店舗併用住宅 『和定食屋さんの家』 竣工写真のご紹介です!

2019年06月6日

 

<概要>
和定食のお店を独立開業したご夫妻の住まいです。1階が店舗スペース、2階がご夫妻の住まう居住スペース。来客が多いライフスタイルから、店舗だけでなく住空間においても、来客を楽しくお迎え出来るよう工夫しています。外観は雪国である上越市の地域性として、商店が並ぶ街並みでみられる、雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」をモチーフとした構成が特徴です。

場所:新潟県上越市   
用途:店舗併用住宅(住宅+飲食店)
構造:木造2階建て
敷地面積:381㎡(115坪)
建築面積: 96㎡(29坪)
延床面積:157㎡(48坪)/住宅85㎡+店舗72㎡
建築設計:古川都市建築計画
構造設計:宮崎構造設計事務所
設備設計:環設備設計
厨房設計:株式会社マルゼン
熱環境設計:株式会社イゼナ
施工:株式会社カネキ屋工務店
ロゴ・グラフィックデザイン:宮崎紘恵
写真:櫻井大士

 


雪国である上越市の街並みでみられる、雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」をモチーフとした外観。1階が和定食を楽しめる店舗(和みめしやHAJIME)スペース、2階がご夫妻の住まう居住スペースです。雁木は店舗の顔であると同時に、待合いベンチ、バリアフリー・スロープ、木格子引戸を備え、お客様をお迎えします。

 


グレー色のざっくりとした質感の外壁と、スギ・ヒノキ材を使った木素材を採用したシンプルな構成。来客車両などの出入りのため、外構床は全て雪掻き作業がし易いようアスファルト舗装としています。

 


自然の竹を使った店舗入り口の暖簾。宮崎紘恵さんによるロゴ・グラフィックデザインです。お米、稲穂、皿、お椀、お月様などがモチーフで、逆さにみると店名の一字である漢字の「和」になっています。

 


出入り口方面からみる店内。中央奥が厨房、左は道路に面するカジュアルな客席(8席)、右は少し落ち着いた客席(12席)。収納を兼ねた壁際の固定ベンチと、椅子テーブル配置の組み合わせで、様々な居心地の客席構成を可能としています。

 


寒い冬の暖をとるだけでなく、火を眺める楽しさのある薪ストーブを設置しています。新しい試みとして、薪ストーブの暖気を天井ふところ(1階と2階の間)全体に取込み、2階床全体に設置した蓄熱材(水蓄熱アクアレイヤー/株式会社イゼナ)で蓄熱。その輻射熱によって上・下階全体を暖めるしくみを発案。建築・構造・設備が一体となった全国初のシステムです。

 


オープンスタイルの厨房から、客席全体が見渡せる空間構成。お客様へのケアやサービスを重視している店主ご夫妻の思いを形にしています。

 


出来るだけ自然採光と風通しを活かしながら、落ち着いた雰囲気となるよう窓際に竹を細かく並べています。竹は施主が所有する山小屋の敷地内で採れた自然の竹です。

 


来客の人数や予約の人数構成により、様々なバランスで椅子テーブルを移動配置出来る適度な余白と、無駄のないシンプルな客席空間です。

 


客用トイレ・手洗い空間。車椅子でも利用できる広めのスペースとし、全ての出入りで引戸を採用。バリアフリーに配慮した店舗です。

 


店舗出入り口の風除室。寒さや海からの強風に対する建物機能だけでなく、店舗前室として来訪者に季節感や地域情報等を伝えたり出来る展示スペースになっています。石器に水をためスイカや夏野菜、ラムネを浮かべるかも^^。

 

 


2階住居へ靴のまま上がれる屋内階段。店舗客席と繋がり店主だけでなく来客も靴のまま1・2階を行き来できます。階段左官仕上げは、何と施主奥様のDIY自主施工。プロ級^ ^(仕上げ材:モールテックス)。

 


2階住居用の玄関。店舗だけでなく住空間においても来客をお迎え出来るよう、靴箱のかたちを工夫。上部扉付き部分はプライベート用、下部オープン部分は来客用の靴置場としたオリジナル造作家具です。

 


明るさや広がりが感じられるよう、片流れ屋根の勾配をそのまま活かした高い天井のリビングダイニング。

 


家庭用キッチンを使ったプライベートなお料理教室もできるよう、キッチンはオープンスタイル。畳室はリビングの延長としても独立した客室としても活用出来るよう建具で仕切ることが可能。

 


畳室の小上がりは薪ストーブの暖気がいきわたります。掘りごたつやリビングに暖めた空気を送る木製のスリットが設けられています。

 


4枚引戸の開閉により畳室とリビングの関係を調整。利活用のはばを広げています。

 

 


リビングを見下ろす片流れ屋根を活かしたロフト空間。リビングや寝室と繋がりライフスタイルの変化に応じた使い方が出来ます。

 


畳室の掘りごたつはテーブルを片付け、フラットな板床にすることが可能。大勢の客布団を敷くことができます。実は何と落語の寄席を行うことも想定。畳室が舞台、リビングが客席となるよう予め考えられています。

 


隣接する奥さまご実家敷地内、柿の木ごしに見る風情。ご実家方面とのつながりなどから、住居玄関(左)と厨房勝手口(右)が配置されています。

 

 


夜の会食でお客様を迎える風情。プライベートな明かりをおさえ、雁木が引き立つ照明計画としてアプローチの工夫をしています。

 

 

◆店舗併用住宅計画「和定食屋さんの家」工事&あゆみ。

地鎮祭と工事契約
施主・設計と各工事担当者の初打合せ
家具・建具や人を入れたイメージ模型
融雪を考慮した外構計画の現場打合せ
上棟式「お餅まき」のご案内が新聞掲載されました。
上棟式「お餅まき」の様子
工事中盤、建具・厨房機器・左官仕上の打合せ
フラット35S適合証明「中間現場検査」
屋内塗装と屋外塗装の打合せ
遠方の施主とSNS&手描きスケッチで情報共有
足場解体&外溝と屋内造作の最終打合せ
確認検査&フラット35S適合証明「完了検査」
竣工お引渡し。
竣工スナップ写真紹介【店舗編】
竣工スナップ写真紹介【住宅編】
雁木に暖簾と旗看板が付きました。
大切な日にお招き頂きました。
「和みめしやHAJIME」オープンレセプション

 

屋根・外壁、屋内造作確認 @あざみ町内会館新築工事

2019年01月11日

 

屋根・外壁、屋内造作確認
@あざみ町内会館新築工事

 
横浜市港南区の自治会館「あざみ町内会館」現場。
辻本工務店辻本さんとご一緒に、屋根・外壁確認と、
屋内仕上げ前の下地確認、造作家具の調整打合せ
を行いました。

特に足場解体を前に行う最終確認として
屋根仕上げの施工状況や、足場解体後では確認
しづらくなる場所の検査を入念に行いました。

屋内では、辻本さんによる造作棚などの
現場施工図を、大工さんを交えて情報共有し、
より良い方針を決めることが出来ました。
ありがとうございました。

 



足場を歩き各部確認。
 



屋根仕上げ・端部、軒天の通気確認。
 



集会室の下地確認。床上1m範囲は強化ボード下地です。
辻本さんによる施工図をみながら調整出来ました。

 

※合わせてご覧下さい。

◆横浜市港南区の自治会館「あざみ町内会館」進捗。
上棟の様子
自治会館建て替えによる「地鎮祭」に参列
屋内外仕上材の実物サンプル検討
「会館建設プロジェクト委員会」開催

 

工事中盤、建具・厨房機器・左官仕上の打合せ@店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

2018年10月3日


左から左官工事担当の嶺村建材工業 佐藤さん、
カネキ屋工務店 現場監督小林さん、施主奥さま。
小林さん舵取りで打合せが進行。出来る工夫やメリット
・デメリットなど、とても自由に意見交換できる場を
設けて頂きました。
屋内外で予定している、左官工事仕上材の素材や色等の
方針を、一つ一つ確認・検討する機会となりました。

 

工事中盤、建具・厨房機器・左官仕上の打合せ
@店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

施主・施工・設計三者定例(月一回)で現地へ伺いました。
現場は柱・梁が組み上がり屋根が完成、外壁の窓サッシが
取り付けられ、屋内側工事も着手できる段階。
ちょうど建築本体工事の中盤と言えます。

この段階で重要なことは、屋内外とも具体的な建物の仕上
げ材や造作を予定した上で、間違いのない下地工事を行う
ことです。つまり目に見えるものに対し、完成後見えなく
なったり、手を入れられなくなったりする下地の部分を、
しっかり作っていくことが重要になります。

逆に言いますと、色や素材など仕上げ材が決まらず、
曖昧だったり保留にしたり、唐突に変えたりすると、
順良く下地工事が進まず、現場の遅れや間違い、修正工事
による無駄が、現場に悪影響を及ぼす原因にもなります。
つまり、工事中盤は、特に現場監督さんの舵取りが
非常に大事な時期と言えるのです。

現場では、建具工事 土肥木工所 土肥さん(なんと施主
奥さまの同級生!心強いです。)と意見交換。
建具本体を理想的なかたちで据えられるよう、建具周りの
調整やご提案を持参され、とても助かりました。

工務店オフィス内では、厨房機器 マルゼン長岡営業所
田中さんと調整。天ぷらやフライなどをあげるフライヤー
を設計時のガス式から電気式に変更する場合の準備を
共有する意見交換。配線や電気容量なども変わるので
電気工事 荻井さんも同席、調整頂きました。

この日最後は、左官工事・金属工事全般ご担当の
嶺村建材工業 佐藤さんと意見交換。
屋内外の壁で予定している左官仕上げや、ポーチ床で予定
している洗い出し仕上げ(豆砂利洗い出しなど)等の
サンプルを持参され、方向性を決めることが出来ました。
より良いおさめ方など、多くのアドバイスも頂き、
仕上がりが楽しみになりました。

いずれも全てが下地工事にかかわる内容。
関係者相互に内容理解を深め、現場に活かせる
打合せが出来たと思いました。ありがとうございました。

 



建具工事打合せ。



厨房機器打合せ。



左官工事打合せ。

 

※合わせてご覧下さい。

◆上越市の店舗併用住宅計画「和定食屋さんの家」進捗。
地鎮祭と工事契約
施主・設計と各工事担当者の初打合せ
家具・建具や人を入れたイメージ模型
融雪を考慮した外構計画の現場打合せ
上棟式「お餅まき」のご案内が新聞掲載されました。
上棟式「お餅まき」の様子

 

屋内外仕上材の実物サンプル検討 @あざみ町内会館新築工事

2018年09月27日

 

屋内外仕上材のカタログや実物のカットサンプル持参で、
辻本工務店の辻本さんが来所され、古川都市建築計画で
打合せをしました。

屋外は、屋根・外壁・窓サッシ・床タイル。
屋内は、床・壁・天井・階段踏み板など。
着工した横浜市港南区の自治会館「あざみ町内会館」
について、各仕上げ材の色あいや素材感など、
住民代表の建設委員の皆様にプレゼンテーションする
準備です。

例えば、同じ仕様でも、色が違うと全く違う印象になる
こともあります。
オススメの色合いと考え取り寄せたサンプルでも、
参考に取り寄せた別の色の方が、より良いと感じるもの
もありました。
微妙に違う色合いで選択に迷う場合でも、関係者皆で
丁寧に選定することで、より地域で愛される施設づくり
を目指したいと考えています。

 


外壁仕上げサンプルは、屋内でなく、屋外の自然光で
並べてみることで、住民の皆さまに自信をもってオススメ
出来る色合いをチェックしました。

 

融雪を考慮した外構計画の現場打合せ@店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

2018年08月18日


積雪対策の一つとして重要な、融雪を考慮した外構計画の
施工図。店舗営業にも影響する毎日の積雪対策について、
出来るだけ店主(家主)の負担軽減になるよう練られた、
計画図です。赤ラインは、冬のあいだ地上より暖かくなる
地下水を汲み上げて流す、ゴム製ホースの敷設位置を
現しています。関係者による意見交換から、地域の慣習を
取り入れた融雪のしくみに学び、本計画で採用しています。

 

融雪を考慮した外構計画の現場打合せ
@店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

施主・施工・設計三者による現場定例(月一回)打合せ。
建物本体の基礎コンクリート工事が終了し、建物に対する
周りとの関係が、かなり想像出来るようになったところで、
敷地内、建物まわりの主要な外構について、意見交換を
行ない方針を決める打合せになりました。

特に、冬の積雪に対する融雪がポイント。毎日のことなので
出来るだけ店主(家主)の負担にならないよう、経済的で
合理的、シンプルな仕組みに着地させなければなりません。

多くのご実積や経験による、地元施工者カネキ屋工務店さん
のアイディア。敷地の所有者で土地勘や慣習を具体的に知る
施主・お身内のアドバイス。
それぞれの立場による、貴重な気付きを最大限に活かし、
計画を磨いていくようなかたちで打合せが進行。
現場監督の小林さんが、最終的に皆の意見を整理し、
施工図(実際に工事をする最終図)でまとめて下さいます。
理にかなった良い方針を、関係者皆で共有出来たと思います。


基礎コンクリート工事が終了。




敷地内、建物まわりの主要な外構について皆で意見交換。
現場監督の小林さんが、施工図(実際に工事をする最終図)
をまとめるメモをとっています。

 

現場からカネキ屋工務店さんオフィスへ移動。
主に建物本体の屋外仕上げについて、素材や色等の打合せを
行いました。
カタログや実物サンプルを皆で確認。
特に雨樋含む屋根の先端や、仕上げ材料が切り替わる部分を
おさめるディテールの調整など、現場監督小林さんの準備や
ご提案を中心に意見交換が円滑に進行。とても助かりました。

一方、概ね一か月後に控え日程の決まった「上棟」に向けた
準備についても確認出来ました。
施主ご夫妻の希望により「上棟式お餅まき」のイベントを
開催することになり、施主奥さま自らお知り合いと協力して
作成した、お知らせチラシが完成。近隣に配布するチラシを
持参されていました。楽しみです!




カネキ屋工務店さんオフィスで打合せ。
現場監督小林さんが準備された、屋根詳細施工図や建材
サンプル等がずらり。
施主奥様は、地域にお配りする「上棟式お餅まき」
イベントの楽しいご案内チラシを、持参されました。

 

※合わせてご覧下さい。
地鎮祭と工事契約
施主・設計と各工事担当者の初打合せ
家具・建具や人を入れたイメージ模型

 

家具・建具や人を入れたイメージ模型 @店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

2018年08月1日


縮尺1/50イメージ模型。来訪者にとって正面となる北東側
外観です。雪国である新潟県上越市の地域性として、
商店が並ぶ街並みでみられる雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」
をモチーフとした構成です。

 

家具・建具や人を入れたイメージ模型
@店舗併用住宅「和定食屋さんの家」

古川都市建築計画では設計時、図面と同時進行で模型を
作ります。プロジェクトの性格に合わせて、大きさや
表現密度なども変えつつ製作。形態や空間の特徴など
関係者皆で共有することが、模型の主な利活用です。

従って、屋根・壁などの主要な骨格だけを早めに作って
おき打合せで活用。計画の進行に合わせ、仕上げや
ディテールを後から足し引きします。
実は、工事が着工してからも打合せの深度に合わせ、
その都度模型に手を加えることも、非常に多いです。

つまり、設計が全て終わり、確認のために実施設計の
成果品として模型をつくるのではなく、むしろ案が
定まっていない状況下で、各部の方針を一つ一つ決めて
いく、検討用の道具として模型を位置付けています。

本件縮尺1/50イメージ模型も、関わる方々のアイディア
やアドバイス等に合わせ、風合いや素材感、家具や建具、
佇む人の風情なども、着工後に手を加えています。
建物が竣工するまで、少しずつ進化する模型として、
プロジェクトの進行に役立てています。
 

※合わせてご覧下さい。
着工後、工事関係者と模型を使った意見交換の様子
地鎮祭と工事契約の様子
 


北側外観。1Fは店舗で2Fが住宅です。雪国である新潟県
上越市の街並みでみられる雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」
が店舗の入り口となり、待合いとしてベンチも配置。
雁木は、雪かきを軽減する快適なバリアフリー動線として、
車椅子にも対応するスロープを備えています。


北西側外観。西側1Fの庇下に、住居出入り口と店舗厨房
の勝手口を配置しています。


雁木の店舗入り口から入ると正面に薪ストーブが見えます。


オープンスタイルの厨房。客室は20席で、施主ご夫妻が
全体を丁寧にケアできるワンルーム。
手前のリラックスしたスペースと、奥の落ち着いたスペース
が緩やかに繋がる構成です。


開口部に、あえて格子を設けることで、落ち着いた雰囲気
のスペースを生み出します。


客室全体の構成。客席は椅子テーブルの移動で、様々な
人数構成に対応。レジの上は神棚を設置。


厨房からみた客室。お客様の出入りを把握出来るよう、
店舗出入り口が見通せる工夫をしています。


客室と厨房の境は、食の提供や飾り棚など、和定食屋さん
としての利活用や風情など模索中。まだまだ進化の予定。



2F店主ご夫妻の住居、リビングダイニングと畳室。
掘りコタツのある畳室は、リビングと建具で仕切ること
が可能。公私で活用するフレキシブルスペースとして
位置付けています。

 

模型に屋内家具・建具や人を入れる検討

本件は工事が着工してから、具体的な仕上げや造作などが
決まってきていることもあり、施工担当者の皆さまとの
打合せ日程に合わせて、皆で確認したい造作家具などを
付け足しています。
やはり、家具・建具や人などを入れると、各部のスケール
感や空間の目差すところが、とても分かり易くなります。




1F和定食屋さんに、造作家具等を入れる前と後の状況。




2Fリビングダイニングと畳室に、造作家具等を入れる
前と後の状況。



リビングと畳室の関係も、家具・建具・人などを入れる
ことで、風情や課題が関係者間で共有し易くなります。

 

<「和定食屋さんの家」概要>

和定食のお店を独立開業するご夫妻の住まいです。1階が店舗スペース、2階がご夫妻の住まう居住スペース。来客が多いライフスタイルから、店舗だけでなく住空間においても、来客を楽しくお迎え出来るよう工夫しています。外観は雪国である上越市の地域性として、商店が並ぶ街並みでみられる、雪よけの屋根「雁木(がんぎ)」をモチーフとした構成が特徴です。

場所:新潟県上越市
用途:店舗併用住宅(1F店舗、2F住宅)
構造:木造2階建て(ロフト有り)
敷地面積:381㎡(115坪)
建築面積: 96㎡(29坪)
延床面積:157㎡(48坪)

建築家による建築・リフォーム相談会&建築模型・パネル展 vol.6 @横浜高島屋

2017年07月19日

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店内におかれるご案内ちらし。山田慎一郎さんデザイン

 

『建築家による建築・リフォーム相談会
  &建築模型・パネル展 vol.6』@横浜高島屋

 

◆日時:7月19日(水)から24日(月)
    午前10時~午後6時
   (模型パネル紹介は午後8時まで、最終日午後6時まで)
◆場所:横浜高島屋8階 催会場(入場無料)
◆内容:家づくり無料相談会、模型・パネル展示
    参加建築家によるセミナートークショーあり(土・日)

ライフスタイルに合わせた夢のマイホームづくりを手がける
横濱元町AAスタジオの建築家が、住まいのご相談を承ります。
建築やインテリアの実例写真パネルや模型を多数展示して、
皆様のお越しをお待ちしております。
是非お立ち寄り下さい。

古川達也も参加いたします。
7月20日(木)と24日(月)会場で無料相談を担当。
住まいのお悩みにお応えします。

・暗いリビング、明るくしたい
・自分だけの書斎空間をもちたい
・雨漏りする屋根を修理したい
・高い光熱費、できるだけ抑えたい
・重い玄関扉、なんとかしたい
・毎回つまづく段差をなくしたい
・趣味のためのスペースが欲しい
・もっとコンパクトに暮らしたい
・開放的で広いリビングにかえたい
・結露しない壁。ガラス窓にしたい
・収納が足りない、もっと増やしたい
・寒くて暑い寝室、快適にしたい
・地震で倒壊しないように補強したい
・予算にあったリフォームを考えたい
・使いづらいキッチン、使いやすくしたい
・使っていないバルコニーを有効活用したい・・・等

(ご案内ちらしより)

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会場の様子

以前の開催参考
『建築家による建築・リフォーム相談会&建築模型・パネル展 vol.5』開催の様子
『建築家による建築・リフォーム相談会&建築模型・パネル展 vol.4』開催の様子

 

屋内外の下地工事 @中庭ガレージの家

2016年10月24日

 

屋内外の下地工事 @中庭ガレージの家

建築における屋内外の下地工事は、
建築の生命線ともいえる柱梁など「主要な骨格」と、
完成後常に目に触れ、肌触りや使い勝手に関わる「仕上げ」
を繋ぐ、大変重要な工程です。

建築が出来てしまうと、見えなくなる下地工事ですが、
屋内外仕上げの性能や寿命に影響したり、あるいは
仕上げが更新出来るよう、骨格との間に
間合いや、適切な隙間を確保する部分も
必要になるなど、大工さんをはじめ、作り手である職人さん
の多岐にわたる経験やスキルに支えられる工事ともいえます。

新築住宅「中庭ガレージの家」は、
屋内外の仕上げ素材を施工する前の、大事な備えとなる
下地工事が同時進行中です。

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屋根先端の下地工事では、通気の開口部をおさまりよく設置。
外壁や屋根にこもる熱を外に排出します。

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全体がオフホワイト色でザックリとした質感の仕上げとなる
外壁コーナーは、柔らかい曲面となる下地が組まれています。

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広い玄関土間の上となるベランダは、天然芝の屋上緑化
のため、仕上げレベルやメンテナンス性を考慮した
FRP(強化プラスチック)防水下地です。

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広い玄関土間の天井には、マントルデザイン久保さんによる
オリジナル照明を設置。特に仕上げ前の補強や配線ルート等
が下地工事のかなめ。

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床仕上げの下に床暖房設備を敷き込む下地工事。
東京ガス担当牧野さんに計画頂きました家庭で電気を生み
出すエネファーム・システムを採用。

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コンセントや配線、給排水管などのルートを調整した上で、
壁仕上げの前に隙間なく施工される断熱材工事。
天井の現しとする梁との間に、マントルデザイン久保さん
による、光源をかくしたソフトな照明が設置される計画。
関連する配線や造作が、先行して準備してあります。

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手作りとなる浴槽まわり。タイル仕上げとなる床壁の下地は
屋外ベランダ同じ防水性の高いFRP(強化プラスチック)
による下地。表面に砂のような細かな粒子をまんべんなくのせ
仕上げがのりやすくなるよう工夫されています。
水回りや作り付け造作は、共同設計+施工:スタイル田代氏
によるオリジナル製作です。

 

「永く楽しむ家」最後の3者打合せ

2015年12月8日

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◆震災で瓦が落下した入母屋形式の大屋根は、なだらかな
片流れ屋根に改築。被害の大きかった土壁の外壁も耐震補強し
修繕の目処が立ちました。これで安心です。

震災再生リフォーム住宅「永く楽しむ家」は、
年内に概ね竣工を予定しています。
施主・施工・設計が集まる、最後の現場打合わせを終えました。

概ね竣工とはどういうことか?
本件は、工事全てが竣工していない状態で一端お引渡しします。
施主ご家族は、仮住まいから引っ越し、住み始め、
暮らしながら、適切なタイミングで残りの工事を行う工程。
来年4月に全体の完成を予定しています。

長野市のプロジェクト。工期・工程の状況から、
外壁のモルタル下地が乾くタイミングで雪が降る可能性があり、
吹付け仕上げを、あわてて行うことが得策でない。
気候が安定する春に、外壁や庭などの外構工事を行う方針と
して、施工の飯島建設様からご提案頂き、施主ご家族と
相談の上進めています。

結果として、住みながら窓から見える外構計画等を練り直し、
諸々微調整できる良い機会となりました。
少し先になりますが、より全体の仕上りが楽しみです。
関係の皆さま、よろしくお願い致します。

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◆屋根仕上げの検査立会い。ガルバリウム鋼板仕上げによる
大らかな一寸(1/10)勾配の屋根下端に、雪止めも
しっかり付き安心。飯綱山は雪化粧です。

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◆外壁モルタル下地の下塗り。順調です。

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◆屋内の最終打合せ。手際良くメモを取る現場監督竹内さん
による施工図を中心に、内装おさめの最終チェック。

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◆新築と違いリフォーム工事は、現場の進捗に合わせ
図面をおこし、臨機応変に調整が必要な場面が増えます。
写真は屋内建具まわりの施工図。

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◆リビングダイニングの天井は、床仕上げと同じ信州唐松
仕上げ。下地や照明設備の位置を確認しつつ慎重に施工。

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◆既存の塀を一部解体することで、バリアフリーに配慮した
伸びやかな外構へリニューアル。完成は少し先になります。

番外編?
長野~東京間の新幹線乗車による移動で進めてきました
現場監理。東京駅ホームのキオスクで、いつも購入していた
私の定番、5色おにぎり「むすっこ」。
時間があるので、食べながら図面チェックしたり、新たな
プロジェクトのアイディアもねったり。
少し前なのに、ちょっぴり懐かしい。笑
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屋外仕上げ現場サンプル検討。

2015年09月6日

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現場にサンプルを持ち込み、
実際の空間に身をおきながら、屋外仕上げの「色」を
検討する打合せ。

サンプルを確認しながら、施主・施工・設計の3者で
ざっくばらんに意見交換。
それぞれの立場で、納得のいく選定が出来たと思います。

例えば外壁は、当初から施主ご夫妻が、
ざっくりイメージしていた「墨色」に決定。
仕上がりが楽しみです。

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◆屋根、外壁、窓サッシなどのサンプルを現場に用意。

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◆説明中のわたくし。撮影:中山建設 中山さん