木材プレカット工場で上棟に向けた調整打合せ @縁側サンルームの家

2019年03月18日

 

木材プレカット工場で上棟に向けた調整打合せ
 

横浜市保土ヶ谷区の新築住宅計画「縁側サンルームの家」。既に着工の段取りが進む中、指定確認検査機関による建築確認申請及びフラット35S(金利Aプラン)設計審査が終了したタイミング。中山建設石谷さんの声掛けにより、上棟に向けた工場での木材プレカットと設計との整合確認を工場(株式会社マツモトさんオフィス&工場)で直接行うことになりました。
もちろん初めてでなく、私としても図面データをメールでやり取りしたり、互いに赤チェック受発信を繰り返すより間違いが無く、ニュアンスも共有出来るので、以前からとても良い機会であると思っています。

今回は、中山建設石谷さん、宮崎構造設計事務所宮崎さん、古川の3者で伺い、梁の継ぎ手位置、木材接続金物の種類や数量などあらゆる角度から、設計と施工と実際の木材加工とのすり合わせが出来ました。
例えば、本件は4方向から同じ寸法・同じ勾配で上がる方形(ホウギョウ)型の屋根に近い、シンプルな寄棟(ヨセムネ)屋根。屋根仕上げの下にこもる熱を上方に逃がす通気ルートを確保するため、屋根を支える垂木(タルキ)と隅木(スミキ)との位置関係を細かく調整し、明確な通気層を確保する等々、半日足らずで全て調整終了です。
帰り際、工場の見学をさせて頂き、加工の理解を深めることが出来ました。ありがとうございました。

 





 

「むかえる家」 外壁木摺(きずり)工事。

2014年07月2日

20140630_1

新築住宅「むかえる家」は、外壁の下地工事中。

外壁仕上げとなる、モルタル左官仕上げの下地として
1センチほどの隙間をあけながら、木板を設置する工事です。

躯体(柱梁)内の湿気を外に逃がしつつ、外からの水進入を
防ぐ、木造住宅には欠かせない透湿防水シートの外側に、
通気層を設けながら浮かせて留め付けていることがポイント。 

現場大工さんの間で「あらし」と呼ばれているこの
工事を「木摺(きずり)工事」といいます。

木摺工事の終わった現在の佇まい。
実は、中々爽やかで美しい。
足場シートに隠れ、お見せすることが出来ず残念です。笑
仕上げ工事に先行して、軽やかな白い玄関庇
取り付けられました。

20140630_2