楽しい屋上「ペントハウス」

2017年03月22日

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楽しい屋上「ペントハウス

家や建築物の屋上に設けた小さな床面積の建築部分を
「ペントハウス」といいます。
一般的には、ビルの屋上にでるための、
階段やエレベーター、屋上に突き出た換気設備、
給水タンク置場などの塔屋を意味します。
屋上といえば、高い空、日射し、開放感とともに
デパート屋上の公園や、遊具を配したミニ遊園地など
子供のころに感じた、懐かしいワクワク感もあります。

川崎駅に近接する10階建てビルの屋上。
縁あってたまたま訪れた屋上のペントハウスは、
高さ5m程度の鉄骨フレームとネットによる構造物
で囲まれた、フットサルコートでした。

外部への騒音を気にすることなくボールを扱い、
大きな掛け声や笛の音など、全力で発散出来る環境。
天気の良い昼間は、丘の上にいるように、太陽の光も
雨風も、よりダイレクトに感じることでしょう。

そして何より、夕暮れ時にライトで照らされる
ペントハウスのスポーツ空間は、とても華やかでした。
プレーヤーがスター?に見える劇的空間。
競技場というより、まるで劇場空間のようです。

屋上は、都心部の利便性と限られた土地を有効活用する
場所。その利活用を促し支援するペントハウスの在り方
は、まだまだ無限大の可能性があるように思います。

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設計課題エスキス

2016年10月14日

20161007エスキス授業
関東学院大学 建築環境学科2年 建築設計製図Ⅳ授業ブログより
学生の進めているエスキスに対し、アドバイス指導しています。
 

設計課題エスキス

エスキスとは美術用語で、下書きやスケッチなど製作過程の
検討や試作を意味します。語源は、エスキスesquisseが
フランス語で、英語ではスケッチsketchと考えて良いと思います。

ものづくりにおける過程として、
どのようにエスキスを進めるかは、常に課題となります。
新たなものを生み出すエスキスの楽しさ、あるいは悩み苦しみは
そのまま、ものづくりの醍醐味であるとも言えます。

建築設計におけるエスキスも同様、かつ
考え検討しなければならないテーマは多種多様です。
安全性や利便性、美観や快適性、合理性や実現性、
環境への配慮や提案性も、ますます関心が高まる社会。
実社会の建築設計も、大学授業の設計課題も
挑戦と反省を繰り返すプロセスは同じと言えます。

大学授業の非常勤講師として、学生の皆さまが進めている
設計課題のエスキス指導をしています。
設計実務の経験を活かしアドバイスしていますが、
常に新たな課題と直面し、同時に私自身も考え
学ぶ機会となっていると思っています。
 

合わせてご覧いただけます。
●設計製図授業第一課題「関内のオフィスビル」スタート
●即日課題の出題「際を考える」
●建築デジタルデザイン演習エスキス授業。@芝浦工業大学
●エスキス授業
●「建築設計製図IV」エスキス授業&ショートレクチャー
●なるほど授業ブログ?!