新築住宅「緑景の家」の現場は中間地点。
指定確認検査機関(本件は湘南建築センター)による、
中間検査が無事終了し、屋内外とも下地関連の工事が
はじまりました。
各種設備配管、防水工事など、建物が仕上がってしまうと
ほぼ見えなくなってしまう部分でありながら、
実は、建物の機能・性能を担うとても大切な工程です。
ところで、現場監理では、設計監理者として、
施工過程を現場で直接確認させて頂く機会でもあります。
例えば、同様の素材や技術を必要とする部分でも、
職人さんの個性により、進め方も違うことに気が付きます。
何度同じような場面に立ち合っても、新しい発見があり、
それも建築の魅力の一つではないかと思っています。
大なり小なりハイテクノロジーに支えられる建築ですが、
やはり人間が創るのだ。ということを都度実感し
ワクワクします。
◆中間検査申請書の作成
◆中間検査。検査員が現地入りし直に検査します。合格しなければ
現場は次の工程に進めません。(撮影:中山建設中山さん)
◆中間検査合格証を無事受領。施主ご家族に良い報告ができます!
◆給排気菅の位置を皆で確認。外壁を貫通するので、出来るだけ
構造耐力の影響が少ない設置であることがポイントです。
◆躯体の内側に貼る気密シートの施工途中。室内の湿気を
躯体内に入れず、躯体内結露を防ぐことが目的なので、重ねしろ
など、工程に注意し隙間なく貼ることが求められます。
◆躯体の外側に貼る透湿防水シートの施工。外側からの水の進入は
とめるが、躯体内の湿気は外に逃がす性質のシートなので、
そのメカニズムをよく理解して設置することが求められます。