師からの手紙

2016年06月14日

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師からの手紙

建築設計の師である建築家の栗生明氏から手紙を頂く。
どうしても弟子になりたくて1年間アルバイトで居すわり?
その後、正所員として迎えて頂き9年間、
師のもとで設計実務を重ねた記憶と志しは、
常に自身の指標となっています。

郵便受けで師の名が書かれた封書を発見し、ドキドキそわそわ。
正座をして手紙の封を開けたくなる緊張感、この感じ。。
僕の家族も、師ご本人も、みな知らないだろうなあ~。笑
多分一生変わらないと思います。

さて、手紙の内容は。。
僕が入所後の1996年に、師が日本建築学会賞を受賞した
作品「植村直己冒険館」が、テレビ番組で紹介され
師のインタビューもあるので、時間がとれたらみて下さい
というご案内でした。

何か、ほっとしました。笑
久々にみる師の字。手書きの声掛けメッセージが嬉しい。
そして早速録画予約。必ず拝聴します。
さあ、設計実務にもどるぞー!

~頑張って参ります。

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木馬のレイズドベッド @馬の博物館ユニバーサルデザイン

2016年05月12日

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根岸森林公園となりの「馬の博物館」前、
レンガタイル敷きの正面アプローチに
馬の形をした木製の花壇が置いてあります。

親子の馬が、
それぞれにお花を背負って会話をしているようです。
微笑ましい、素朴なオブジェ。
レイズドベッド※として
とても丁寧に作られています。

地面に育つ草花を少し上にあげ
様々な人々が、気軽に観察したり香りを楽しんだり
楽しみの幅を広げていると言えます。
嬉しいですね。

※レイズドベッド:
一般に、レンガや石で囲い床面を高くした花壇のこと。
腰をかがめず手が届くこと、例えば車椅子利用の方も
観賞したり手入れしたり出来ることを意図しています。
小さなお子様からご高齢者など、出来るだけ多くの方が、
草花や菜園を楽しめるよう配慮した
ユニバ-サルデザインの考え方と言えます。

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馬車道駅ホームの椅子

2016年05月7日

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建築家の内藤廣さん設計、地下鉄みなとみらい線の馬車道駅。
全体がレンガタイルの壁面による落ち着いた空間です。

上下線の行き交うホーム中央に、とても美しい椅子があります。
重厚な空間に、溶け合うような、際立つような、
あるいは未来的で透明な椅子。美しい。
堀尾俊彰さんデザイン、ワーズウィズ制作とのこと。
必見です ♪

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『住まいと暮らしのコンシェルジュ』模型展示@二子玉川駅

2016年04月18日

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場所は二子玉川駅改札から直結するコンコース。
土地探しや住まいづくりなど、気軽にアドバイス頂ける
東急電鉄住まいと暮らしのコンシェルジュにて、
建築家紹介コーナーを設けて頂いています。

建築家31会メンバーの建築家で担当しブースに展示。
同時に、予約制の個別セミナーや
ざっくばらんな相談会も開催しています。

現在、わたくし古川達也が担当中。
住まいづくりのノウハウや、様々な情報を
お届けしています。詳しくは、古川都市建築計画まで
お尋ね下さいね。

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明るい雰囲気のコンシェルジュ一角で、ブース展示。

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古川展示中の様子です。展示下のカラフルなファイルは
建築家メンバーの実例集。是非お手にとってご覧下さい。

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頼れる物件情報も満載。買い物ついでに気軽に立ち寄れます ♪

道路際のコンポスト

2016年04月10日

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根岸森林公園近くの在日米軍消防署前。
道路際に、枕木製のコンポストボックス※があります。
生ごみなどを入れないので、不快な匂いもなく
街並みにあって、ささやかな佇まいです。

おそらく、消防施設の敷地内草刈りで出た枝葉や
落ち葉などを入れておくのだと思いますが、
DIYが根付いているカントリー文化が感じられます。

※コンポスト:
落ち葉や生ごみなどを箱状の容器に入れ、発酵を促すことで
短期間に作る堆肥のこと。

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歴史的建造物を実測し図面化する

2016年03月26日

 

歴史的建造物を実測し図面化する。

JIA文化財修復塾で実測した
石川邸(鎌倉市重要景観建造物指定)

玄関ホール展開図のCADデータ化に取り組みました。

縁あって貴重な調査実習に参加。
実測して図面化すると、色んな魅力に気が付きます。
久々に、歩きまわって調査研究してた
学生時代に戻った感じで、楽しめました^ ^

玄関ホール
石川邸玄関ホール。個性的な開口部、階段吹き抜け
につながる空間のドラマ、手摺や各部の意匠、等々
見どころ満載でした。

実測図
限られた時間内、建築家の三上紀子さんと、大急ぎで
実測した現地の記録紙をもとに、CADデータ化。

CAD実測図
図面化の一部。概ねの入力を終えると、記録出来てない
場所や、実測時の大事なポイントを再発見するなど、
とても勉強になったことが分かります。
 

関東学院大学「建築展」バーティカルレビュー@横浜赤レンガ倉庫

2016年03月20日

 

関東学院大学「建築展」バーティカルレビュー

横浜赤レンガ倉庫にて関東学院大学「建築展」が開催中。
会場内で行われることになった、
バーティカルレビュー(学科・学年を超えた発表・講評・再考)
に参加しました。
非常勤講師で指導にあたっている、担当の授業以外の
様子や学生作品を知る良い機会です。

途中退席で全てに参加がかなわなかったのですが、
全体として、社会で求められる問題に向き合う
各指導者の意識や方針が、代表で選ばれた学生の発表で
鏡のように映しだされているように感じました。

限られた時間内、設計課題のプレゼンテーションでは、
最終的に、どのような形や空間になったか以上に
環境リサーチや、想定される利用者の声を分析、
より最適解を目指す、計画過程を明確化することに
重きがおかれている印象を受けました。

社会では出来るだけ多くの方々と設計プロセスを
共有することが求められ、その意識や技術の最先端に、
創造のヒントがあるという問題意識と言えます。
あらためて私自身の課題としても捉えられ、
とても勉強になったように思います。

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サインに導かれ、多くの学生作品に触れる機会です。

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会場内で行われた熱い?!バーティカルレビュー。
日ごろ私自身もここで展示する機会のある場所ですが
全く違う趣きでした。~とても良い雰囲気でした。

心地良い水辺散策。

2016年03月15日

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◆対岸に文化芸術の拠点「BankART」がみえる。
 

歴史的建造物がザックリ並ぶ水際の風情を
眺めながら歩く。~そんな遊歩道が心地いい。

例えばこの場所、対岸の「BankART」は、
横浜港水運の歴史を物語る日本郵船海岸倉庫を
リノベーションした空間で、文化芸術の拠点。

日ごろ様々なイベントが行われているため、
水辺のひきで観る佇まいは、じっと眺めていると
何かが始まりそうで、ちょっとワクワク?!

水辺の遊歩道は、かけがえのない
横浜の「とっておき空間」だと思っています。
 

趣味と暮らしの講座、住まいの見学会。

2016年03月12日

セミナー担当
◆趣味と暮らしの講座(全6回)

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◆手前が中村高淑さん自邸、お隣も中村さん設計です。

玉川髙島屋S・Cカルチャーセンター
コミュニティクラブたまがわで
開講しましたセミナー。建築家メンバーによる、
趣味と暮らしの講座
「満足できる暮らしと住まいの3つの法則」
全6回の最終回を迎えました。
初回の様子はコチラ

第6回のフィナーレは、
建築家 中村高淑さん設計の自邸実物を、
セミナー受講者と建築家メンバー皆で
見学する企画です。
竣工間近で工事中というタイミング。
貴重な機会といえます。
セミナー講師であり、設計者であり、
施主でもある(笑)中村さんの、
具体的で丁寧なご説明が印象的でした。

細長い限られた敷地に建てた
間口たった2.7m、集成材の壁柱による
極めてシンプルな構成です。

極力仕切りをなくした伸びやかな空間は
可動家具で場を生み出す工夫と共に
永く将来にわたり、高い自由度を確保する
コンセプトであることが、よく理解出来ました。

ダイニングとなる2階で懇親会。
建築、インテリア、ライフスタイル、などなど
ざっくばらんな話が飛び交い、楽しい!
素敵な時間でした。
中村さん、皆さま、ありがとうございました。

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◆中村さんによるプロジェクトの説明。背景に納得!

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◆構造模型。工夫ある大変実験的な構造です。

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◆中央のキッチンはキャスターが付き、なんと可動です。

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◆ワクワク空間で、美味しい食事とワイン。楽しい^^

番外編?!
実はこの日、中村さんの案内で近くに建つ中村さん設計の
住宅3軒を同時に見学。いずれも、住まい手と共に創り
あげたことが感じられる魅力的なお住まいでした。
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◆美しが丘西の家

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◆美しが丘西・T邸

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◆美しが丘の家

JIA神奈川主催「かながわ建築祭2016」に出展。

2016年03月9日

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◆JIA神奈川ホームページより
 

「再考・まちのつかいかた」をテーマに開催された
第27回建築WEEK「かながわ建築祭2016」
みなとみらい線馬車道駅コンコース会場などを拠点に
建築家の仕事展、公開円卓会議、デザインレヴュー、
大学卒業設計コンクールなどのイベントが行われました。

わたくし古川は、建築家の仕事展に出展。
また、建築家 笠井三義さんのもと、調査研究活動の成果を
まとめた以下パネル展示等を担当。
様々な方々にご覧頂ける良い機会となりました。

【神奈川近代建築展】
横浜関内・関外の港町文化を形成した、街並みとしての
近代建築を紹介する展示。

【震災復興・戦災復興の歴史、復興橋梁・防火帯建築展】
戦災・震災を乗り越えた横浜を、復興橋梁・防火帯建築という
視点で見つめ直す展示。両者は横浜の都市景観を形成してます。
※復興橋梁:震災復興で架け直された橋。
※防火帯建築:戦災復興で建設された耐火共同ビル。

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【建築家の仕事展】
古川は、店舗併用住宅「洗たく屋さんの家」を出展しました。

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【神奈川近代建築展】

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【震災復興・戦災復興の歴史、復興橋梁・防火帯建築展】