ショールーム集合で水回り関係の仕様を決める意見交換 @横浜

2022年07月15日

 

ショールーム集合で水回り関係の仕様を決める意見交換 @横浜

 

横浜市神奈川区の新築住宅計画「永く住まう平屋」。中山建設中山さんと施主ご夫妻と一緒に、水回り関係ショールームで打合せ。システムキッチンやユニットバスなどの仕様を決める良い意見交換が出来ました。

 

@クリナップ横浜北、TOTO横浜港北ショールーム

 
 


クリナップ横浜北ショールーム


TOTO横浜港北ショールーム

 


横浜市神奈川区の新築住宅計画「永く住まう平屋」イメージモデル

ショールーム集合で水回り関係の仕様を決める意見交換 @相模原

2022年05月7日

 

ショールーム集合で水回り関係の仕様を決める意見交換 @相模原

 

いよいよ実施設計のまとめがみえて参りました新築住宅計画。本日相模原市のTOTOショールームでトイレと洗面台、クリナップショールームでシステムキッチンとユニットバスの仕様を検討。施主ご家族と一緒に、実物を体験しながら意見交換して決めることが出来ました。

 

@相模原市緑区の新築住宅計画「屋外と屋内とその間がある平屋」

 
 


相模原市緑区の新築住宅計画「屋外と屋内とその間がある平屋」イメージモデル

ご家族の希望する地元工務店様と初回意見交換

2022年02月5日

 

ご家族の希望する地元工務店様と初回意見交換

 

相模原市緑区の木造平屋建て個人住宅計画。間取りや柱・梁など主要構造の方向性が見えてきた実施設計の中間地点です。屋内外の仕上げや各部素材などを見極め仕様を決めていくためにも、工事費概算が分かると嬉しい状況。施主ご家族が希望している地元工務店様に、現段階の図面で工事費の概算見積りを算出頂くことになりました。

場所は建設地の地元工務店、有限会社森林ハウス・エイワン様オフィス。施主・施工・設計の3者で集まり、持参した1/100模型と実施設計図で、住まいの特徴や目指すところを、直接ご説明させて頂きました。

自然乾燥した杉・ヒノキなど地元の木を出来るだけ活用して建てることや、屋内の壁にも予算とのバランスをみながら、無垢板材を活かした仕上げにしていくなど、地元家づくりの知恵や技術などご指導頂きながら、住まいづくりの魅力を高める良い意見交換ができました。ありがとうございました。概ね1ヶ月後に見積り金額をご提示頂く予定で進行します。

 


場所は、建設地の地元工務店、有限会社森林ハウス・エイワン様オフィス。持参した1/100模型と実施設計図で、住まいの特徴や目指すところを、直接ご説明させて頂きました。撮影:娘さん

実施設計打合せ。建材実物サンプルと原寸大模型で屋内造作のイメージ共有

2020年03月23日


屋内の床仕上げで候補となっている実物サンプルを比較しながら検討。

 
 

実施設計打合せ

施主ご自宅に伺い、方向性を一つ一つ決めていく実施設計の打合せ中盤。間取りなど主要な空間構成が決まり、いよいよ屋内の仕上げや造作家具などを具体化していく初回打合せとなりました。見た目の印象だけでなく手触りや使い勝手など、長い目で見た心地良さなども目指したいところです。

図面やカタログ資料だけではイメージ共有し難いため、採用候補となっている建材サンプルを取り寄せ持参しました。持参サンプルは、新居にそのまま持っていく家具や家電、買い替え前の基準となる日用品などと並べて検証も出来るので、気付きも沢山あると考えているからです。例えば床仕上げのサンプル確認では、特徴や価格・素材の香り・手触り足触り等を体感し、最有力候補を施主ご夫妻は自然に選定されました。

一方、今回の住まいに合わせてデザインするオリジナルの屋内手摺についてはサンプルが無いため、原寸大の部分模型を製作し持参しました。細いスチール素材の本体に、手の触れる天端部分のみ木質素材を使う案を模索中。候補のタモ材と同じ素材の薄板を模型に貼り、出来るだけ実際の様子をイメージし易くすることを意図していました。手摺の支柱も表現してありましたので、図面と照らし合わせながら手摺全体の安全性や印象なども共有され、皆で大きな方向性を決めることが出来ました。

 


手摺の原寸大模型を手にする施主ご夫妻の様子。

 
 


手摺模型を製作している様子。

 
 

家具・建具や人を入れたイメージ模型 @店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

2018年08月1日


縮尺1/50イメージ模型。来訪者にとって正面となる北東側
外観です。雪国である新潟県上越市の地域性として、
商店が並ぶ街並みでみられる雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」
をモチーフとした構成です。

 

家具・建具や人を入れたイメージ模型
@店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

古川都市建築計画では設計時、図面と同時進行で模型を
作ります。プロジェクトの性格に合わせて、大きさや
表現密度なども変えつつ製作。形態や空間の特徴など
関係者皆で共有することが、模型の主な利活用です。

従って、屋根・壁などの主要な骨格だけを早めに作って
おき打合せで活用。計画の進行に合わせ、仕上げや
ディテールを後から足し引きします。
実は、工事が着工してからも打合せの深度に合わせ、
その都度模型に手を加えることも、非常に多いです。

つまり、設計が全て終わり、確認のために実施設計の
成果品として模型をつくるのではなく、むしろ案が
定まっていない状況下で、各部の方針を一つ一つ決めて
いく、検討用の道具として模型を位置付けています。

本件縮尺1/50イメージ模型も、関わる方々のアイディア
やアドバイス等に合わせ、風合いや素材感、家具や建具、
佇む人の風情なども、着工後に手を加えています。
建物が竣工するまで、少しずつ進化する模型として、
プロジェクトの進行に役立てています。
 

※合わせてご覧下さい。
着工後、工事関係者と模型を使った意見交換の様子
地鎮祭と工事契約の様子
 


北側外観。1Fは店舗で2Fが住宅です。雪国である新潟県
上越市の街並みでみられる雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」
が店舗の入り口となり、待合いとしてベンチも配置。
雁木は、雪かきを軽減する快適なバリアフリー動線として、
車椅子にも対応するスロープを備えています。


北西側外観。西側1Fの庇下に、住居出入り口と店舗厨房
の勝手口を配置しています。


雁木の店舗入り口から入ると正面に薪ストーブが見えます。


オープンスタイルの厨房。客室は20席で、施主ご夫妻が
全体を丁寧にケアできるワンルーム。
手前のリラックスしたスペースと、奥の落ち着いたスペース
が緩やかに繋がる構成です。


開口部に、あえて格子を設けることで、落ち着いた雰囲気
のスペースを生み出します。


客室全体の構成。客席は椅子テーブルの移動で、様々な
人数構成に対応。レジの上は神棚を設置。


厨房からみた客室。お客様の出入りを把握出来るよう、
店舗出入り口が見通せる工夫をしています。


客室と厨房の境は、食の提供や飾り棚など、和定食屋さん
としての利活用や風情など模索中。まだまだ進化の予定。



2F店主ご夫妻の住居、リビングダイニングと畳室。
掘りコタツのある畳室は、リビングと建具で仕切ること
が可能。公私で活用するフレキシブルスペースとして
位置付けています。

 

模型に屋内家具・建具や人を入れる検討

本件は工事が着工してから、具体的な仕上げや造作などが
決まってきていることもあり、施工担当者の皆さまとの
打合せ日程に合わせて、皆で確認したい造作家具などを
付け足しています。
やはり、家具・建具や人などを入れると、各部のスケール
感や空間の目差すところが、とても分かり易くなります。




1F和定食屋さんに、造作家具等を入れる前と後の状況。




2Fリビングダイニングと畳室に、造作家具等を入れる
前と後の状況。



リビングと畳室の関係も、家具・建具・人などを入れる
ことで、風情や課題が関係者間で共有し易くなります。

 

<「和定食屋さんの家」概要>

和定食のお店を独立開業するご夫妻の住まいです。1階が店舗スペース、2階がご夫妻の住まう居住スペース。来客が多いライフスタイルから、店舗だけでなく住空間においても、来客を楽しくお迎え出来るよう工夫しています。外観は雪国である上越市の地域性として、商店が並ぶ街並みでみられる、雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」をモチーフとした構成が特徴です。

場所:新潟県上越市
用途:店舗併用住宅(1F店舗、2F住宅)
構造:木造2階建て(ロフト有り)
敷地面積:381㎡(115坪)
建築面積: 96㎡(29坪)
延床面積:157㎡(48坪)

阪神淡路大震災と熊本地震の揺れを再現する構造検討

2017年06月7日

熊本地震木構造01
 

阪神淡路大震災と熊本地震の揺れ
を再現する構造検討

新築住宅計画「ぐるっと回れる家」の構造設計を担当
頂いている宮崎さんに、解析ソフトを使った、本件の
構造検討をご説明頂きました。場所は、施工担当の
中山建設ショールーム。

宮崎さんの検討では、1995年阪神淡路大震災と
2016年熊本地震の揺れをPC画面上で再現。
3次元動画モデルが揺れ、弱い部分が一目瞭然です。

揺れによる不具合や倒壊の可能性をシミュレートして
いることが分かりました。両者とも同じ最大震度7を
記録していますが、強さでなく揺れ方に違いがあります。
阪神淡路型ではそれほど変形せずでしたが、なんと
熊本型では大きく変形し入力したモデルが倒壊しました。

初期構造案では、主に耐力を担う壁配置バランスの悪さが
明確でした。弱点を補う修正を重ね、実施設計の最終案
としています。

 

実施設計中の打合せ@施主ご自宅

2017年02月25日

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実施設計中の打合せ@施主ご自宅

実施設計の途中、屋内外における主要な仕様の方向性や
ともなう工事費について、関係者皆で情報共有したり、
代案を検討したりする打合せは、とても大事です。
また、ご自宅にお伺いして打合せを行うことも
よくあります。
今ある家具・家電などの様子やライフスタイルを皆で
確認出来るので安心、何よりお子様の様子も暮らしぶり
のまま感じることができ気付きも多いです。

新築住宅計画「ぐるっと回れる家」は実施設計の
中盤。模型と図面をみながらの意見交換は、
真剣かつ緊張感がともないます。一方、たまたま
子供たちのリクエストがあり、私が紙とハサミを使い
模型に合う人間とワンちゃんを、その場で作ることに
なりました。すると、なぜか負けじと子供たちの創造が
始まることに。。なかなかの腕前です。
あらためて確信しました。
新居は、子供たちの創造をとめない自由な空間にしたい。

最後は庭で恐竜を飼うイメージへ到達。
木の葉が恐竜に食べられている様子に脱帽
&笑わせてもらいました^^
子供の想像力は無限大、そして子供たちは
打合せの緊張を和らげる、大事なムードメーカーでした。
3人の子供たちに感謝。ありがとう!

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FullSizeRender_2
◆なんと、庭で恐竜を飼っているイメージ!
 木の葉が恐竜に食べられている!!!笑

 

『柱梁の構造を表現した模型』実施設計へ

2016年12月26日

 

『柱梁の構造を表現した模型』実施設計へ

設計時に製作しているイメージ模型。
私の場合イメージ模型は、設計の比較的早い段階で、
手を動かしながら、目指すイメージを模索するための
表現手段。プロジェクトの性格に合わせ、部分や全体など
様々な大きさで製作しています。

横浜市の新築住宅計画『ぐるっと回れる家』では、
施主ご夫妻が思い描いた自由度の高い住空間を実現する
構造が重要となったため、柱・梁の構造を部分的に表現
した模型を製作しました。2世帯住宅として比較的
多人数の家族構成。互いの気配を身近に感じながら、
様々な間合いと居心地を生み出すため、あえて住まいの
中心に階段を配置。上下の交流と共に、周りをぐるっと
回れる空間としてます。
間取りを限定する壁を、極力なくしたワンルーム空間。
構造である柱や梁を適宜現しとすることで、それらを
たよりに、ハンモックを楽しんだり、カーテンや家具等
で間仕切り、住みながら居場所をカスタマイズ出来る
考え方です。

つまり、ご家族のライフスタイルを支える柱・梁が
どの位置にあり、どのように体験されるか、風情や
雰囲気が皆で共有出来るよう工夫した模型といえます。
本件は、この模型の確認をもって基本設計が終了。
実施設計に入りました。温まった空気が上昇する性質を
利用した自然換気システムを取り入れる予定ですが、
設備と構造検討の連携・打合せにも、分かり易い
この模型が大変役立っています。

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◆階段で上下に視線や気配が繋がる魅力や、現しの
 柱・梁の風情を、施主ご家族と共有する。

ぐるっと回れる家003
ぐるっと回れる家002
◆勾配屋根を支える梁と、居室の関係が明確に分かる。

ぐるっと回れる家004
◆ご家族が楽しみにしている屋外テラス。
 屋内階段-居間-テラス-庭、の関係がよく分かる。

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◆構造検討の打合せに模型を持参。関係者に様々な視点
 でみて頂くことで、貴重な意見も頂きました。

 

『ぐるっと回れる家』概要

母+夫婦+3人の子供たちが住まう2世帯住宅。
1階は母の寝室と居間。2階は家族の成長に合わせて
間仕切ることが可能なワンルームです。階段を中心に
ぐるっと回れる空間で自由度とゆとりを生み出します。

建物用途:2世帯住宅
構造規模:木造2階建て
敷地面積:205㎡(62坪)
建築面積:73㎡(22坪)
延床面積:137㎡(41坪)
所在地:横浜市

設計:古川都市建築計画一級建築士事務所 古川達也

 

地鎮祭 @心地よい風と緑のある家

2016年11月10日

 

地鎮祭 @心地よい風と緑のある家

「地鎮祭」は、土地の神を鎮め、土地を利用させて頂く許しと、
工事の無事を祈る伝統的な儀式です。
工事の規模、地域、慣習の違いによって、とり行いの有無や
進め方も様々ですが、施主ご家族をはじめ、
工事関係の皆さまや近隣の皆さまが、互いに顔を合わせ、
ご挨拶出来ます良い機会ともいえます。

実施設計の終盤。建築確認申請に向けた申請資料作成に
入った新築住宅計画「心地よい風と緑のある家」の
地鎮祭に、出席させて頂きました。
神主さまのアドバイスから、敷地のなかでも、新築予定の
ちょうど建物中央に定められた祭場は、神様が南を向くことが
出来る配置。私たちは北を向きます。

晴れた秋空の下。太陽の方角をより強く意識し
あらためて土地と静かな対話が出来たように感じました。

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撮影:中山建設
 

『家具・小物を表現した模型』実施設計へ

2016年10月30日

 

『家具・小物を表現した模型』実施設計へ

設計時に製作しているイメージ模型。
私の場合イメージ模型は、設計の比較的早い段階で、
手を動かしながら、目指すイメージを模索するための
表現手段。プロジェクトの性格に合わせ、部分や全体など
様々な大きさで製作しています。

川崎市の新築住宅計画『心地よい風と緑のある家』では、
具体的な家具・小物等を表現した模型を製作しました。
実は、設計を始める前から、施主ご夫妻の具体的な居場所
イメージが比較的明確でした。玄関土間と繋がる子供たち
の空間は置き家具や建具等で、融通のきく多目的空間と
したい。居間は座ってくつろぐ時に感じる高い天井、
バルコニーを介して緑景が常に見渡せる。バルコニーには
椅子テーブルを置いて目前の緑を楽しみながら
気軽に食事をしたい。キッチン近くには子供が勉強したり
家事や書きものが出来るコーナーが欲しい、等々。

つまりご家族にとって、建物の色・形よりも、暮らしの
中でやってみたい諸活動が、ちゃんと出来る空間であるか
が最重要課題でした。従って、この住まいの模型では、
家具・小物や植栽などを入れることで、具体的所作や
活動が、鮮明にイメージ出来るよう工夫しています。
本件は、この模型の確認をもって基本設計から
実施設計へ以降。設備や構造検討などの連携・打合せにも
分かり易いこの模型が大活躍です。関係の皆さまに
空間の具体的利活用を知って頂き、各々必要な調整を
ご提案頂ける効果も感じています。

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心地よい風と緑のある家002
◆製作途中(下)の状況と比較。家具等を入れた模型
(上)では各所で出来る所作が、より想像出来ます。

心地よい風と緑のある家004
◆道路側住まいの正面。日々の行来で目にする家庭菜園
 が楽しい。

心地よい風と緑のある家003
◆実際には体験出来ない上空からの視点。施主ご家族と
 共に緑地と向き合うバルコニーを、強く意識しました。

 

『心地よい風と緑のある家』概要

豊かな緑地帯に面した静かな住環境です。1階は広い
土間と繋がる多目的なスペース。客室や寝室として活用
します。2階は屋根形状を活かした伸びやかな居間。
どこにいても風がぬけ、緑が楽しめる住まいです。

建物用途:住宅
構造規模:木造2階建て
敷地面積:149㎡(45坪)
建築面積:62㎡(19坪)
延床面積:104㎡(31坪)
所在地:川崎市

設計:古川都市建築計画一級建築士事務所 古川達也