リフォーム住宅「縁側サロンのある家」 基本設計。

2014年12月25日

 
リフォーム住宅「縁側サロンのある家」。

築34年(1980年竣工)木造2階建て一戸建て住宅の
リフォーム計画です。地域の子供たちや親しい方々の
来客が多いお住まい。玄関近くの一室を、屋内外が
連続する縁側のようなサロンとして、気軽に来客を
お迎えできるスペースに修繕。将来は車椅子介助なども
対応する主寝室になる計画です。新しい形のバリアフリー
提案となります。

住宅リフォーム基本設計とは?

◆背景
住まいの劣化、ご家族の独立による暮らし方の変化、
今後の暮らしにおけるバリヤフリー化など、
緊急性はないのだけれど、リフォームによって
安心で快適な住まいになったら嬉しい!
と誰もが考えるのですが、その一歩が中々
踏み出せないのが現状です。

◆そこで、
ざっくり、ご家族と共にリフォーム案を考え、図面化。
ざっくり、工事費や工事期間などを算出。
それが、「リフォーム基本設計」です。
実際に着手する前の検討材料となりますので、
お身内と相談したり、生活設計等のきっかけとして、
ご好評頂いております。
実例も、紹介出来ますので、気軽にご相談下さい。 
古川達也

◆縁側サロンのある家「基本設計」資料が概ね完成。
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◆工事費概算の算出のため、今回はSTYLE 田代さんと現地訪問。
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震災復興リフォーム住宅「地域に残す家」 が着工しました。

2014年11月3日

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◆地をはうようなデザイン「はやぶさ」で横浜から仙台へ向かう。

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◆乗車前清掃の表示。震災復興を願うメッセージと受け止め、
 やはり何かを感じました。「がんばるぞ!日本」
 

311東日本大震災により、半壊判定となった仙台市内の
お住まいを修繕し、耐震性・機能性・快適性を高め、
再びご家族が楽しく心地良く暮らすことの出来る住空間に
再生する計画が進行中です。

ご縁あって、古川都市建築計画では「基本設計」を担当。
経済性・合理性を超え、施主ご家族が望まれた町・住まいへの
愛着を共有したリフォーム計画を追求して参りました。

実施設計及び施工は、地元の株式会社気仙沼工務店様が担当。
基本設計の考えを軸としながら、多くの実績と技術力により、
地域密着のモデルケースとして、無事着工を迎えました。

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◆仙台の着工現場にて、左から古川と気仙沼工務店様の佐藤親子。
 お二人からは解体して分かったことや、歴史、伝統工法など、
 現場を一緒にまわりながら、沢山ご指導頂きました。
 (施主によるスナップ写真。ありがとうございました!)
 

施主ご家族のご要望により、古川都市建築計画では、
現場進行アドバイザーとして、要所で工事に立ち会う方法を採用。
バリアフリー性・意匠性・地域伝統の継承・補助金の活用など、
ひとつの住まいを超え、震災からの復興と、
広く地域の町づくり提案を視野に入れたプロジェクトと考えます。
施主・施工・設計など各関係者が様々な立場で意見を出し合い
バランスの取れた再生工事となるよう進んでいます。

既に、屋内の床・壁・天井の仕上げが丁寧に解体され、
足元強化として採用することになった、べた基礎工事の
配筋状況等を確認させて頂きました。~順調です。

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◆配筋や土台アンカーボルトなど基礎コンクリート打設前の確認。

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◆足りない部分を補い残せる部分は最大限活かす方針を追求します。

 

現地視察とヒアリング ~リフォーム計画へ。

2014年09月1日

 

住まいの耐震化や、より楽しく快適に住まうための、
バリアフリー化などを検討するため、
ご依頼を受け、お住まいを訪問させて頂きました。

町の喧騒を忘れる、落ち着いた佇まいの住宅。
緑豊かな暮らしを楽しまれています。

ご夫妻と、ざっくばらんにお話をさせて頂きながら
視察することが出来ました。
通風・採光などを重視した心地良さ、
来客が気軽に立ち寄ることの出来る空間の併設など、
より楽しみの幅を広げる、
リフォーム計画を進めることになりそうです。

じっくり可能性を模索して参ります。
よろしくお願い致します。

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「図書館のある家」 敷地とスケッチ。

2014年07月19日

 

敷地視察から

着工を迎え、本件のプロジェクトを振り返っています。
計画のスタートでは、建て主ご夫妻と敷地視察をしました。
かつてご実家があり、ご主人が生まれ育った土地なので、
隅々までご存知であることは、いうまでもありません。

一方、奥様や設計者である私の立場でみる、敷地や周辺環境は、
さらに違った魅力も感じられるようでした。
活かしたい景色や方角、既存の植栽など、
始めに皆で敷地を視察出来て、大変良かったように思います。

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◆河川敷の雑木林が借景となる敷地

 
広い河川に面する住宅地。
敷地と接する道路の幅員や、隣地との敷地境界について
あいまいな所が多かったこと、また、河川に面することで必要
となる、河川法第26条の許可を取得するため、資料収集と
現地状況の詳細を、関係者確認することも必須でした。

お願いしました現地の土地家屋調査士:増田年晴氏により、
施主ご夫妻、市の職員の方々、隣接する住民の方々の立会いが
実現。現状確認と検証で、その後明確な敷地測量図ができ
プランニングや、各申請に必要かつ十分な整理となりました。

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◆立会い頂きました皆さま、ありがとうございました。
 

ファースト・スケッチへ

建て主ご夫妻のご要望などお話を伺った後、
常に持ち歩いている手のひらサイズのスケッチブックへ、
ボールペンで始めに描いたイメージスケッチ。
今回、詳細は別として、大きな方向性は、
このスケッチで、ほぼ決まったかたちとなりました。

・景色を楽しみながら、沢山の書籍が読めるセカンドハウス。
・バリアフリーを考慮した、平屋スタイル。
・河川敷の豊かな環境に開き、一体感が得られる広いテラス。
・一部を2階とし、伸びやかな川の眺望を楽しめるようにする。

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◆ファースト・スケッチ

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◆中国文化研究を主とした沢山の書籍。お伺いし総量を調査しました。