「つなぐ庭の家」 詳細設計へ

2014年01月5日

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新築住宅計画「つなぐ庭の家」が
いよいよ詳細設計に入ります。
先に竣工した「白楽の長い家」そのご親族の住まいを、
隣に建てる計画です。
打合せを重ね、主要な方針が全て決定しました。

テーマは、2つの庭。
◆一つ目の庭(前庭)
家族と家族を、心地よく繋ぎます。
2つの住まいの正面に設けた庭が、互いの間合いを
生みながら楽しめます。
◆二つ目の庭(バルコニー)
家族と街を、緩やかに繋ぎます。
隣家が接近した環境に対し、広いバルコニーを設け、
プライバシーと開放性を確保します。

「つなぐ庭の家」は、互いの間に程よい庭を設け、
快適な間合いを生み出した住まいとなります。

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玄関引き戸の「原寸スケッチ」

2013年12月28日

中山建設の中山さんから、玄関引戸が出来た!
という報告ありました。
完成間近「もう一つある家」の玄関引き戸は、
屋外環境に比較的強い、レッドシダー製のオリジナル制作です。

現場の途中で、施主ご夫妻からご相談がありました。
設計時には無かった「小窓を付けたい」というお話です。

確かに、光を透し屋内外とも表情を和らげる小窓は魅力あり!
と考え、さっそく大きな紙を買ってきて
「原寸スケッチ」を描きました。
(写真にご注目!見えるでしょうか?木目も描きましたよ。笑)
現場に持ち込み、施主・施工・設計の皆でデザイン方針を一緒に
考えることが出来ました。

A案:窓と言う事で、他の窓と同様に四角で発想した案。
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B案:四角があるなら、丸も考えてみようと発想した案。
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C案:植物をモチーフにした案。
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こうして決まった玄関引き戸のデザインは、いかに?

満場一致で~「C案」に決定!!
「シイの葉」をモチーフとした小窓。
完成した実物をご紹介出来る日が楽しみです。

ちなみにシイは、市の木として「もう一つある家」のある
伊勢原市のシンボルです。
写真は、シイの実ひろい。あぶって食べると結構美味しい^^。
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コンセプトモデル「むかえる家」

2013年12月28日

「むかえる家」A案
敷地の高低差を活かし、プライバシーと開放性を両立させた
テラスを配置した案。テラスとつながるリビングでは、
アイランドキッチンを中心とした、大らかな空間が特徴です。
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元気な4人の子供たちが飛びまわれる住まい。
訪れる人を楽しく迎えることが大好きなクライアント。
テーマは来訪者をお迎えする工夫です。
・来客をむかえる木の壁。
・祖母をむかえるスロープ。
・子供たちをむかえるテラス。
・友人をむかえるジャンボキッチン、など。
今後、A案を中心に愛猫をむかえるつくりを検討しつつ、
さらに案を進化させていきます。

「むかえる家」B案
玄関をテラス側に配置。全てのアプローチをテラスに集中する案。
駐車スペースからの動線が長くなることや、様々な来訪者による
アプローチの多様性が確保しにくいことが分かった。
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「むかえる家」C案
駐車場と連続するテラスを正面に配置し、開放性を追求した案。
勢い余った子供たちの飛び出しが問題となった。来客を含め、
前面に車が停まっている場合の快適性が課題となった。
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スケッチとケーキ

2013年12月24日

今年のクリスマスケーキは、特別なものとなりました。
~クリスマスまでに間に合わせたい~
オーナーシェフの強い思いを受け、スタートしたプロジェクト、
ケーキ屋さんリニューアル計画。
竣工した工場「フランス菓子工房」では、既に多くの
ケーキが生み出されています。

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既存店舗の改装と、新たな工場新築を同時に行うため
休業期間を最短に抑えながら、法的整備や工事範囲のバランス、
リニューアルの価値を、関係者皆が感じることの出来る方針は何か、
何度もスケッチを重ねたことを思い出します。

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実現したケーキ屋さんで作られるクリスマスケーキを買って、
自宅に持ち帰ることが出来るなんて、、。
ウレシイ!

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~家族の反応は? ケーキすごーい!
もはや父が設計した工場で作られたことなど、どうでも良い雰囲気。
まあ、ケーキがとっても美味しいので、良しとしましょう!
メリークリスマス!!イイ夜です^^。

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「もう一つある家」外壁仕上げ完成。

2013年12月12日

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外壁仕上げが完成しました。
外部足場がはずされ、新築住宅「もう一つある家」も、
ついに街並みへ参加!
シンプルで落ち着いた佇まいであることを再確認でき、
嬉しい気持ちです。
青空の下、中山建設中山さんと、棟梁秋元さんが
並んで見上げる姿が印象的。

本日は、中山さん、秋元さん、古川の3者で、屋内外各部詳細の
最終調整です。互いにその場でサンプルを仮設置したり、
必要に応じ作図スケッチするなど、
時間を掛けて隅々まわりました。

リビングダイニングのある2階では、設備配管工事、
断熱材工事が終わり内装下地のプラスターボード施工中。

上下階を結ぶ階段を中心に、ぐるりと回れるワンルームスタイルです。
屋根勾配をそのまま活かし、柱・梁等を現しとした空間。
~いよいよ完成が見えて参りました。

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「ケーキ屋さんリニューアル計画」を終えて。

2013年11月30日

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地域に愛されるケーキ屋さんの、リニューアル計画。
工場機能拡張としての「フランス菓子工房」新築工事と、
同時に行われた、既存店舗「フランス菓子店」改築工事が
概ね終了しました。
関係の皆さま、ありがとうございました。

クリスマスシーズンを迎えた12月1日。
ついに、グランド・オープンです。

屋内では、スタッフの方々総出でオープンの準備。
屋外では、外装の最終調整工事が行われる中、
施工状況全体の確認を行いました。
訪れるごとに発見と魅力が増す店舗になるように思え、
嬉しい気持ちです。

設計者として関わることが出来た喜びと、感謝の気持ち。
そして、、ホッとしてます^^。

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「フランス菓子店」改築工事。

2013年11月25日

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工場新築と同時に進行していた、既存店舗のリニューアル工事。
いよいよオープンまで一週間!
着工以来初、店舗を連続休業し、本日より
工事のラストスパートとなります。
電気工事吉田さん、クロス工事鈴木さん、左官工事名古屋さんなど、
相互に連携し、営業中は出来なかった各作業に着手。
再利用する備品を丁寧に取り外したり、つくり直す部分の下地を
施工するなどの段取りが行われていました。

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出来る限り店舗休業期間を短くするため、
壁を境に、店舗スペースの拡張部分を先行して施工していましたが、
満を持して、本日ついに開通です。

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電動ノコギリの爆音と、粉塵が舞いあがるなか、
新旧の店舗が、無事繋がりました。
この日を迎えられたことに感謝します。
~新しい店舗から差し込む光が、とても印象的でした。

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「フランス菓子店」の改装も大詰め。

2013年11月16日

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「ケーキ屋さんリニューアル計画」
工場部門の新築「フランス菓子工房」が完成し、既に使用開始
しているなか、同時進行していた
既存店舗部門「フランス菓子店」の改装も大詰めです。

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例えば店舗脇で大型冷蔵庫置場として使っていたスペース。
壁の向こう側で店舗営業を続けながら、
新たな焼き菓子売場としてリニューアルする計画です。

店舗営業を妨げることなく進められる工事。
円弧状のたれ壁が開通すると、既存の店舗と繋がる作戦。
数週間後には全面オープンです。

「もう一つある家」内装仕上げ現場打合せ。

2013年11月9日

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現場はいよいよ内装の仕上げ材を施工する段階。
施主ご夫妻、施工、設計の3者で現場に集合し、
主に屋内仕上げ材や、仕上げ方針、
建具・造り付け家具などの、確認・検討を行いました。

設計時で共有していたイメージであっても、
工事が進行し、実際の空間に身を置くことが出来る
ようになった状態で、素材感や色合いなどを、
現地で再確認することも大切です。

同じ素材の色違いや、予定していた素材の同等品で、
さらに魅力ある選択が出来ることもあります。
施工:中山建設の中山さんに、各サンプルをご用意頂く
ことで、一つ一つ出来上がりを皆で想像しながら、
方針決定することが出来ました。

「フランス菓子工房」完了検査を終えて。

2013年10月31日

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指定確認検査機関による完了検査に立ち会いました。
指摘事項なし。検査員による記録撮影をもって、無事終了です。

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窓から差し込む光が明るくおだやか。
菓子をつくるスタッフの方々が、毎日気持ちよく使う
手洗い、トイレ、階段照明などの設備機器たちも
検査を終え何かほっとしているような、、。

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実は、菓子づくりに必要な大型設備の製作・搬入は大詰め。
これからヤマ場を迎えることになります。
例えば、2階の半分をしめる空きスペースは、
スタッフが中に入り、作業出来る大型冷蔵庫となります。
後日、部材を搬入し現地で内側から組み立てる予定。

本日は、製作担当者により、冷蔵庫本体の部材パネルが
階段を使って搬入できるかチェック。同サイズのフレーム
を使った、搬入シミュレーションが行われていました。
失敗は許されない。~緊張感が伝わってきました。

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