実施設計中の打合せ@施主ご自宅

2017年02月25日

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実施設計中の打合せ@施主ご自宅

実施設計の途中、屋内外における主要な仕様の方向性や
ともなう工事費について、関係者皆で情報共有したり、
代案を検討したりする打合せは、とても大事です。
また、ご自宅にお伺いして打合せを行うことも
よくあります。
今ある家具・家電などの様子やライフスタイルを皆で
確認出来るので安心、何よりお子様の様子も暮らしぶり
のまま感じることができ気付きも多いです。

新築住宅計画「ぐるっと回れる家」は実施設計の
中盤。模型と図面をみながらの意見交換は、
真剣かつ緊張感がともないます。一方、たまたま
子供たちのリクエストがあり、私が紙とハサミを使い
模型に合う人間とワンちゃんを、その場で作ることに
なりました。すると、なぜか負けじと子供たちの創造が
始まることに。。なかなかの腕前です。
あらためて確信しました。
新居は、子供たちの創造をとめない自由な空間にしたい。

最後は庭で恐竜を飼うイメージへ到達。
木の葉が恐竜に食べられている様子に脱帽
&笑わせてもらいました^^
子供の想像力は無限大、そして子供たちは
打合せの緊張を和らげる、大事なムードメーカーでした。
3人の子供たちに感謝。ありがとう!

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◆なんと、庭で恐竜を飼っているイメージ!
 木の葉が恐竜に食べられている!!!笑

 

『家具・小物を表現した模型』実施設計へ

2016年10月30日

 

『家具・小物を表現した模型』実施設計へ

設計時に製作しているイメージ模型。
私の場合イメージ模型は、設計の比較的早い段階で、
手を動かしながら、目指すイメージを模索するための
表現手段。プロジェクトの性格に合わせ、部分や全体など
様々な大きさで製作しています。

川崎市の新築住宅計画『心地よい風と緑のある家』では、
具体的な家具・小物等を表現した模型を製作しました。
実は、設計を始める前から、施主ご夫妻の具体的な居場所
イメージが比較的明確でした。玄関土間と繋がる子供たち
の空間は置き家具や建具等で、融通のきく多目的空間と
したい。居間は座ってくつろぐ時に感じる高い天井、
バルコニーを介して緑景が常に見渡せる。バルコニーには
椅子テーブルを置いて目前の緑を楽しみながら
気軽に食事をしたい。キッチン近くには子供が勉強したり
家事や書きものが出来るコーナーが欲しい、等々。

つまりご家族にとって、建物の色・形よりも、暮らしの
中でやってみたい諸活動が、ちゃんと出来る空間であるか
が最重要課題でした。従って、この住まいの模型では、
家具・小物や植栽などを入れることで、具体的所作や
活動が、鮮明にイメージ出来るよう工夫しています。
本件は、この模型の確認をもって基本設計から
実施設計へ以降。設備や構造検討などの連携・打合せにも
分かり易いこの模型が大活躍です。関係の皆さまに
空間の具体的利活用を知って頂き、各々必要な調整を
ご提案頂ける効果も感じています。

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◆製作途中(下)の状況と比較。家具等を入れた模型
(上)では各所で出来る所作が、より想像出来ます。

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◆道路側住まいの正面。日々の行来で目にする家庭菜園
 が楽しい。

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◆実際には体験出来ない上空からの視点。施主ご家族と
 共に緑地と向き合うバルコニーを、強く意識しました。

 

『心地よい風と緑のある家』概要

豊かな緑地帯に面した静かな住環境です。1階は広い
土間と繋がる多目的なスペース。客室や寝室として活用
します。2階は屋根形状を活かした伸びやかな居間。
どこにいても風がぬけ、緑が楽しめる住まいです。

建物用途:住宅
構造規模:木造2階建て
敷地面積:149㎡(45坪)
建築面積:62㎡(19坪)
延床面積:104㎡(31坪)
所在地:川崎市

設計:古川都市建築計画一級建築士事務所 古川達也

 

土地探しからの新築戸建て住宅計画

2015年12月3日

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土地探しからの新築戸建て住宅計画のご依頼。
施主ご主人自ら、お知り合いより土地をいくつかご紹介頂き
土地購入を検討されている過程で、お声かけ頂きました。

通勤通学に無理がなく知り合いがご近所の環境が理想。
出来るだけ平屋に近いかたちで大らかに住みたい。
所有する車バイクを身近に感じながら暮らしたい。
大きくは以上、住まいへの思いを伺いました。

敷地の寸法や方角、制約など情報収集しつつ、
フェイスブックメッセージでのざっくばらんなやりとり
の中で、希望の要素をヒアリング。
ざっと盛り込んだ簡単な間取り図やラフスケッチを描く
こと等で、互いに問題を共有します。
おそらく、話しだけの意見交換より、イメージが膨らむの
ではないかと思っています。

もちろん案はまだまだ具体的でなく、
課題もあるのですが、施主ご主人はこの段階で
土地購入を決断されたと、嬉しいご連絡がありました。
より具体的な計画に着手して参ります。
よろしくお願い致します!

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いつも持ち歩くスケッチブックに、ファーストスケッチ。
今後まだまだ進化させていきます。

企業イメージディレクション提案 ~アウトドア・サイン計画~

2015年02月15日

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◆アウトドア・サイン計画

 

企業イメージディレクション提案

木造住宅を中心に、木の魅力を活かした家づくりを追求し
続ける、株式会社 中山建設様から、オフィス兼作業場環境
全体の、再生計画をご依頼頂きました。
いつでも来客を迎えられる安全で心地良い空間。何より
働く職人の皆さまが気持ちよく作業出来て笑顔になれる空間。
特に子供たちが、ものづくりを楽しみ、何度も遊びに来たく
なるようなワクワクする空間。多くのテーマを社員の皆さま
と共有し、企業イメージディレクション(企業の目指す方針)
を共に育て、デザイン提案するプロジェクトです。

アウトドア・サイン計画は、並行して進めるアウトドア・
スタジオ構想
など全体再生計画で最初に着手する予定の提案。
道路に面するエッジとなる部分、まさに顔となる場所に
設置する、縦横3mのウッドフェンス状の屋外看板です。

大きさがかもしだす高揚感。スクエアなプロポーションによる
チャーミングなイメージ。全体計画のほんの一部ですが、
来客の期待感を受け止め、各施設へ自然に誘導案内するだけ
でなく、今後の中山建設様イメージを先導するサインと考えて
います。

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全体計画のイメージ模型
上が既存オフィス兼作業場。右側をワークショップの出来る
ショールームとして環境を整えつつ、L字型にアウトドア・
サインを配置しています。

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◆現地調査の様子。
ガーデンプランナー草のよしだや吉田龍さん、
中山建設中山周平社長と共に、周辺との取り合い、周囲から
の見え方など、風情や寸法を共有することが出来ました。

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◆アウトドア・サイン概略図(数案の1つ)

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◆中山建設様ショールームでのプレゼンテーションの様子。
関係者皆さまにお集まり頂き、アウトドア・サインを含めた
全体構想をプレゼンテーションさせて頂きました。
たくさんのヒントが得られた良い機会でした。