カテゴリー:日常, 街歩きブログ 2016年04月10日

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根岸森林公園近くの在日米軍消防署前。
道路際に、枕木製のコンポストボックス※があります。
生ごみなどを入れないので、不快な匂いもなく
街並みにあって、ささやかな佇まいです。

おそらく、消防施設の敷地内草刈りで出た枝葉や
落ち葉などを入れておくのだと思いますが、
DIYが根付いているカントリー文化が感じられます。

※コンポスト:
落ち葉や生ごみなどを箱状の容器に入れ、発酵を促すことで
短期間に作る堆肥のこと。

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カテゴリー:ワークス /最近の仕事, 設計, 雪深い町の家 2016年03月29日

 

新築住宅計画「雪深い町の家」イメージモデル

雪深い町で快適に住まう工夫がテーマとなった
「雪深い町の家」では、
設計時に1/50イメージモデル※を製作。

可能な限り屋根の雪下ろし作業の無いよう、
自然落雪する片流れの勾配屋根。
厳しい冬を快適に過ごすための空間として
薪ストーブのある「縁側サンルーム」の提案。等々
模型で表現することで、大事なことがより
鮮明に確認出来たように思います。

※イメージモデル
設計時、施主ご家族やプロジェクトの関係者間で
出来るだけ空間イメージを共有するため、
その都度状況に応じた密度や大きさで製作する
簡単な模型。

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◆アプローチ方面からみる。玄関前に風除室を設けます。

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◆薪ストーブの煙突が住まいの顔となっています。

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◆自然落雪の勾配をいかした小屋裏収納。縁側サンルーム
 は、自然光を沢山取り入れるため、上部の荷重を軽減し
 開口部を大きくする構成としています。

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◆冬の物干し、シイタケや干柿の乾燥、炎を楽しむゆとり、
 暮らしを楽しむ、縁側サンルームの様子。

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◆キッチン方面からみるリビングダイニング。縁側サンルーム
 との境は、引戸で仕切ることが出来るようになります。

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カテゴリー:日常 2016年03月26日

 

歴史的建造物を実測し図面化する。

JIA文化財修復塾で実測した
石川邸(鎌倉市重要景観建造物指定)

玄関ホール展開図のCADデータ化に取り組みました。

縁あって貴重な調査実習に参加。
実測して図面化すると、色んな魅力に気が付きます。
久々に、歩きまわって調査研究してた
学生時代に戻った感じで、楽しめました^ ^

玄関ホール
石川邸玄関ホール。個性的な開口部、階段吹き抜け
につながる空間のドラマ、手摺や各部の意匠、等々
見どころ満載でした。

実測図
限られた時間内、建築家の三上紀子さんと、大急ぎで
実測した現地の記録紙をもとに、CADデータ化。

CAD実測図
図面化の一部。概ねの入力を終えると、記録出来てない
場所や、実測時の大事なポイントを再発見するなど、
とても勉強になったことが分かります。
 

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カテゴリー:ワークス /最近の仕事, 設計, 雪深い町の家 2016年03月23日

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建築確認申請で、指定確認検査機関に訪れました。
  

実施設計が終了した新築住宅計画「雪深い町の家」は、
着工に向け建築確認申請※の手続き段階。
訪れたのは、
指定確認検査機関「日本ERI横浜支店」※です。

本件は、長野県北部、信濃町で建設するのですが、
日本全国対応する日本ERI様では、
拠点とする横浜にいながら、遠く離れた長野の新築住宅
について、協議・調整・修正含めた申請が出来るので、
今回はじめて採用させて頂いてます。
現地の特殊な状況や、行政機関との事前協議の内容を
伝え、必要書類を持ち込むことで、建築確認申請の
仮受付けとなり、無事審査に入って頂きました。

※建築確認申請、指定確認検査機関について
日本全国、建築しようとする場合必ず、建築物等が
関連法規や条例などに適合するか判断する機関に申請し
全て確認出来た旨の「確認済証」を発行して頂く
ことで、はじめて工事着手出来ます。この一連の作業を
建築基準法に定められた、建築確認申請といいます。
平成11年5月より、建築場所の最寄り行政機関だけ
でなく、国土交通大臣や都道府県知事より指定された
民間の「指定確認検査機関」でも申請出来るように
なりました。

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カテゴリー:ワークス /最近の仕事, 中庭ガレージの家, 設計 2016年03月21日

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新築住宅計画「中庭ガレージの家
照明アイディア打合せを行いました。
場所は有限会社STYLEです。

照明デザイナー久保隆文さんの声掛けで
関係者集合。
久保さんのアイディアスケッチと
お持ち頂いた、照明器具の実物サンプル
などを前に皆で意見交換しました。

本件は、構造と意匠と照明が
互いになくてはならない関係として
丁寧に調整しあい空間化すること
を重視した住まいとなります。
 

さて、(仮称)中庭ガレージの家は
基本設計がまとまり、明確に
中庭&ガレージを軸とした計画として
実施設計に入る段階となりました。

中庭ガレージの家
楽しみです!

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カテゴリー:授業, 日常 2016年03月20日

 

関東学院大学「建築展」バーティカルレビュー

横浜赤レンガ倉庫にて関東学院大学「建築展」が開催中。
会場内で行われることになった、
バーティカルレビュー(学科・学年を超えた発表・講評・再考)
に参加しました。
非常勤講師で指導にあたっている、担当の授業以外の
様子や学生作品を知る良い機会です。

途中退席で全てに参加がかなわなかったのですが、
全体として、社会で求められる問題に向き合う
各指導者の意識や方針が、代表で選ばれた学生の発表で
鏡のように映しだされているように感じました。

限られた時間内、設計課題のプレゼンテーションでは、
最終的に、どのような形や空間になったか以上に
環境リサーチや、想定される利用者の声を分析、
より最適解を目指す、計画過程を明確化することに
重きがおかれている印象を受けました。

社会では出来るだけ多くの方々と設計プロセスを
共有することが求められ、その意識や技術の最先端に、
創造のヒントがあるという問題意識と言えます。
あらためて私自身の課題としても捉えられ、
とても勉強になったように思います。

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サインに導かれ、多くの学生作品に触れる機会です。

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会場内で行われた熱い?!バーティカルレビュー。
日ごろ私自身もここで展示する機会のある場所ですが
全く違う趣きでした。~とても良い雰囲気でした。

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カテゴリー:日常, 街歩きブログ 2016年03月15日

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◆対岸に文化芸術の拠点「BankART」がみえる。
 

歴史的建造物がザックリ並ぶ水際の風情を
眺めながら歩く。~そんな遊歩道が心地いい。

例えばこの場所、対岸の「BankART」は、
横浜港水運の歴史を物語る日本郵船海岸倉庫を
リノベーションした空間で、文化芸術の拠点。

日ごろ様々なイベントが行われているため、
水辺のひきで観る佇まいは、じっと眺めていると
何かが始まりそうで、ちょっとワクワク?!

水辺の遊歩道は、かけがえのない
横浜の「とっておき空間」だと思っています。
 

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カテゴリー:イベント・メディア, 日常 2016年03月12日

セミナー担当
◆趣味と暮らしの講座(全6回)

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◆手前が中村高淑さん自邸、お隣も中村さん設計です。

玉川髙島屋S・Cカルチャーセンター
コミュニティクラブたまがわで
開講しましたセミナー。建築家メンバーによる、
趣味と暮らしの講座
「満足できる暮らしと住まいの3つの法則」
全6回の最終回を迎えました。
初回の様子はコチラ

第6回のフィナーレは、
建築家 中村高淑さん設計の自邸実物を、
セミナー受講者と建築家メンバー皆で
見学する企画です。
竣工間近で工事中というタイミング。
貴重な機会といえます。
セミナー講師であり、設計者であり、
施主でもある(笑)中村さんの、
具体的で丁寧なご説明が印象的でした。

細長い限られた敷地に建てた
間口たった2.7m、集成材の壁柱による
極めてシンプルな構成です。

極力仕切りをなくした伸びやかな空間は
可動家具で場を生み出す工夫と共に
永く将来にわたり、高い自由度を確保する
コンセプトであることが、よく理解出来ました。

ダイニングとなる2階で懇親会。
建築、インテリア、ライフスタイル、などなど
ざっくばらんな話が飛び交い、楽しい!
素敵な時間でした。
中村さん、皆さま、ありがとうございました。

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◆中村さんによるプロジェクトの説明。背景に納得!

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◆構造模型。工夫ある大変実験的な構造です。

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◆中央のキッチンはキャスターが付き、なんと可動です。

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◆ワクワク空間で、美味しい食事とワイン。楽しい^^

番外編?!
実はこの日、中村さんの案内で近くに建つ中村さん設計の
住宅3軒を同時に見学。いずれも、住まい手と共に創り
あげたことが感じられる魅力的なお住まいでした。
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◆美しが丘西の家

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◆美しが丘西・T邸

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◆美しが丘の家

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カテゴリー:日常 2016年03月9日

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◆JIA神奈川ホームページより
 

「再考・まちのつかいかた」をテーマに開催された
第27回建築WEEK「かながわ建築祭2016」
みなとみらい線馬車道駅コンコース会場などを拠点に
建築家の仕事展、公開円卓会議、デザインレヴュー、
大学卒業設計コンクールなどのイベントが行われました。

わたくし古川は、建築家の仕事展に出展。
また、建築家 笠井三義さんのもと、調査研究活動の成果を
まとめた以下パネル展示等を担当。
様々な方々にご覧頂ける良い機会となりました。

【神奈川近代建築展】
横浜関内・関外の港町文化を形成した、街並みとしての
近代建築を紹介する展示。

【震災復興・戦災復興の歴史、復興橋梁・防火帯建築展】
戦災・震災を乗り越えた横浜を、復興橋梁・防火帯建築という
視点で見つめ直す展示。両者は横浜の都市景観を形成してます。
※復興橋梁:震災復興で架け直された橋。
※防火帯建築:戦災復興で建設された耐火共同ビル。

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【建築家の仕事展】
古川は、店舗併用住宅「洗たく屋さんの家」を出展しました。

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【神奈川近代建築展】

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【震災復興・戦災復興の歴史、復興橋梁・防火帯建築展】

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カテゴリー:お知らせ, イベント・メディア 2016年03月8日

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ご来場ありがとうございました!

3月4~6日の3日間 新宿パークタワー1F
ギャラリー3で行いました 建築家31人×3works 展。
3日間で約500名のご来場でした。
無事開催することが出来ましたこと、
心から感謝申し上げます。ありがとうございました!

次回は5月、横浜赤レンガ倉庫で開催。
詳細は建築家31会ホームページでご案内して
参りますので、時々チェックして頂けましたら幸いです。

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恒例となりました模型とパネル展示。模型下には自由に
持ち帰り出来る案内リーフレットを置いています。

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3つの模型とパネルが並びました古川都市建築計画の展示。
左端【図書館のある家】は、第6回の模型展にお越し下さい
ましたお客様の住まいです。
立ち止まりじっくり見て頂きました数組のお客様の中には
住まいづくりを検討中の方もおられ、
かなり具体的に御説明させて頂くことが出来ました。
ご縁が繋がると嬉しいです。

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