店舗客席の薪ストーブに火入れ。いつまでも見ていたい。
竣工お引渡し。
@店舗併用住宅「和定食屋さんの家」
上越市の店舗併用住宅「和定食屋さんの家」建築本体が竣工。
外構の一部、住まいや店舗の購入家具などを除き完成です。
施工の各担当者による、取扱説明をもってお引渡しとなり
設計監理者として立会いました。
じっくり時間を掛け、互いに暮らしをイメージしながら
施主・施工・設計みなで、建物内を一緒にまわります。
キズなどのリタッチや不備チェックなど、法的検査・
施工者検査・施主検査などは、この日までに概ね終えて
いるので、お引渡しでは主に、利活用の視点で見ていくこと
が一般的。従って、全ての設備を試運転、各所使い方や
メンテナンス方法等を、順良く確認する会話が本来です。
しかし一方で、イイ意味で常に話題が脱線します。
各場所で、施工時の苦労や、計画時の思い出、暮らしへの
期待、作り手と住まい手が、互いの思いを感じる対話が始ま
ると話題がつきないのです。
実はその時間を施主・施工・設計みなで共有出来ることが
一番大切なのではないかと感じます。
顔が見える設計、顔が見える施工。顔の見えるものづくりが、
我々の大切にしていることだからです。
夜は一階店舗で、店主(施主ご夫妻)に食事会を開いて頂き
職人の皆様と一緒に、楽しい時間を過ごしました。
薪ストーブで煮込んだ竹の子汁。美味しかったぁ!!
ありがとうございました。
◆水蓄熱システム関係:本件は薪ストーブの熱を、特殊な
水袋アクアレイヤー(株式会社イゼナ)で蓄熱し、その
輻射熱で、2階住居と1階店舗の両方を暖める仕組みを、
なんと日本初採用。担当の前田さんに、火入れした薪スト
ーブからの熱の広がりを測定頂きつつ、システム全体の
取扱説明をして頂きました。
◆窓サッシ・建具関係:開き方や注意点、お掃除方法など
確認出来ました。
◆キッチン周り関係:キッチン本体やレンジフードの掃除
方法など確認出来ました。
◆電気設備関係:照明や各設備のオンオフ、配線系統、
分電盤、エアコン等の広範囲を情報共有出来ました。
◆給排水設備関係:屋内では特に厨房排水における、
グリーストラップの仕組みや掃除管理方法の確認。
あいにくの雨天でしたが、屋外では道路からの設備幹線
引込み、水道メーター、屋外機器など情報共有出来ました。
◆薪ストーブ:火入れ確認どころか、店主(施主ご夫妻)
に開いて頂いた食事会で大活躍。薪ストーブで煮込んだ
竹の子汁も最高でした。
※合わせてご覧下さい。
◆上越市の店舗併用住宅計画「和定食屋さんの家」進捗。
・地鎮祭と工事契約
・施主・設計と各工事担当者の初打合せ
・家具・建具や人を入れたイメージ模型
・融雪を考慮した外構計画の現場打合せ
・上棟式「お餅まき」のご案内が新聞掲載されました。
・上棟式「お餅まき」の様子
・工事中盤、建具・厨房機器・左官仕上の打合せ
・フラット35S適合証明「中間現場検査」
・屋内塗装と屋外塗装の打合せ
・遠方の施主とSNS&手描きスケッチで情報共有
・足場解体&外溝と屋内造作の最終打合せ
・確認検査&フラット35S適合証明「完了検査」