楽しい屋上「ペントハウス」

2017年03月22日

IMG_1685
 

楽しい屋上「ペントハウス

家や建築物の屋上に設けた小さな床面積の建築部分を
「ペントハウス」といいます。
一般的には、ビルの屋上にでるための、
階段やエレベーター、屋上に突き出た換気設備、
給水タンク置場などの塔屋を意味します。
屋上といえば、高い空、日射し、開放感とともに
デパート屋上の公園や、遊具を配したミニ遊園地など
子供のころに感じた、懐かしいワクワク感もあります。

川崎駅に近接する10階建てビルの屋上。
縁あってたまたま訪れた屋上のペントハウスは、
高さ5m程度の鉄骨フレームとネットによる構造物
で囲まれた、フットサルコートでした。

外部への騒音を気にすることなくボールを扱い、
大きな掛け声や笛の音など、全力で発散出来る環境。
天気の良い昼間は、丘の上にいるように、太陽の光も
雨風も、よりダイレクトに感じることでしょう。

そして何より、夕暮れ時にライトで照らされる
ペントハウスのスポーツ空間は、とても華やかでした。
プレーヤーがスター?に見える劇的空間。
競技場というより、まるで劇場空間のようです。

屋上は、都心部の利便性と限られた土地を有効活用する
場所。その利活用を促し支援するペントハウスの在り方
は、まだまだ無限大の可能性があるように思います。

IMG_1692

ランドマークとしての「銭湯の煙突」

2017年02月25日

IMG_1051
 

街並みの目印で、象徴になる建造物や記念物などの
対象を、ランドマークといいます。
パリのエッフェル塔、ロンドンのビッグベン、
バルセロナのサグラダファミリア、等々

世界の有名なランドマークは、誰もが知るところ。
しかし、実は我々が住む地域には、ついつい目がいき
街並みにあって毎日のように必ず眺めてしまう目印、
ささやかなランドマークもあるように思います。

例えば、銭湯の煙突。
縁あってたまたま仕事で訪れる街にあり、
気になってスナップ撮影。煙突を見上げながら、
どんなお風呂かなあ、コーヒー牛乳売ってるだろうか、
子供のころ、よく父と銭湯に行ったなあ。。
なんて想像しつつ、
早くも私自身、愛着がわきはじめているようです^^。

街並みの目印は、美しく際立つ形であることも重要
ですが、たよりなく古ぼけていたとしても、
皆それぞれの思い出や、ストーリーと結びつく
ことで、かけがえのない
ランドマークになる場合も、あると思っています。

 

狸と出会う。@根岸森林公園

2017年01月20日

IMG_0298

 

根岸森林公園内の園路を早歩きで2周して自宅へ戻る

日課の早朝ウォーキング。。

寒さもあって? 少々さぼりがちだったのですが、

久々にやる気を出し、いざ入園!

2周目、池の周りに差し掛かったところで、

ただならぬ気配です!

横浜根岸で暮らし概ね20年。常に訪れているこの公園で

はじめて狸に出会いました。

というのも、植栽などの造園工事を行う作業員の方が

息をころして見守っている状況に出会い

気が付いた、というのが本当のところ。

池の淵で、甲羅干ししているカメを眺めているようにも、

魚を眺めているようにも見えましたが、

じっと水面を眺めている狸の姿に、

釘付けとなった私。

いつもの公園に、理屈抜きのワクワクがありました。
 

IMG_0295

年末年始は12/30から1/4までお休みさせて頂きます。

2016年12月29日

鶴仙渓01

自然に寄り添い、自然を活かし、自然に学ぶ

夏の終わり、石川県の最南端に位置する名湯、山中温泉に
親族みなで行きました。
緑豊かな自然に囲まれた温泉を楽しみ過ごした最終日、
山あいを流れる渓流、鶴仙渓(かくせんけい)の
遊歩道を散策することに。
軽快なフットワークの子供たちに対し、久々の山歩きで
息があがる我々大人たちの目指した目的地は
赤い傘が印象的な川床のお茶席でした。

川のせせらぎ、心地良い音、光、風、緑。。
お茶を飲みながら皆で穏やかな会話を楽しむ。
川床のお茶席には、程よい癒しと程よい高揚感がありました。
自然に寄り添い、自然を活かし、自然に学ぶ空間には
設計のヒントが沢山あるように思います。

年末年始は、12/30から1/4までお休みさせて頂きます。
古川都市建築計画は、来年も横浜を拠点に、
より魅力ある空間の設計を目指して参ります。
皆さま良いお年をお迎え下さい。

古川達也

鶴仙渓02
鶴仙渓03
鶴仙渓04

柚子の実がなる木と模型?!

2016年12月15日

20161216樹木5

柚子の実がなる木と模型?!

寒くなるこの季節、街並みのあちらこちらで見かける柚子。
常緑の濃い緑の樹木に、
たくさんの鮮やかな黄色の実がつき印象的です。

道を歩いていて、柚子のなる木を見つけると
なぜか柚子風呂に入りたいなあ~と、思ってしまうのは
私だけではないはずです。笑

しかし、ここからは私だけでしょうか?
「柚子の木をみながら、柚子風呂に入ることの出来る空間」
があったらイイなあ!と思ってしまい、どんな空間が可能か
模型を作りながら構想をねることにしたのです。

なぜこんな面倒なことを?!と思うこと無かれ。笑
私にとって模型作りは、手早くイメージを形にする実験。
楽しみでもあります。
また進みましたら、随時ご紹介して参りたいと思います。

20161216樹木1
スポンジパウダーを使ったパーツをフラワーアレンジ用の
ワイヤーで束ね、イメージした枝葉のボリューム感を模索。

20161216樹木2
20161216樹木3
20161216樹木4
ミニカスミ草のドライフラワーを柚子の実に見立てる
アイディアに気が付き試してみる。中々です^^

 

※合わせてご覧下さい。
柚子の実がなる木と模型?!
柚子風呂を楽しむ空間の断面スケッチ
柚子風呂を楽しむ空間の模型制作
『柚子風呂パビリオン』の提案
『柚子風呂パビリオン』発表会 in CERA

 

山の彫刻と出会う。@日本寺

2016年11月5日

20161030_1
「百尺観音」とその上方にみえる「地獄のぞき」
 

山の彫刻と出会う。@日本寺

小林一茶や夏目漱石などの文人も訪れ、自らの記録を
残したとされる、千葉県の名所「日本寺」に、
ドライブがてら家族で訪れました。
出っ張りは見晴らし台。。
絶壁は観音像の背景。。
石切り場であった場所と、自然の地形を活かした
境内の配置や造形は、まさに山の彫刻です。

ただひたすら自然の岩山を彫り込むことで生まれた
百尺観音は、自然のパワーと人の英知がぶつかり合った
力強い空間で、特に刺激を受けました。

さて、我々人間の暮らしは、
そこそこ考えられた浅い技術や、行ったり来たり
真似だらけの流行などに、翻ろうされがち。

老若男女、時を超えて親しまれる日本寺は、
時と共に味わいや凄味を増す、植物と石の空間。
きっと100年後も、同じように楽しめる
エンターティンメント空間とも言えます。
モノづくりのヒントが隠れているように思え、
とても良い機会でした。

201610_2
201610_3
見晴らし良すぎ?^^100mの絶壁「地獄のぞき」。

公園の門番?!

2016年10月18日

IMG_7246
 

公園の門番?!

機会あって時々通る坂道を下りながら、ふと気がつく。。

街の小さな公園の入り口に、気になる何かを発見!

高さ1m程度の植栽に、ハロウィンの
ジャック・オー・ランタンが飾り付けてありました。
まるで、公園の門番のように見守り、そして帰る人を
見送っているような佇まいで、楽しい。

そう言えば、この公園。
何気なく、大げさなことは何もないのですが、
目が行き届き、いつもきちんと清潔に
保たれている公園だなあと思っていました。

利活用する近隣住民の方々による管理と
手づくりの飾り付け。
実にシンプルで、丁寧で、ユーモアがあるなあ。

街にこういう公園があるって、素敵ですね。。
 

IMG_7235
IMG_7241
IMG_7239

AA STUDIO 『建築家と話そう!』ご案内

2016年10月6日

IMG_9252
AA STUDIOの様子。実例写真パネル、模型、家づくりなどの
参考書籍、建材サンプルなど、ゆったり楽しめる空間です。

AA STUDIO 『建築家と話そう!』ご案内

「建築家と話そう!」は、横浜元町で、店舗デザインや
家づくり等々のお悩みなど、リラックスした空間で
気軽に建築家と話せて、無料で建築相談が出来る企画です。
担当建築家の日程など、AA STUDIOホームページで
いつでもご確認頂けます。

毎週水曜日、土曜日、日曜日の13:00~18:00
建築家が元町のスタジオに在席していますので、
港散策、元町中華街お買い物、食べ歩き?など楽しみつつ
ぶらりお立寄り頂けるのが特徴です。

IMG_0633
リラックスした雰囲気の空間で、暮らしや建築、家づくりなど
漠然とした疑問や、専門的なご質問まで、予約不要で
ざっくばらんにご相談頂けます。

IMG_9215
みなとみらい線 元町中華街駅から、何と徒歩1分!
美味しいパンの老舗「ウチキパン」さんのお隣です。

IMG_2885
IMG_2877
階段を上がった2階が、AA STUDIO
階段でも、展示パネルやカワイイ模型が皆さまをお迎えします。

IMG_0278
通りのにぎわいが感じられる窓際。開放的で心地良いスタジオです。
クラフトマンシップ・ストリート(通称CS通り)を上から
じっくり眺められる場所は、以外と少ないかもしれません。

IMG_0250
IMG_9260
実は、老舗「ウチキパン」さんのパンを買って、スタジオ内で
食べながら休憩できます。(ウチキパンさんと提携?してます)
パンをかじりながら、建築の話が出来ちゃうのはココだけかも!笑

夕暮れ時のスタジオも、落ち着いたイイ雰囲気です。
終了時間ギリギリまで、お立ち寄りOKですよ!
皆さまのお越しをお待ちしております。是非一度お訪ね下さいね。
IMG_0639

原寸大シン・ゴジラ足跡の再現 @映画撮影の街「洋光台」

2016年08月25日

20160825_0

原寸大シン・ゴジラ足跡の再現 @映画撮影の街「洋光台」

家族4人そろって久々に観た映画「シン・ゴジラ」。
まさに今、日本にゴジラが上陸したなら
街や人々はどうなるか、大変考えさせられる映画でした。

ゴジラが歩きせまるシーンが撮影された、
JR洋光台駅前。
機会あって訪れた、駅近くの広場に、
映画撮影記念イベントとして、原寸大スケール
約20mのゴジラ足跡が再現されていました。

周囲のマンション高さは概ね35mほどなので、
夏の青空にそびえる高さ118mのゴジラは
その3倍以上。想像してみると、面白い。。

広場に面する仮設イベントスペースでは、
一年前に行われた撮影中のスナップ写真や
ゴジラ映画の歴史が感じられる、歴代の複製ポスター
などが楽しめるようになっていました。

20160825_2
20160825_4

木陰のある「立ち寄りベンチ」♪

2016年08月14日

20160814永く楽しむ家ベンチ1
 

木陰のある「立ち寄りベンチ」♪

 

住まいの敷地と道路のちょうど境に設けた木製ベンチ。
花壇の可愛らしい花。背の高い植栽による木陰。
街並みを和らげ、道行く人々が、ちょっと荷物を
置いたり休んだり。。
どうぞご自由にお座り下さい、と語りかける場所。
誰もが心地良く利活用出来る、
ユニバーサルデザインを目指した街角です。

これは、古川都市建築計画で設計しました
永く楽しむ家」の外構で、
「立ち寄りベンチ」と名付けています。
お住まいのご家族から、嬉しいスナップ写真を
送って頂いたので、ご紹介させて頂きました。

ささやかでも、住まいが街に開くと素敵ですね。

20160814永く楽しむ家ベンチ2