弘明寺商店街から望む水辺の桜

2018年03月31日

 
週末の横浜は、桜満開。
各地、桜を愛でる人出で賑わっています。

地下鉄ブルーライン弘明寺駅を降り、
アーケードのある観音通り「弘明寺商店街」を歩くと
中ほどに、大岡川が交わる場所があります。
そこから眺める水辺の桜が、とっても印象的。
機会あって数年ぶりに訪れました。

商店街で、焼き鳥・枝豆・缶ビールを調達。
ついつい欲しくなってお団子など甘いものも買いつつ
程よく歩いたところで出会う、絶妙な桜。
~今回は打合せがあり食べ歩きは省略ですが^^

せり出した桜が大岡川の水面に映る風情。
水際まで近付ける楽しさ。
川沿いを歩きながら楽しめる桜並木は、
様々な出会いが広がり、
誰もが楽しめる貴重な街歩き空間といえます。

 

直江津の雁木造(がんぎづくり)

2014年08月12日

 
父の生まれ故郷である、新潟県上越市の港町「直江津」。
機会あって両親と久々に訪れました。

琵琶湖から金沢を経由して新潟にいたる、
長い北陸街道の要所。
江戸時代は高田城下の外港として栄えたことから、
古くより商業の町として賑わったことが想像できます。

さて、街並み最大の特徴は、
積雪期に雪かきをせず歩ける「雁木造(がんぎづくり)」
商店街として暮らしの利便から造られたようで、
店先の軒を延長し、通りに沿って全体あるいは断続的に
設けられています。

◆歩道を覆う雁木の風情
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子供のころ、夏の海水浴やお墓参りなどで、
父の実家へ遊びに来た際、いつもこの商店街の濃い影を
感じていたことをはっきり覚えています。

特に、雁木造が車道の両側にある場合、
より強調される「独特の暗さ」。ある程度人の往来が
あっても、この暗さが忘れがたい印象を残します。

寂れた印象でネガティブにとらえることもあるようですが、
個人的には、子供のころから変わらぬ印象の空間。
自身の身勝手な思いかもしれませんが、
かけがえのない「街の個性」と考え、今後も
上手く活かした街づくりが出来たなら、嬉しいことです。

◆雁木が道の両側にある風情
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