コンセプトハウス『横浜ガレージ長屋』

2016年10月7日

IMG_9217
『横浜ガレージ長屋』イメージモデル正面。


コンセプトハウス『横浜ガレージ長屋』

マンションを建てるには少し狭い。最寄り駅からは少し遠く
一人暮らしに対応したワンルームスタイルのアパートを建てても、
あまりニーズがなさそうである。そんな郊外型の静かな住宅地に
あえて昔ながらの「長屋」を建てよう!というアイディア。

暮らし広がる『横浜ガレージ長屋』は、
特に、横浜の皆さまへお届けしたい、横浜のライフスタイルを
楽しむために考案した、コンセプトハウスです。

本来は各々土地を分けて建てると2棟分。
しかし、遮音や断熱、プライバシー等をしっかり確保した壁を、
互いに共有し寄り添うように並ぶことで3棟分建てられる。
ゆったり3世帯が住まう長屋スタイルの集合住宅とする提案です。

例えば。。
1棟をオーナー住居、残り2棟を貸家とする。
趣味の合うご家族が共に暮らす、留学生の受け入れ入居、
ミニオフィス、ギャラリー、アトリエ、カフェなど、
街の元気に繋がる個性的な人々の入居も楽しい。
あるいは。。
大家族で暮らす場合や、ご親族3世帯が住まう場合などは、
3世帯を分ける壁の一部に開口を設け、2棟を一つにして
広く使い、1棟を離れのように活用しても面白いですね。

まだまだ進化します!
『横浜ガレージ長屋』は、コンセプトの原型です。
どこか懐かしくて新しい、未来のライフスタイル提案。
皆さまの土地環境や利活用などに合わせ、
さらにカスタマイズすることで、まだまだ進化します。
詳しくは、古川都市建築計画一級建築士事務所
発案者の古川達也まで、お問い合わせ下さいね。

※このイメージモデルの実物は、横浜元町「AA STUDIO
 で常設展示されています。気軽にお訪ね下さい。

IMG_9235
◆イメージモデル全景。まとめて建てることで生まれる
土地のゆとりを街に開放。「おもてなし空間」として
植栽やベンチなどを設けることも考えられます。
クリスマスのイルミネーションなども素敵!

IMG_9220
IMG_7829
◆ビルトインガレージは、大切な愛車を駐車してもよし。
アトリエやミニ店舗、カフェなどの活用も楽しいですね。

IMG_9243
IMG_7828
IMG_7841
◆各棟の間は屋外テラス。バスルームが面している。
プライバシーが確保され、露天風呂気分が味わえます ♪

IMG_0267
◆例えば裏側は、環境が良ければ広いプライベートテラスを
設けられると良いですね。表のガレージから通り土間で
繋がる空間は、きっと心地良い風が流れています。

新築住宅計画「ぐるっと回れる家(仮称)」基本設計

2016年08月24日

20160824_1
◆建て替え予定のご自宅リビングで、模型を見ながら打合せ。

新築住宅計画「ぐるっと回れる家(仮称)」基本設計

横浜市都筑区の新築住宅計画「ぐるっと回れる家(仮称)」は
基本設計が進行中。
屋内外とも出来るだけ行き止まりなく、ゆとりと自由度を
生み出すよう、ぐるっと回れる空間の工夫が特徴です。

建て替え予定の、施主ご家族が住まう住宅のリビングに
施工担当の中山建設 中山さんとご一緒におじゃまし、
2回目の打合せ。
縮尺1/100のイメージモデルを作製し、空間全体の
方向性を整理・検討。打合せに持参しました。

建て替え場所の現地で打合せをしているので、
模型を手に持ち、方位を合わせ至近距離で眺めると、
自然光の入り方が、まさに実際の様子と同様となり、
とてもイメージがつかみ易い。
様々な角度や距離で見て頂き、主要な空間イメージが、
皆でかなり共有出来たように思います。

20160824_4
◆窓から入る自然光がそのまま模型にリアルな明るさと陰影を
生み出します。施主ご主人が手持ちで実際の方角に合わせ、
模型の空間を、至近距離で体験中。

20160824_3
◆図面と模型を見比べながら対話。施主ご夫妻の率直な感想を
お聞きすることが出来ました。

1/100イメージモデル
20160823_1
◆建物と外構を別々で考えるのでなく、連続した空間として
常に切れ目なく考えて参ります。
20160823_3
◆リビングと庭を繋ぐテラスは、屋内の延長として、庭の延長
として、心地良い中間的な空間となります。
20160823_2
◆道路境界では、道行く人の視線を考慮し、開放性と
プライバシーを確保する木フェンスを構想。
20160823_4
◆敷地のレベル差を把握し、スロープを設けるなど、将来の
バリアフリー動線と日常の利活用のバランスを計画します。
20160824_5
◆2面が道路に面する南北に長い敷地です。現在の住まい方
の良い点は受け継ぎ、より快適なアプローチを提案します。
20160824_6
◆北側の駐車スペース側は、キャンプ道具などの出し入れ等
アウトドアライフと住まいの関係を整え使いやすく考えます。
1階の壁を取っているのは、至近距離でみることで、居室
から庭を眺めるイメージを体験するためです。
~小さな模型ですが、実は、かなりリアルに体験出来ます。
20160824_7
◆住まいの中心に階段を配置。上下階空間の繋がりを生むと
同時に、ぐるっと回れる空間性のかなめとなります。

新築住宅計画「雪深い町の家」イメージモデル

2016年03月29日

 

新築住宅計画「雪深い町の家」イメージモデル

雪深い町で快適に住まう工夫がテーマとなった
「雪深い町の家」では、
設計時に1/50イメージモデル※を製作。

可能な限り屋根の雪下ろし作業の無いよう、
自然落雪する片流れの勾配屋根。
厳しい冬を快適に過ごすための空間として
薪ストーブのある「縁側サンルーム」の提案。等々
模型で表現することで、大事なことがより
鮮明に確認出来たように思います。

※イメージモデル
設計時、施主ご家族やプロジェクトの関係者間で
出来るだけ空間イメージを共有するため、
その都度状況に応じた密度や大きさで製作する
簡単な模型。

IMG_2561
◆アプローチ方面からみる。玄関前に風除室を設けます。

IMG_2578
◆薪ストーブの煙突が住まいの顔となっています。

IMG_2497
◆自然落雪の勾配をいかした小屋裏収納。縁側サンルーム
 は、自然光を沢山取り入れるため、上部の荷重を軽減し
 開口部を大きくする構成としています。

IMG_2522
◆冬の物干し、シイタケや干柿の乾燥、炎を楽しむゆとり、
 暮らしを楽しむ、縁側サンルームの様子。

IMG_2532
◆キッチン方面からみるリビングダイニング。縁側サンルーム
 との境は、引戸で仕切ることが出来るようになります。

新築住宅「緑景の家」 イメージモデル。

2015年03月18日

20150315_2

新築住宅「緑景の家」イメージモデル

緑豊かな環境を活かしたコンパクトな3世帯住宅です。
地上階中央が、玄関部分で世帯ごとに分かれ、2階では
建具で互いを仕切り、連続したり、距離をおいたり、
将来の変化に対応する、フレキシブルな住空間と
なります。

現在は基本設計中。
実施設計前の準備設計として、案の方向性が決まりつつ
あるなか、同時進行でイメージモデルも製作しています。
図面と行き来する検討はもちろん、施主や施工者との
打合せでは、立体的なイメージを共有することに、
とても役立っていると思っています。

20150315_11
20150315_9
◆全ての居室から緑景が楽しめます。
地上の木デッキテラスは、施主自ら生み出す
セルフビルド。暮らしながら製作することを、今から
楽しみにされています。 

20150315_8
20150315_6
◆子世帯の寝室はロフト付き。
コンパクトな住まいの収納問題を解消するだけでなく、
空間の広がりを生み、心地良さに繋がるよう工夫
しています。

IMG_3042
IMG_3095
◆イメージモデルは、あくまで検討用の模型。
カッターやハサミが必須。
模型のかたちは、常に現在進行形です。
細かいことに捉われ過ぎず、最も重要なコンセプト
を整理します。開口部や屋根のプロポーション、
緑と建築の関係、凹凸や方角による陰影イメージなど、
手を動かしながら、意外な気付きもあります。

「図書館のある家」 イメージ模型。

2014年07月20日

20140719_9
◆「図書館のある家」計画概要
大らかな河川敷に面する、自然豊かな環境。約9600冊
の書籍を所有するご夫妻の住まいとして、将来移り住むことも
視野に入れた、セカンドハウスです。建物半分は住宅、
もう半分は私設図書館で、互いに連続します。書架空間は、
建物竣工後、施主自身で楽しみながら、徐々に書棚を造作
していく予定。広いデッキテラスと繋がることで地域に開かれ、
気軽に来客をお迎えする空間となります。

 

イメージ模型について

プロジェクトにより、進め方は違うのですが、
当社では、設計のかなり早い段階で、模型を作ります。 
本件でも、ごく簡単な平面図が出来た段階、つまり高さ方向を
明確とする立面図や、断面図などの無い早い段階で
模型を作り、施主ご夫妻との打合せに持参しました。

模型は、概ね図面や案が出来上がってから、確認で作るケース
が多いと思うのですが、
当社の場合は、むしろ全く逆で、案が出始め、固まっていない
検討段階で作るケースが、ほとんどです。
古川自身、単に模型が好きだということもあるのですが。。笑

家具や植栽などの添景は、単なる飾りが目的ではありません。
暮らしの楽しみ方や、空間の大きさなどを、少しでも
施主ご夫妻がイメージ出来るきっかけになると嬉しいという
思いで表現しています。
 

模型の活用について

模型は軽いので、施主自身で手に取り、実際の目線に近い見方や、
様々な角度で自由に眺めて頂き、変更点や活かしたい点も
気軽にお話頂けたと思います。

大事な点を、再度確認です。
着工を迎えた現在の最終案と模型の形を比較すると、
実は、随所で違いがあります。
なぜなら模型は、出来上がった案の確認のために作ったのでなく、
案を練るための、途中で作ったからです。
最終案との違いは、そのまま打合せの検討成果。
施主ご夫妻と積み上げた、検討のあかしとなっています。

※この模型は、施主ご夫妻の許可を頂き、団体主催の展示会
などで、展示公開しています。
詳細は古川都市建築計画まで、お問い合わせ下さい。
 

◆庭とテラスの関係、テラスと居室の関係が分かります。
20140719_6

◆書架と居室が並びます。寝室の上は小屋裏収納です。
20140719_7

◆1・2階が吹き抜けを介して繋がる関係。
20140719

◆こうして簡単に撮影し、写真そのものも打合せ等でフル活用します。
20140719_10