照明アイディア打合せ

2016年03月21日

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新築住宅計画「中庭ガレージの家
照明アイディア打合せを行いました。
場所は有限会社STYLEです。

照明デザイナー久保隆文さんの声掛けで
関係者集合。
久保さんのアイディアスケッチと
お持ち頂いた、照明器具の実物サンプル
などを前に皆で意見交換しました。

本件は、構造と意匠と照明が
互いになくてはならない関係として
丁寧に調整しあい空間化すること
を重視した住まいとなります。
 

さて、(仮称)中庭ガレージの家は
基本設計がまとまり、明確に
中庭&ガレージを軸とした計画として
実施設計に入る段階となりました。

中庭ガレージの家
楽しみです!

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照明デザインの打合せ。

2016年02月22日

中庭照明201602

新築住宅「中庭ガレージの家(仮称)」では、
屋内と屋外、パブリックとプライベート、
それらの繋がりや中間的な場所の在り方が、
楽しさや心地良さのポイントになりそうです。

照明デザイナー久保隆文さんを迎え、
中庭を中心とした、光のあて方や明暗による
感じ方や、魅力などを考える
初回打合せを行いました。

簡易な人工照明を仕込んだ模型を使った
久保さんのプレゼンテーション。
様々なヒントがあり、
計画の進化に繋がる予感です。

空間イメージをスケッチでメモ

2016年02月17日

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空間イメージをスケッチでメモ

打合せ先、旅先など、
常に持ち歩いているスケッチブック。
打合せの内容やスケジュール調整なども書きとめたりしつつ、
スケッチは、マーカーやボールペン、鉛筆などで
思い付くままに描きます。

私の場合、スケッチは
文字を書くことと変わらない、メモのような感覚です。
アイディアや大切だと思ったことについて
出来るだけその場で、メモをとるように描く。

数日前に自宅の食卓で描いた
新築住宅計画「中庭ガレージの家(仮称)」のリビング。

車をとめる中庭とリビングの繋がり。その奥にひかえる
玄関土間としてのガレージ。
道具や小物を収納する戸棚やオープン棚。

屋内仕上げのメリハリや、造作。
主要構造である梁などを現しとする空間イメージなど。

特に、中庭やウッドデッキと繋がる横の広がりと、
吹抜け空間による、縦の広がりをもつリビングの魅力は
活動的で何にでも挑戦する、住まい手の個性と
共鳴するイメージです。
詳細設計は半ば。まだまだ進化させますが、
スケッチは、強い軸足となるように思います。

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雪国の行政機関で事前協議。

2016年02月15日

 

新築住宅計画「雪深い町の家」。

実施設計が概ね終了し、施主ご家族よりご紹介の
ありました施工者様の工事費見積り内容も、皆で共有
でき着地点が見えて参りました。

このタイミングで、数日の現地滞在を予定し、
行政機関への事前協議を決行することにしました。
雪降る長野へいざ!

本件協議は、長野市の長野県長野地方事務所が主です。
まず、敷地と前面道路との間にある水路の扱いを
協議するため4Fの維持管理課でヒアリング。
水路の所有者を正しく確認するため、離れた場所に
ある法務局で登記資料入手。これらの成果をもって
1Fの建築課でヒアリング・協議となりました。

さらに日をかえ、20キロ離れた現地信濃町役場でも
ヒアリング。水路に関する、長野県の見解等を申し伝え
無事、確認申請に向けた建築条件が整理できました。

長野滞在まる2日半、事前協議の旅。
少々苦戦しましたが収穫あり。頑張って参ります!

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長野市内、基本は徒歩移動。協議用の資料と着替え諸々
の入った荷物を引きずりながら、まわりました。笑

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長野県長野地方事務所の案内板。1Fと4Fを往復する
ことになりました。おそらく建設関係、同業の皆さま
同じように行動されているのだろうな、と感じました。
地域の常識なのでしょう。

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水路の所有者を正しく確認するため、離れた場所に
ある法務局で登記資料入手。

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長野市内、関係機関を行き来している間に雪が舞う。
長野ですね~。

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豪雪地域の信濃町役場。1mの積雪、流石でした。笑

新年のご挨拶

2016年01月10日

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◆根岸競馬記念公苑ポニーセンター、新年早朝の馬場

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
古川です。
本年も、皆さまのご期待に添えますよう
魅力ある空間設計、まちづくり計画を目指して
全力で取り組んで参ります。
よろしくお願い申し上げます。

晴れわたる早朝。
近くの公園に近接するポニーセンターに立ち寄りました。
馬たちに新年のご挨拶です^^
朝の澄ん空気。新春にふさわしい青い空。
厩舎に面する馬場は、丁寧に整備され、
馬たちの息づかいを、楽しみに待っているようでした。
屋外の馬場は、馬にとって厩舎と同じように
欠かせない大切な空間です。

さて、仕事初めは
新築住宅計画「中庭ガレージの家(仮称)」
コンセプトモデルの製作からスタートです。
屋内の厩舎と、屋外の馬場の関係が
互いに欠かせないように、
モーターライフを楽しむ、施主ご家族にとって
車・バイクなどのアウターガレージは
居室と同じように大切なスペースです。
車・バイクのある
中庭ガレージを、住まいの中心に配置した
楽しい住まいを目指します。

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◆「中庭ガレージの家(仮称)」コンセプトモデル

「雪深い町の家」 模型製作と実施設計の図渡し

2015年12月10日

 
新築住宅計画「雪深い町の家」。

実施設計が一端終了し、1回目の工事費見積り算出となりました。
今回施工予定の、黒姫ホームサービス様は、施主ご主人のお知り合い。
建設地の都合や積雪のある地域性等を、熟知されています。
皆で膝を突き合わせ、それぞれの立場で内容精査頂く
大変良い機会と考えてます。

施主・施工・設計の3者が、設計内容の魅力や課題、内外空間
イメージ等を共有できるよう、縮尺1/50の模型を製作しました。
具体的な仕上げイメージが伝達出来る、良いスケールと言えます。
見積りに向けた「図渡し」打合せ日に合わせて着手。
概ねの骨格は1日、家具や仕上げ等詳細を1日、計2日の工程です。

そして、模型持参で現地入り。
3者の中心?に模型をおき、スムーズに打合せが出来たと思います。
図面の補足として模型確認。
模型の補足として現地確認。
3者行動を共にし、じっくり打合せ出来ました。
ありがとうございました。

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◆模型の製作過程。外壁の一部に木板仕上げを採用するため、
色合いや隣り合う素材との関係が具体的に議論できるよう、
密度を上げて表現。

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◆図渡し&直接の打合せのため現地入り。最寄りのJR黒姫駅へは、
在来線しなの鉄道に乗車で向かいます。
流石、雪国! 乗降時に車両内が冷えないよう、扉が手動です。

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◆3者打合せ。机に模型を置き、図面と見比べられる状況。

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◆3者で敷地視察。屋根からの落雪状況を想定し意見交換。
 

土地探しからの新築戸建て住宅計画

2015年12月3日

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土地探しからの新築戸建て住宅計画のご依頼。
施主ご主人自ら、お知り合いより土地をいくつかご紹介頂き
土地購入を検討されている過程で、お声かけ頂きました。

通勤通学に無理がなく知り合いがご近所の環境が理想。
出来るだけ平屋に近いかたちで大らかに住みたい。
所有する車バイクを身近に感じながら暮らしたい。
大きくは以上、住まいへの思いを伺いました。

敷地の寸法や方角、制約など情報収集しつつ、
フェイスブックメッセージでのざっくばらんなやりとり
の中で、希望の要素をヒアリング。
ざっと盛り込んだ簡単な間取り図やラフスケッチを描く
こと等で、互いに問題を共有します。
おそらく、話しだけの意見交換より、イメージが膨らむの
ではないかと思っています。

もちろん案はまだまだ具体的でなく、
課題もあるのですが、施主ご主人はこの段階で
土地購入を決断されたと、嬉しいご連絡がありました。
より具体的な計画に着手して参ります。
よろしくお願い致します!

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いつも持ち歩くスケッチブックに、ファーストスケッチ。
今後まだまだ進化させていきます。

ユニバーサルデザインの外構計画を目指して。@縁側サロンのある家

2015年11月1日

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外構計画に着手
 
現場進行中「縁側サロンのある家」では、
住まいのまわり、庭やアプローチなど、
敷地内の外構計画を行い、
可能な工夫をしていくことになりました。
街と住まいのあいだ。街と住まいを繋ぐ場所。
ご夫妻のライフワークや、多くの来客を招かれる
「縁側サロン」との連携が、一番のテーマです。

もともと草花や木々を愛される、施主ご夫妻の
お住まい。キーワードは「用と景の庭」。そして
お年寄りや小さな子供たちなど、訪れる誰もが
自身の興味や心身の状況に応じて、出来るだけ
楽しめる「ユニバーサルデザイン※」が目標です。

近隣との間合い、季節を感じる風情など、
愛でる楽しさはもちろんのこと、
食したり香りを楽しんだりするなど、
暮らしの一部として、敷地全体を楽しく
活用するイメージです。

暮らしと植物とのかかわりを大事にされている
草のよしだや」吉田ご夫妻にお声かけし、
外構計画及び造園工事をお願いすることになりました。
施主ご夫妻と一緒に、現地視察と意見交換ができ、
イメージが、かなりつかめたように思います。
 

※ユニバーサルデザインとは
年齢や性別、障害の有無や能力差などを問わずに利用
できることを目指した建築(設備)・製品・情報などの
設計(デザイン)のことです。
似ている概念として、バリヤフリーデザインは、弱者に
とって不便なところを解消する考えによるものですが、
ユニバーサルデザインは、始めから出来るだけ全ての
皆さまが利活用出来るよう目指す意志が表現された
デザインです。
例えば、公園に階段があったとします。車椅子の方が
自走出来ず近くに後からスロープを設けたとして、
これはバリヤフリーデザインです。しかし公園の
園路全体が、始めから弱者が登れない階段など無く、
全て緩やかで起伏に富み、皆が楽しく利用出来る
スロープで出来ていたなら、どんなに素敵だろう
と考えを巡らせること。これがユニバーサルデザイン
だと考えます。
 

◆ユニバーサルデザインの7原則

1.どんな人でも公平に使えること。
 (公平な利用)
2.使う上での柔軟性があること。
 (利用における柔軟性)
3.使い方が簡単で自明であること。
 (単純で直感的な利用)
4.必要な情報がすぐに分かること。
 (認知できる情報)
5.うっかりミスを許容できること。
 (失敗に対する寛大さ)
6.身体への過度な負担を必要としないこと。
 (少ない身体的な努力)
7.利用に十分な寸法と空間が確保されていること。
 (接近や利用の寸法と空間)

参照:The Center for Universal Design,
NC State University より

 

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工事中の縁側サロン屋内から、愛でる庭の特徴を検証。

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実のなる木々は活かし、日本古来から親しんできた
和ハーブも楽しめそうです。
この日は、庭で採れた柚子を頂きました。
家族の強い希望?で柚子風呂を満喫。とても良い香り!
さらに良いアイディアが浮かんじゃうかも。笑
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新築住宅「雪深い町の家」 薪ストーブ検討。

2015年09月22日

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新築住宅「雪深い町の家」。
実施設計に入り、より具体的な問題や課題に向き合い
進めています。薪ストーブの検討も、そのひとつ。

建物正面の地上階部分、
「サンルームと縁側と風除室」を兼ねた空間に
施主のご要望でもある、調度いい薪ストーブを、設置
したいと考えています。

薪ストーブをご専門に扱う、DLDの中村さんが、
事務所を訪ねて下さいました。
建築本体で必要な備えや、煙突設置における注意点、
薪ストーブそのものの種類や各特徴など、
幅広くご指導頂きました。ありがとうございます。

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外構計画の現地調査。

2015年09月14日

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東京都鶴見区の静かな住宅地。
斜面に寄り添うように佇む、お住まいに伺いました。
目前に広がる眺めは、
風の谷?!と呼びたくなるほど伸びやか。
長年ここに住んできたご家族にとって、
かけがえのない景色であることが良く分かります。

陶芸活動や、沢山の鉢植え植物を育てる施主ご家族
の活動を助け、心地良い環境に整備する
アイディアが、求められています。

施工の中山さんと設計の古川2人で、主要な箇所を
メジャーで実測したり、メモしたり。。
互いの立場で考えられるアイディアも
その場で出し合いました。

外構デザインとして、
道路から住まいまでの高さ約5mのアプローチ階段と、
植物が繁茂し扱いが難しい敷地内の広い崖地を、
快適で楽しい環境に再生する計画。

楽しみです。

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