矮鶏の別荘 『チャボさんの家』 竣工写真

2020年11月15日

 

『チャボさんの家』

<概要>
カフェの看板犬ならぬ看板鳥の居場所です。既設の鳥小屋に対する別宅として製作。昼夜や天候などに合わせ移動出来る鳥小屋で、皆に愛されるペット(矮鶏)の安全と健康をサポート出来るよう工夫しています。ちょっぴり臆病で、好奇心たっぷりなチャボさんの別荘といえます。

場所:神奈川県横浜市   
用途:鳥小屋(矮鶏の別荘)
構造:木造平家建て
敷地面積:335㎡(48坪)
建築面積:0.40㎡(0.12坪)
延床面積:0.40㎡(0.12坪)
設計:古川都市建築計画
施工:中山建設

 


ウッドチップ敷きが心地良い、カフェの外構アプローチに配置。


陽あたりや矮鶏の様子をみながら、自由に移動出来るモバイルハウス。


壁はけんどん式で、開口場所を変えることが出来ます。


起伏のある場所でも対応できる高床式。スノコ状の床で衛生的。




愛嬌たっぷり、来客を迎えるチャボさんの様子。(撮影:中山建設)

 

オフィスサロン計画『LOUNGE ZERO』 竣工

2020年10月31日

 

『 LOUNGE ZERO 』
 

<建築概要>
IT系企業のオフィススペース。住宅仕様の空きスペースを、スタッフの休憩、ミーティング、接客スペースを兼ねたサロン空間とする計画です。賃貸スペースのため、裏方を隠すナラ材の木板壁は天井から僅かに離し、置き家具として設計。パーティーやリラックスした商談が出来るなど、プレゼンテーションに必要なデュアルモニターの設置やフレキシブルな空間が求められました。ゼロベースで新しいアイディアを生み出す場所として、スタッフ皆様の意見交換でLOUNGE ZEROと名付けられました。

場所:東京都世田谷区
構造:RC造6階建て
工事内容:5階部分リノベーション
延床面積:35.34㎡(10.69坪)
設計:古川都市建築計画
施工:中山建設
写真:東涌宏和

 


撮影:古川都市建築計画
 

 

 

 


撮影:古川都市建築計画
 

 

 


撮影:古川都市建築計画
 

 

 

 

 

ショールームで照明器具の方針を決める

2020年09月26日

 

ショールームで照明器具の方針を決める

 

横浜市戸塚区の新築住宅計画「2つのテラスをもつ家」工事契約に合わせた調整の一つが照明器具の選定です。「パナソニック リビング ショウルーム横浜」に事前予約をして施主・施工・設計の3者で集合。ショールームの担当スタッフの方にアドバイスを頂きながら、照明器具の方針を決めることができました。

設計時、ご家族と相談しながら住まい全体の照明器具や、設置場所、スイッチの位置などを決めていますが、光量として必要かつ充分な照明の数量や、器具によって感じる空間の色味や演出性など違いを想定するには限界があります。器具そのものも常に新しく良い商品がでてきますので、机上で考えるだけでなくショールームで実物を体験しながら選定出来ると安心です。

多くのお客様と接し、様々な空間のケースに向き合っているショールーム・スタッフの方のアドバイスは、とても参考になります。古川が設計時に描いた照明・スイッチ・コンセント配置図面や空間のイメージパースを皆で確認しつつ、ショールームをめぐりながら一つ一つ意見交換。ダウンライト(天井に埋め込み本体が目立たない照明器具)は、数を増やしたり、精査して減らしたり、より適切な位置へ調整したりすることが出来ました。ペンダントライト(天井から下がる照明器具)は、実物を見ることで候補だった仕様を絞りむことが出来ました。とても良い機会になったと思います。

 


古川作成の図面や空間イメージパースをショールームに持参。皆で目指すところを共有しながら意見交換できました。

 

横浜市戸塚区の新築住宅計画が工事契約となりました。

2020年09月20日

 

横浜市戸塚区の新築住宅計画「2つのテラスをもつ家(仮称)」。施主・施工・設計3者立会いのもと、施工者様のオフィスで工事契約が無事行われました。コロナ禍の諸事情などを考慮しつつ、来年初夏の竣工を目指して参ります。

施工を担当して下さる株式会社中山建設様は、施主ご家族の希望する横浜市内3社の工務店様に、同じ実施設計図を同じ日程で渡しお見積り頂く「相見積り」を経て、施主とご一緒に選定させて頂きました。その後1カ月かけ意見交換を重ね、減額項目や増額項目の要不要などを精査。皆が納得出来る内容で、工事契約の日を迎えることが出来ました。

工事契約の約款を施主・施工・設計で読み合わせて確認。皆互いに「よろしくお願いします」と声を掛け合いつつ、最後に工事契約書に施主印を頂く場面では、リラックスした雰囲気と緊張感と、静かな感動がありました。気持ちを新たに頑張って参りたいと思います。

 


工事契約の約款を施主・施工・設計で読み合わせて確認。最後に工事契約書に施主印を頂く場面。写真左:中山社長とスタッフの芳賀さん。写真右:施主ご夫妻、春に生まれたばかりの赤ちゃんと2人の小さな娘さん達も同席してくれました♪


わたくし古川も、設計・監理者として同じ契約書に印を押す場面。気持ちを新たに頑張って参ります。
(写真:中山建設)

 

 

新築住宅計画『南庭を楽しむ平屋』 竣工

2020年05月31日

 

『 南庭を楽しむ平屋 』
 

<建築概要>
閑静な住宅地。土地の南側大部分を庭とし、趣味のガーデニングを楽しむ住まい計画です。屋内のどこにいても南庭を眺められる。自身に必要な機能だけをもつ職人手作りのオリジナルキッチン。漆喰の壁や、足裏にやさしい杉無垢板の床があれば屋内外に多くは望まない。住まい手にとって必要なモノ・コトだけを身近におく、無駄のないコンパクトなライフスタイルに拘った住まいです。

場所:横浜市港北区
構造:木造平屋建て
敷地面積:377.42㎡(114.16坪)
建築面積: 70.81㎡( 21.42坪)
延床面積: 69.01㎡( 20.87坪)
設計施工:中山建設
設計協力:古川都市建築計画
写真:塚本浩史

 


撮影:古川都市建築計画
 

 

 

 

 

 

 

 


撮影:古川都市建築計画
 

 

 

 


撮影:古川都市建築計画
 

実施設計打合せ。建材実物サンプルと原寸大模型で屋内造作のイメージ共有

2020年03月23日


屋内の床仕上げで候補となっている実物サンプルを比較しながら検討。

 
 

実施設計打合せ

施主ご自宅に伺い、方向性を一つ一つ決めていく実施設計の打合せ中盤。間取りなど主要な空間構成が決まり、いよいよ屋内の仕上げや造作家具などを具体化していく初回打合せとなりました。見た目の印象だけでなく手触りや使い勝手など、長い目で見た心地良さなども目指したいところです。

図面やカタログ資料だけではイメージ共有し難いため、採用候補となっている建材サンプルを取り寄せ持参しました。持参サンプルは、新居にそのまま持っていく家具や家電、買い替え前の基準となる日用品などと並べて検証も出来るので、気付きも沢山あると考えているからです。例えば床仕上げのサンプル確認では、特徴や価格・素材の香り・手触り足触り等を体感し、最有力候補を施主ご夫妻は自然に選定されました。

一方、今回の住まいに合わせてデザインするオリジナルの屋内手摺についてはサンプルが無いため、原寸大の部分模型を製作し持参しました。細いスチール素材の本体に、手の触れる天端部分のみ木質素材を使う案を模索中。候補のタモ材と同じ素材の薄板を模型に貼り、出来るだけ実際の様子をイメージし易くすることを意図していました。手摺の支柱も表現してありましたので、図面と照らし合わせながら手摺全体の安全性や印象なども共有され、皆で大きな方向性を決めることが出来ました。

 


手摺の原寸大模型を手にする施主ご夫妻の様子。

 
 


手摺模型を製作している様子。

 
 

横浜高島屋7階でスケッチの実演

2020年01月20日

 

横浜高島屋7階で開催中の「住宅・リフォーム相談会」本日担当。相談テーブルで、ご来客や店員の皆さまの視線を時々感じつつ、進行中新築住宅計画のスケッチを実演?しました^^。
自ら設計中の案件を題材にしているとはいえ、何も見ず頭の中にだけある架空のイメージを絵にしているので正確な表現ではないのですが、雰囲気はつかめていると思っています。笑  ~イベントは20日まで。

 


 

自治会館計画『あざみ町内会館』 竣工

2019年10月30日

 

『 あざみ町内会館 』
 

<建築概要>
築34年の旧町内会館(自治会館)建て替え計画です。経済性やメンテナンス性を重視する一方で、公共施設として町の目印になるランドマーク性など、住民で構成される建設委員の皆様と意見交換を重ね計画に反映。限られた土地で以前の1.5倍にあたる面積の集会室を実現しつつ、椅子テーブル等が片付け可能な収納スペースを適所に配置するなど、多くの世代が多目的利用できる場所になりました。オープン後、市内で建設予定の他地域の方々が、上手に建てるための参考として見学に訪れています。

場所:横浜市港南区
構造:木造2階建て
敷地面積:119.13㎡(36.03坪)
建築面積: 55.89㎡(16.91坪)
延床面積: 88.60㎡(26.80坪)
設計:古川都市建築計画
施工:辻本工務店
写真:平剛

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


撮影:古川都市建築計画
 


撮影:古川都市建築計画
 

自治会館のBarへお招き頂きました。@あざみ町内会館

2019年10月22日


「あざみ町内会館」外観夜景。撮影:平剛

 

自治会館のBarへお招き頂きました。@あざみ町内会館

 

昨年古川都市建築計画で設計し、春にオープンした横浜市港南区の自治会館「あざみ町内会館」。お酒を愛する自治会の皆様やゲストが集まって語らう『あざみBar』にお招き頂きました。自治会館のBarとは?『あざみBar』とは?。ご案内を頂いた時には、とにかく面白そう!ということで、楽しみにしてました。

現地到着で、その主旨は直ぐに分かりました。開催場所の集会室ホワイトボードに、開催までの背景が紹介されていたからです。横浜市港南区が目指す、協働による地域づくりを進める会「学び舎ひまわり」の受講生が提案する「私の地域マイプラン」。自治会の村本さんが第6期受講生としてまとめた、世代間交流のアイディアが『あざみBar』だったのです。単に飲み会であるだけでなく、まちづくりを視野に入れた活動が、しっかり実現していることに驚き、頭が下がります。
「学び舎ひまわり」発足の背景はこちら>

 



自治会の村本さんが「学び舎ひまわり」でまとめた、世代間交流のアイディアが『あざみBar』

 

「ハイボールはジョッキで飲むほうが断然美味しいので、Myジョッキを持参下さい」と事前案内がありましたので、私もMyジョッキを持参。各自持参したジョッキやグラスをテーブルに出すと、もうその段階から盛り上がります。何でそのグラスなの?デカ過ぎない?冷たさを保つ特殊加工?洒落てる!笑いやジョークで溢れます。Myジョッキが対話の入口になり、普段話さないライフスタイルや趣味嗜好の話に自然と繋がり、交流が始まっていることに気が付きます。

自治会館で行うBar『あざみBar』を発案し主催する村本さん自らがマスターとなり、聞くところでは銀座の某有名バー仕込みの角ハイボールを提供。抜群の美味しさでした。確かに会場内お代わりの連続で、ご本人全くお休みするヒマ無しです(笑)。ハイボールを飲みながら、私の席まわりでは、今まで話したことのない濃い話で盛り上がり楽しい充実の時間。凄く学びもありました。ありがとうございました。また是非来たいです。




村本さんがつくるハイボールは抜群の美味しさでした。ありがとうございました。

 

基本設計打合せ。@横浜市戸塚区の新築住宅計画

2019年09月28日


住まい正面、玄関ポーチのバリエーションを模型で確認中。

 

基本設計打合せ

施主ご自宅に伺い、住まいの方向性を一つ一つ決めていく2回目の打合せ。間取りでは、リビングダイニングのソファー位置とダイニング位置を入れ替えた場合の印象、トイレの手洗いをトイレ外にゆったり配置した場合の効果など、目指すところを確認出来ました。

一方、住まい外側では前回打合せで、電動自転車含むご家族皆の自転車置場が課題となっていました。住まいとは別にサイクルポートを設けるスペースが取りにくいため、住まい本体から屋根や庇を伸ばし自転車が濡れない場所を設ける案のバリエーションを検討。図面だけでは雰囲気が分かりづらいので、簡単な模型で立体的に佇まいが分かるよう打合せに持参しました。

最終的には、自転車置場を兼ね玄関ポーチの庇をゆったり大きくする案に決定。雨天時の往来を快適にしたり、玄関先の立ち話しや荷物準備など、楽しく利活用出来るポーチとなり、住まいの顔となりそうです。

 


手にとって、様々な角度を至近距離で確認出来る1/100模型が活躍。