングダイニング(上)、
1階:寝室とサイクルガレージと兼ねた玄関(下)

 

※以前の相談会開催の様子です。合わせてご覧下さい。

vol.27 開催の様子(豊洲開催)

vol.26 開催の様子(新宿パークタワー開催)

vol.25 開催の様子(赤レンガ開催)

vol.24 開催の様子(新宿パークタワー開催)

vol.23 開催の様子(新宿パークタワー開催)

vol.22 開催の様子(赤レンガ開催)

vol.21 開催の様子(新宿パークタワー開催)

 


サンケイリビング新聞でご案内頂きました。
(写真:石川利治さん)


横浜赤レンガ倉庫ホームページでご案内頂きました。



みなとみらい線の駅構内ポスター掲示でご案内頂きました。

 

新築住宅計画『雪深い町の家』 竣工

2017年01月31日

 

『 雪深い町の家 』
 

<建築概要>
2mの積雪がある豪雪地域。高い断熱性や地盤の凍結に対応する基礎形状、積雪荷重に耐える強い構造、屋根雪降ろし負担を軽減する5寸(5/10)勾配の大屋根など、雪国ならではの住まいです。薪ストーブのあるサンルームは、暖をとることはもちろん、雪降る季節の物干し、近隣の方々との触れ合いなど、地域の慣習を反映した懐かしくて新しいスペースで、住まいの顔になっています。

場所:長野県信濃町
構造:木造2階建て
敷地面積:367.35㎡(111.12坪)
建築面積: 62.11㎡( 18.79坪)
延床面積:111.80㎡( 33.82坪)
設計:古川都市建築計画
施工:黒姫ホームサービス(株)
写真:古川都市建築計画