中間検査 @木造2階建て住宅の工事途中

2016年10月22日

 
中間検査

建物建設では、国の定めた建築基準法に基づく建築で
あることを審査し確認するための「確認申請書」を、
自治体又は指定確認検査機関に提出。審査に合格した旨の
確認済証を受領することで、建設を進めることが出来ます。

また、建物の完成では、確認申請で認められた建物が、
申請通り出来ているか、審査するための現地検査をともなう
「完了検査」の申請が日本では必須。合格し「完了検査済証」
を受領することで、全ての建物は無事竣工が迎えられます。

実は以上の「確認申請」と「完了検査」の間で、
「中間検査」も行われています。
各自治体や建物の構造・規模等により、検査項目の有無に
違いがあるのですが、例えば横浜市における
一般的な木造軸組2階建て住宅ですと、
全軸組緊結完了時(構造耐力上主要な屋根・柱梁・壁、
各接続部の金物などの施工が完了した状態)で「中間検査」
の申請を行い、検査員1~2名による現地検査に合格する
ことで工事を進行させることが出来ます。

横浜市の新築住宅計画「中庭ガレージの家」も
指定確認検査機関による「中間検査」が行われました。
指摘事項なく無事検査終了。
関係の皆さまに嬉しい報告が出来ます。

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写真は「中庭ガレージの家」検査員による現地検査の様子。
敷地と建物距離が申請通りであるか、建物の高さや屋根勾配
等が申請通りであるか、構造耐力上必要な金物が取付されて
いるか等々検査が行われました。
「中間検査」は、建物が完成すると見えなくなってしまう
部分が主な検査項目となりますので、合格のお墨付き
は施主ご家族にとって住まいの安心に繋がるものと考えます。

参考:横浜市建築局、中間検査の解説